太陽系惑星群、銀河系宇宙の星間雲に突入を確認!その五
太陽系は、太陽から発生する太陽風によって大きく広まり、幅100億キロある太陽圏によって、太陽系の外から降り注ぐ有害な宇宙線や星間雲などから保護されている。今、ボイジャーは、星間ガスによって太陽風の流れが遅くなっている太陽圏の境界付近を飛行している。
ボイジャー1号は2004年12月に、そしてボイジャー2号は3年後の2007年8月20日にそれぞれ太陽圏に到着した。これが今回の発見を可能にした。
太陽圏の大きさは、いくつかの力のバランスで決定されている。太陽風は太陽圏をいわば内部から膨らませて、これを拡大する動きをするが、一方星間雲は外部から太陽圏を圧縮する。ボイジャーが太陽圏に入ったことで、星間雲の磁場の大きさが明らかとなった。それは、ほぼオファー博士がネイチャー誌で予想した5マイクロガウスであった。
今回、星間雲の強力な磁場の存在が確認されたことは、太陽系は今後同じような星間雲に突入する可能性があることを示している。太陽圏は現在でもすでに圧縮されているが、新たに星間雲に突入すると圧縮はさらに進み、有害な宇宙線が太陽系内部に侵入し、地球上の天候に大きな影響を及ぼす可能性がある。また、宇宙線のため宇宙旅行が困難になる一方、星間空間が狭められるため、宇宙旅行がしやすくなるという側面もある。
こうしたことは、数十万年間で一度現れる現象だという。太陽系が星間雲を抜けて次の星間雲に到着するにはこの位の時間がかかるからだ。オファー博士は「興味深い未来が待っている」といっている。以上である。
この論文は最後に「数十万年後に起こる次の星間雲の突入」に話題を持って行き、今、突入しつつある星間雲の具体的な影響からは話題をそらしているように見えるが、星間雲の強力な磁場によって太陽圏が圧縮され、有害な宇宙線などが太陽系内部に降り注ぐとしていることでは、先のアレクセイ・デミートリエフ博士ときわめて似た認識を示している。この続きはその六に 以上
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