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« 「平成の船中八策」を実現する市民の会、その185[欧州連合における(廃棄物処理の現状⑨)」 | トップページ | 殺人的な雹が降る! »

2010年11月10日 (水)

「平成の船中八策」を実現する市民の会、その186[欧州連合における(廃棄物処理の現状⑩)」

(3) 金属類
 再生利用率の高い金属類は,鉄(25%,1990年),アルミニウム

(12%,1991年),プラスチック(6%,1991年)である。
 家庭廃棄物を回収,再生利用した結果,消費が節約される物質

の数量を推定すれば表10のようになる。
 紙類の再生利用促進により大気汚染の防止や水利用の節約

がはかられる。また,金属類の再生利用によって大気汚染や

水質汚濁の防止効果が大きい。

 表10 再生利用の結果消費を免れる物質の数量(推定値)

                   Europe’s Environment 1996

 消費を免れる物質の数量                  再生利用品

                      紙類    ガラス   鉄鋼   アルミニウム

 エネルギー使用量(%)    23~74    4~32    47~74   90~97

 大気汚染(%)            74      20      85      95

 水質汚染(%)            35      -      76      97

 鉱山廃棄物発生量(%)       -      80      97      -

 水の使用量(%)           58      50      40      -                        

(4) 有機物質
 家庭廃棄物に含まれる有機物質の20~25%がエネルギーとして

利用されている。さらに,一部はゴミを堆肥化して肥料として利用

される。堆肥の販路が少ないことが障害となっているが,利用率

の多い国はスペイン(21%),ポルトガル(10%),デンマーク

(9%),フランス(6%)である。

2.再生利用の問題点

 家庭廃棄物中に含まれる物質,特に紙類,ガラス,

プラスチックの再生利用率を平均で50%程度にまで高め,

廃棄物を再資源化する試みが欧州連合で積極的に行われ

ている。しかし,その障害として,廃棄物の回収,分別,

再生のための経費が高いこと及び再生品の販売市場が

少ないという問題がある。特に回収,分別に人手が

かかること,また,回収物の保管に広大な場所を必要

とするため,経費の中に占める人件費,土地代が高

くなり,再生事業の経営が難しいという問題がある。

3.各国における対策

(1) ドイツ
 欧州連合内で家庭廃棄物の再生利用が最も進ん

でいるのはドイツである。ドイツは1991年

「包装材政令」を制定して,容器包装製品を回収し,

再生利用することを製造業者及び販売業者に

義務付けた。
 ビール瓶は回収して再使用される。この場合,

瓶代が製品価格に加算され,消費者が瓶を返却

すれば,預り金が払い戻される仕組になっている。
 プラスチック缶など再使用が難しいものは,

関連企業が共同で回収機関を設立して回収,

再生をしている。回収されたプラスチック容器

や包装材は,細く砕き加熱して粒子状にして,

製鉄所用高炉還元剤や油化原料として使う方法

が検討されている。再生された製品には

「緑のマーク」が付けられる。
 さらに1996年10月に「循環経済・廃棄物法」が

施行された。これは廃棄物を出さないことを

目標に揚げ,やむを得ず出た場合は,

製造業者に回収の責任を持たせ,再生利用の

促進を図っている。紙類,ガラス,堆肥化できる

生ゴミの分別回収に努め,再生利用が困難な

場合のみ廃棄処分することが許される。
 こうした措置により包装廃棄物の排出量は

8%程度減少した。
(2) フランス
 地方公共団体による収集制度を改善する

とともに,製造・販売業者に包装廃棄物の

再生処理を義務づけている。また,収集された

廃棄物は,指定された民間業者により再生処理

が行われている。
 一般に再生利用が事業として成立するためには,

次の条件が必要と見なされている。
(ア) 再生物質が経済的価値を有すること。
(イ) 原料となる廃棄物が多量に存在すること。
(ウ) 再生技術が存在すること。
(エ) 再生品の販売市場が存在すること。
 上記の条件を充足するために,国,地方公共団体

による支援助成が必要と考えられている。

     その187に続く                   以上

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