「平成の船中八策」を実現する市民の会、その133[欧州連合における(トルコのEU加盟問題27)」
「加盟交渉手続きの詳細」
交渉は、EU加盟25ヶ国とトルコとの間で行われ、特に、トルコが EU加盟要件 を充足しているかどうかが調査される。EU加盟要件は、EU条約第49条と、いわゆる「コペンハーゲン基準」で定められているが、その他に、トルコは、キプロスを独立国家として承認する必要がある。加盟交渉は個々のEU加盟国と申請国との間で行われることや、EU加盟には全加盟国の承認が必要であることを考慮すれば、キプロス問題 の解決は不可欠であると解される。さらに、2005年10月3日の加盟国外相会議(EU理事会)では、EUはトルコを迎え入れるだけの余力があるか、審査されることが決まった。 EU法の総体系(acquis communautaire)の受け入れ や経済力の強化など、困難な課題がトルコを待ち受けているため、加盟交渉は、10~15年計画で実施されると解されているが、フランスの Chirac 大統領は、全ての加盟要件を満たすには、大規模な文化革命が必要になるとし、全要件の充足を疑問視している。EU財政計画上の理由から、加盟は早くて2014年となる。 |
日 付 (2006年) |
項 目 |
6月 13日 | 「学術・研究」分野 の交渉 |
4月 27日 | テロ防止法改正に対する批判、高まる |
2月 27日 | 「学術・研究」分野の交渉開始 |
9日 | 「学術・研究」分野のスクリーニング作業の終了 |
日 付 (2005年) |
項 目 |
11月 10日 | 欧州委員会の報告書(2005年度版) |
10月 20日 | スクリーニング作業の開始 |
11日 | Kretschmer 代表部長、加盟交渉について語る |
7日 | Rehn 欧州委員、トルコに新法の施行を要請 |
(参照) | 2004年12月の欧州理事会の決定 その134に続く 以上 |
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