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2010年11月 4日 (木)

「平成の船中八策」を実現する市民の会、その180[欧州連合における(廃棄物処理の現状④)」

第3章 工業廃棄物に係る問題

1.工業廃棄物の発生量

 欧州連合で排出される工業廃棄物の総量は3.3億トン(1990年)で,

国別ではドイツが8,200万トンと最も多く,英国,フランスがこれに

次いでいる(表6)。
 工業廃棄物は製品の製造過程及び原料の抽出過程から多く発生する。

2.危険工業廃棄物の割合

 工業廃棄物のうち,危険物質の占める割合は7%(200万トン)

程度と推測されている。危険物質の定義は国により異なるが,

一般に危険物質と見なされているのは,金属を含む廃棄物,

有機ハロゲン混合物,酸,アスベスト,燐酸混合物,シアン化物,

石炭酸等である。
 危険工業廃棄物のうち,再使用されたり焼却,化学処理されて

いるのは全体の30%程度で,残りは最終処分場に廃棄されている

のが現状である。危険工業廃棄物の増加率については,

2000年に1990年を基準として20%程度の増加に留めるよう

欧州連合として努力目標が定められている。

表6 工業廃棄物発生量               Eurostat 1995

      国名                      総量(百万トン)

ベルギー                          27(1988)

デンマーク                         2.3(1985) 

ドイツ                            82(1990)                   

ギリシャ                           4(1990)

スペイン                          13(1990)        

フランス                           50(1990)

アイルランド                        1.5(1984)

イタリア                           34(1991)

ルクセンブルグ                       1.3(1990)

オランダ                           7(1990) 

ポルトガル                          0.6(1990) 

英国                             56(1990)

オーストリア                         32(1990)

フィンランド                         10(1990)

スウェーデン                        13(1990)

合計                              330

(参考)

日本(産業廃棄物)                     397(1993)

3.危険工業廃棄物の越境移動問題

 欧州連合では近年危険工業廃棄物を処理するため,

外国へ越境移動する例も現れている。
 1990年当時の危険工業廃棄物の発生量は2,100万トンで,

そのうち92万トン(4%)が処理・廃棄のため外国に移動

された(表7)。
 危険工業廃棄物の動きには二つの方向性がある。

欧州の北から南及び西から東という動きである。これは

危険工業廃棄物の処理に関する規制の厳しい国,

又処理費用の高い国から規制の緩い国,費用の

安い国への動きでもある。
 北から南への動きとしては,危険工業廃棄物が欧州

から南の発展途上国に輸出される場合がある。

この動きは近年増加する傾向にあり,さらに非合法な

移動も見られる。発展途上国では,受け入れた

危険工業廃棄物を処理するための十分な施設や

技術がなく,廃棄物が不適当な形で,また不法に

投棄される場合もあるため,受け入れ国の環境に

重大な影響が出ることが懸念されている。
 西から東への動きで多いのは,欧州連合から

東欧諸国への輸出の増大である。本件については

統計は必ずしも整備されていないが,1988年には

100万トン以上の危険工業廃棄物が,欧州連合から

当時の東独に輸出されたと推定されている。

表7  危険工業廃棄物の発生量と輸出量   Europe In Figures 1995

  国名       総発生量 年  輸入量  輸出量  輸出量割合

             (千トン)   (千トン)  (千トン)

ベルギー                        1

デンマーク      106(1990)    2      13      13 

ドイツ(旧西独部分)6,000(1990)   63     522      9

ギリシャ       450(1990)            0.3      0 

スペイン     1,708(1987)     82       20      1 

フランス     3,958(1990)     458      16       0 

アイルランド     66(1990)           14      20 

イタリア     3,246(1990)               20       0.6

ルクセンブルグ

オランダ     1,040(1990)       199     195      19 

オーストリア     616(1990)      20       68      11

ポルトガル    1,043(1987)      82        2       0.2 

フィンランド     314(1987)      20      12       4

スウェーデン    500(1985)      47      43       9

英国       2,540(1990)       45       1         0

合計       21,400                926      4

(参考)

日本      10,000(1993)   2,889(1995)  0.474(1995)

 当時西独では,1988年に発生した危険工業廃棄物の

11%(68万トン)が東独に輸出されている。東独への

輸出国には,他にオーストリア(5万トン),イタリア(5万トン

),オランダ(3.5万トン),スイス(4,000トン)がある。

その他オーストリアから有毒殺虫剤ジベンゾフラン

4,000トンがチェコスロバキア(当時)へ,1,500トンが

ソ連(当時)へ輸出された。
 欧州連合加盟国相互間の危険工業廃棄物の移動

についても一般的な流れがある。処理費用の高い国

から安い国への移動である。西独の場合,1988年に

発生した危険工業廃棄物のうち20%に当たる

105万トンが国外に輸出された。東独以外の輸出先は,

フランス(12万トン),ベルギー(12万トン),

英国(3万トン),オランダ(1万トン)である。
 大陸諸国から英国への危険工業廃棄物は1983年

の5,000トンから1986年には18万トンに増大した。

これは英国における処理規則がそれほど厳格でない

ための現象であった。しかしその後1987年には8万トン,

88年には4万トンに低下したが,これは英国がより

厳格な欧州連合の規則を適用したためであった。

             その181に続く                      以上

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