近現代史・歴史講座に参加して
昨日11/21(土)は月一度開催される土曜講座に参加して、大変勉強になりました。内容は「上海・幻の名門校ー東亜同文書院生の軌跡からーVHSで観る NHK名古屋製作」でした。
戦後、東亜同文書院は、愛知大学に引き継がれて現在に至っております。当日の参加者の中に、同書院の45期生の二名の方も出席していただき、実際のことなどを詳しくお聞きすることが出来、大変有意義な講座でした。当日の講師は中澤俊子氏(中国研究家・尾崎庄太郎氏の長女)にやっていただくことになって居りましたが、急遽所要が出来てお出でになりませんでしたのは少し残念でした。
尾崎庄太郎氏も同書院の26期生であり、著書「われ、一粒の麦となりて」に詳しく書かれておりますが、日中戦争当時の時代がよく書かれております。今回のビデオでも当時の世相をよく捉えていますので、世間一般に言われている事との間に大分ズレがあります。
特に今回は生き証人も目の前で証言して頂きましたので、実際はどうであったかが、良くわかりました。当時の書院の学生の目から見ても、日本軍部の動きはどう観ても強引であり、無理を強いていて、人間の道理に反していたようです。将来の日本は負けるだろうとの予測もされており、予想通り敗戦となった次第です。
満州事変も当初日本の軍部が自ら線路を爆破しておいて、中国人に濡れ衣を着せ、戦争を始めており、不正義をしています。人間道理に悖ることをしていれば、最初力で強引に他国を制圧していても何時かは負ける運命となるのは、自明であります。
9・11テロ事件もこれと同じことで、これを推進した米・英・日三国の将来も同様の運命となりかねない動きにあります。折角政権交代したので、早く国際社会に対し過ちを詫び姿勢を正す必要があります。そして、9・11を推進した責任者の処分も当然しなくてはなりません。政・財・官・軍部・警察・マスコミのうち、政は交代したので、後の組織も内部交代を急ぐべきであります。
決着を付けておかないと、自民党が次の参議院選で、あの問題の田母神氏を擁立しようと画策している模様であり、何の反省もなく確信犯であります。クーデター未遂事件の責任もうやむやにしており、この動きは決し良いものではありません。
戦前の二の舞は避ねばなりません。起きてからでは遅いのです、起きないように万全を期すべきです。早く文民統制の確立をして、権力をしっかり把握して置かないと、大きな過ちを招きます。以上
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