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2010年11月13日 (土)

「平成の船中八策」を実現する市民の会、その189[欧州連合における(廃棄物処理の現状⑬)」

2 廃棄物処理場

(1) 燃焼の結果発生する重金属,有毒ガス
ア 重金属
 廃棄物処理場における燃焼の結果,水銀,カドミウム,亜鉛等の

重金属が空気中に放出される。放出される割合は,水銀55%,

カドミウム17%,亜鉛は5%程度と推定されている。特に水銀に

ついては焼却炉からの放出の割合が高い(表13)。
イ 有毒ガス
 燃焼の過程で発生するベンゾピレンは有毒な発癌物質である。

また,不完全燃焼の結果発生するダイオキシンも有毒である。

燃焼の結果,大気中に放出される割合はダイオキシン80%,

塩酸60%程度である。
(2) ダイオキシン対策
 発癌性物質のダイオキシンは,その9割が廃棄物焼却場で

発生している。特に多量のダイオキシンを発生する物質は,

漂白剤,溶剤,農薬,ビニールなどの塩素系製品である。
 ダイオキシンは低温下の不完全燃焼の場合に発生する量

が多いので,欧州連合は,24時間稼動の大型焼却炉を設置

することにより廃棄物を完全焼却するよう加盟国を指導

している。また,焼却炉からのダイオキシン排出基準として,

1m3当たり0.1ナノグラム(10億分の1)という厳格な数値を

定めて1997年1月よりこれを実施している。
 焼却後に発生する灰の処理方法として,ドイツでは岩塩の

採掘場跡等地下の深部の穴に密封するという安全対策を

講じている。また,焼却灰を高温で加熱して溶融し,減量化

させる方法も検討されている。

 表13 危険廃棄物燃焼の結果発生する金属量(世界中) 1988年

                焼却による年間  全体排出量中の割合

                  排出量(千トン)          %

    アンチモン            0.67            19      

    砒素                0.31                            3

    カドミウム                           0.75                            9

    クロム                                0.84                            2 

    銅                                     1.58                            2

    鉛                                   2.37                           20

    マンガン                             8.26                           21

    水銀                                  1.16                           32 

    ニッケル                             0.35                          0.6

    セレニウム                          0.11            11    

    錫                 0.81            15 

    パナジウム            1.15                            1

    亜鉛                                  5.90                            4

(3) フロン対策
 廃棄物処理の結果放出されるフロンガスも温室効果を持ち,

オゾン層を破壊する物質であるため,「オゾンを破壊する物質に

関するモントリオール議定書」(1987年)により排出が規制され

ている。その内オゾン層破壊の影響の大きい5種類のフロン

が特定フロン(塩素,フッ素,炭素の化合物(CFC))に指定され

,1995年までに製造が禁止された。この中でフロン系冷媒は

冷凍機,冷蔵庫,空調器の冷媒用に使用されているが,

これについて議定書は回収を定めている。
 もう一つのフロンは塩素,フッ素,炭素,水素の化合物

(HCFC)で,代替フロンと呼ばれ,2019年までに生産を禁止

することになっている。
 これを受けてスウェーデンは1988年に「特定フロン等規制令」

を施行して,特定フロンの放出,製造,販売,使用を禁止した。

また,英国は「環境保護法(1990年)」によりフロンの放出・

製造の禁止を定めた。ドイツの場合はさらに徹底し,

1991年「特定フロン禁止令」を施行し,放出,製造,販売,

使用を禁止するとともにフロン使用メーカーに対し回収責任

を課している。また,罰則として最高5万マルクを規定している。
 欧州連合は,フロンについても,ダイオキシンと同様に

排出基準として1m3当たり0.1ナノグラムという数値を定めて,

処理施設の構造改良と安全管理操業の徹底をはかっ

ている。そして危険廃棄物の焼却炉については2000年

までにこの基準を満たすように改良し,これが行われない

場合には2001年からの操業は禁止される。さらに,2000

年末までには,技術進歩を勘案して基準値の引上げを

行う予定である。

          その190に続く                    以上

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