また、地球に向ってくる危険な小惑星発見される!
(訳者注) 記事下に実際に撮影された写真等を掲載しておきます。
First potentially hazardous asteroid discovered
Discovery Online 2010.09.28
潜在的に危険がある小惑星が発見される
最新の惑星調査のパンスターズ / Pan-STARRS ( Panoramic Survey Telescope And Rapid Response System ) がその調査計画以来、初めて地球に対しての危険性を持つ小惑星を見つけた。この小惑星は、10月中旬に地球に 400万マイル(約 650万キロメートル)まで接近すると思われる。
物体は直径がおよそ150フィート(45メートル)で、9月16日にパンスターズが撮影した画像から発見された。その際には、地球から 2000万マイル(3200万キロメートル)離れたところにあった。
これは、パンスターズ調査で最初に発見された「潜在的に危険がある物体 ( PHO / potentially hazardous object )」で、小惑星「 2010 ST3」と指定された。
「この物体が近い将来に地球に衝突する可能性はないだろうと思われるが、今回の発見は、パンスターズ計画での惑星調査が、危険な可能性を持つ小惑星をかなり緻密に探査できることが示された」と、パンスターズを運用している、PS1サイエンスコンソーシアム ( PS1SC ) のメンバーのロバート・ジェディック氏は言った。
「PS1望遠鏡(パンスターズ計画の最初の望遠鏡)のメガピクセルの画像と、搭載されている高度なコンピュータ管理システムによって、今まで見つけることのできなかった危険な小惑星が発見できる証明となったと思う」と、スミソニアン天体物理観測所が運営している小惑星センター(MPC / Minor Planet Center)のティモシー・スパー氏は語る。
・ハワイ州マウイ島のハレアカラ山頂にあるパンスターズ計画のPS1望遠鏡。
パンスターズは、その精度によって、太陽系の小惑星の正確な軌道を計算できると期待されている。
今後50年以内に地球に近づきそうな物体は、どのような大きさのものでも「潜在的に危険がある物体」と分類され、慎重に監視される。
写真:小惑星 2010 ST3
Astronomy Now Onlineより。
9月16日に、パンスターズ計画のPS1望遠鏡で撮影された小惑星 2010 ST3 の2枚の写真(緑の円で囲まれた部分)。銀河を背景として動いている小惑星を示している。
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