「平成の船中八策」を実現する市民の会、その114[欧州連合における(トルコのEU加盟問題⑧)」
2004年12月13日、Schröder 首相は、トルコのEU加盟を支持する立場を改めて強調し、代替案 の採択を退けた。これに対し、野党 CDU の Merkel 党首は、2006年の総選挙で政権交代が実現した暁には、国の方針を変更すると述べた。また、CSU の Söder 事務局長は、トルコのEU加盟問題を次期総選挙の主要テーマにする計画を示した。なお、同党は、2004年6月の 欧州議会選挙 に際しても、トルコのEU加盟に反対の署名活動を行うとしていたが、後にこれを撤回している。
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2004年12月16日、ドイツ連邦議会は、与党の賛成多数によって、トルコとの加盟交渉開始を支持する決定を下した。野党 CDU の Merkel 外相は、欧州統合史上、初めて、地理的にヨーロッパを超える国との交渉を認める「歴史的な決定」が下されたと批判し、トルコにおける拷問の実態や宗教の自由が保障されていないことを指摘した。 | |||
New 2006年10月初旬、ドイツの Merkel 首相は、ドイツ・トルコ経済フォーラムに出席するため、イスタンブールを訪問した。10月6日のプレス・コンファレンスでは、懸案の トルコのEU加盟問題 についても言及し、ドイツ首相としては、トルコのEU加盟を支援するが、ドイツ・キリスト教民主同盟(CDU)の党首としては、特権的パートナーシップ の構築を提唱すると率直に述べた。 その115に続く 以上
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