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2010年9月17日 (金)

「平成の船中八策」を実現する市民の会、その132[欧州連合における(トルコのEU加盟問題26)」

オーストリア首相、交渉結果に誇り

 2005年10月3日夜、EU加盟25ヶ国の外相は、トルコとの加盟交渉の

枠組みについて合意するに至ったが、オーストリアの抵抗により、

協議は約30時間にも及んだ。24対1という孤立無援の状況下において、

オーストリアは、EU加盟に代わる選択肢

特権的パートナーシップの締結)の導入を断念しているが、10月3日、

同国の Schüssel 首相は、協議の結果に満足していると述べた。これは、

以下のように、オーストリアの要求が受入れられたことによる。


(1)

トルコのEU加盟について決定するにあたっては、

EUの受容力(そもそもEUはトルコを迎え入れるだけの

余力があるかどうか)について検討する。

これは、オーストリアの要請に基づき、初めて、

第3国のEU加盟要件

EU条約第49条参照)の中に取り入れられた。

  リストマーク この要件について 

(2)

トルコのEU加盟に必要な財政的負担は公平

にする。つまり、現在、

イギリスに与えられている恩恵 を見直す。

 さらに、クロアチアとのEU加盟交渉についても決定された

ことは、オーストリアの要望にかなっているが、Schüssel

首相や3日の外相会議の議長を

務めたイギリスの Straw 外相は、トルコとの加盟交渉

開始と関連性を否定している。また、Schüssel 首相は、

最終的に譲歩した背景にアメリカの

影響があったことを否定している。



オーストリアの懸念

 オーストリアが、トルコとの加盟交渉になかなか「ゴーサイン」を出さな

かった理由として、① 2005年10月2日に地方選挙(Stiermark 州議会

選挙)が予定されていたことや、② クロアチアとの加盟交渉開始の交

換条件に利用したことなどが指摘されているが、オーストリアの

Schüssel 首相はこのような憶測を退けている同国が根強く反対した

のは、むしろ、国民の80%がトルコのEU加盟に反対していることにあ

ろう。Graz 大学の Isak 教授(EU法)も世論を主たる理由として捉えている。

 国内の主要政党も、イスラム文化圏に属する国のEU加盟に反対

している。唯一、緑の党は、EU加盟を支持しているが、かといって

、積極的に支援しているわけではない。

 また、オーストリアは、ドイツや他のEU加盟国のように、トルコとの

経済関係が強いわけではない他、トルコの圧倒的大きさを挙げるこ

とができる。なお、オーストリア国内には、13万4500人のトルコ人が

移住しているが(EU内では、フランスやドイツに次いで最も多い)、

国内社会への溶け込みの弱さも指摘されている。





 ドイツ・ミュンヘン大学応用政治学研究所

Centrum für angewandte Politikforschung)の Josef Janning

所長は、オーストリアがトルコとの加盟交渉の開始に根強く反対

した理由として、① 国内政策上の要因の他に、② EU政策上の

要因を挙げている。後者の点について、Janning 氏は以下のよ

うに語っている。


 従来、国内の諸政党が国境を越えて団結し、EUの政治

について見解を明確に主張することは容易ではなかったが、

2004年の欧州委員会の人選 の際には、各党派の主張が

目立った。今回、オーストリアの Schüssel 首相は

保守派(キリスト教民主主義を掲げる諸政党)の代弁者

としての役割を獲得しようとしたものと思われる。



 保守系政党の中でも、特に、ドイツの CDU・CSU は、

トルコのEU加盟に強く抵抗しており、各国の同盟政党に

トルコのEU加盟反対を呼びかけているが、現在、

野党である CDU・CSU は外相会議には参加しえなかった。

そのため、党是を同じくするオーストリア国民党(ÖVP

Schüssel 首相に希望を託していたと解される。


(参照)

Vertretung der Europäischen Kommission,

EU-Nachrichten, 2005, Nr. 35, Seite 6 ("Bürde oder Chance")





区切り線



(参照) Der Standard v. 04. Oktober 2005 (Eiserfrage: Was hat Plassnik wirklich erreicht?)

Die Presse v. 05. Oktober 2005 (Warum Österreich?)

            その133に続く                   以上




  

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