インドネシアの他の山でも大噴火の予兆か!その二
恐怖の火山「クラカタウ山」も活発化 (下)
近年では1883年に大きな噴火があり、(スンダ海峡)海上に出ていた火山を吹き飛ばし、海中に没しています。(現在、小規模の火山「アナク・クラカタウ山」が再度海上に姿を現しています。)この時の噴火の規模は大きく、アジアだけでなくヨーロッパの気候にも影響を与えました。
ノルウェーの画家ムンクの「叫び」の背景に血の色をした気味の悪い夕焼けが描かれていますが、これは「クラカタウ山」噴火の影響によるものと言われ、地球の裏側からもたらされた影響力の大きさには驚かされます。
この噴火時に起きた津波による死者は36.417名を数え、2004年の「スマトラ島沖地震(による津波)」が起きるまで、この記録は破られなかった規模です。この時(明治16年)日本でも、鹿児島県で津波が観測されました。
現在、この「(アナク)クラカタウ山」が徐々に活性化しています。
9月は火山の下で4回の地震が起きただけでしたが、今月に入り、1日に700回の小噴火を繰り返すようになりました。ジャワ島中央部「ムラピ山」の噴火と完全にシンクロしています。
インドネシア当局より「大噴火」より2つ手前の「警戒宣言」が出されており、付近で漁をしている漁民にも「最低でも火山から4キロ以内には立ち入らないよう」布告が出されています。
また、ここでは触れませんが、インドネシアでは最近噴火した火山もいくつかあり、また噴火の兆候が見られる火山も多く出てきています。
2004年の「スマトラ島沖地震」以来、この地域のプレートが確実に活性化しているということは間違いないでしょう。
今後10年以上に渡り、この地域から目を離せない状態が続くと予想しています。
噴火や地震が小規模なもので終わって欲しいものです。(完)
以上は、「フレッシュビーンズ」さんからの引用です。
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