今度は、空からばい菌が降ってきた不思議!インドで
2010年10月31日
インドの大学の研究で多種の微生物が雨と共に空から降っていることが判明
(訳者注) この記事自体は健康上の問題として、「空から降ってくる雨の中に様々な病原性バクテリアや真菌類などが含まれていることが発見された」という科学記事ですが、私にとっては大変に大きな記事です。
以前、私はなぜ私はこのブログを書いているのかという自己紹介記事の中で、私、訳者自身がパンスペルミア説という学説の完全なる支持者であることを書いたことがあります。その子細はリンクの記事を読んでいただくとして、次のような翻訳記事をアップしたことがあります。
・フレッド・ホイル博士の霊に捧げる:インドに降った赤い雨の中の細胞が 121度の温度の下で繁殖し、銀河にある光と同じ光線スペクトルを発した (2010年09月07日)
上記記事の訳者注で書いた、英国カーディフ大学のチャンドラ・ウィクラマシンゲ教授による1986年にハレー彗星の光線スペクトラムの分析により、「ハレー彗星の構成成分は地球の大腸菌と同じ要素を持つ物質成分と考えられる」という結論に達し、ウィクラマシンゲ博士は論文を発表しました。
つまり、宇宙空間では彗星が大腸菌をはじめとする細菌、バクテリアを運搬しているという学説です。オカルトに聞こえるかもしれないですが、近年の状況証拠と、科学的分析では、このパンスペルミア説はほとんど否定できないところまで来ています。下にこれまで訳した関係記事をリンクしておきます。
・米国ローレンス・リバモア国立研究所で地球の生命が宇宙から来たアミノ酸だという研究発表 (2010年09月16日)
・宇宙空間で553日生きのびた細菌の研究が英国オープン大学から発表される (2010年08月26日)
そして、今回の「雨に大腸菌が含まれる」という発表。
今回これ以上パンスペルミアについて書くつもりはありませんが、遠い宇宙の果てと私たちの日常生活は非常に密接にリンクしていると私は考えます。夢やロマンの話ではなく、単に「宇宙はすべてひとつの物理的サイクルで機能している(のかもしれない)」という、単にそれだけの話です。
長くなりましたが、ここからが翻訳記事です。
なお、この記事での研究を日本に当てはめれば、長く雨が降っていない時期が続いた後の雨には多量の細菌と真菌(カビ類)が含まれているということになります。
Watch out, it's raining bacteria
Daily News Analysis 2010.10.26
バクテリアが降っているから気をつけて
普通に考えれば、この季節の雨での湿り気は悪いことではないだろう。しかし、インドのバンガロール大学環境科学局での研究者たちによる一連の実験によれば、雨からはなるべく離れていたほうが好ましいようだ。
この研究では、大腸菌 ( Escherichia coli ) を含む病原性バクテリアの存在を明らかにした。そして、それは雨に濡れた場合の健康問題を提起している。
研究は1年間続けられ、都市が受けた夏の最初の雨と雹などを含む嵐からサンプルが集められた。研究者たちは、大腸菌を初めとして、連鎖球菌、黄色ブドウ球菌、エンテロコッカス属(腸球菌属)、アクチノミセス属(グラム陽性桿菌)、枯草菌(真正細菌)、ナイセリア属(グラム陰性真正細菌)、マイコバクテリウム属(グラム陽性細菌)などが分離されたことを明らかにした。
研究者たちは、これらのバクテリアは、免疫が抑制された人々、特に子どもたちの間に、髄膜炎、細菌性肺炎、心内膜炎や壊死性筋膜炎のような病気を引き起こす可能性があるとしている。
調査では、大腸菌、シュードモナス属(グラム陰性桿菌)、フザリウム属(真菌)と似た菌類、そして、アルタナリア属(菌類)は人が呼吸するゾーンである地上1.2~2メートルの大気中にも棲息することがわかった。呼吸をするゾーンの上空では、生息数は 68パーセント減った。
バクテリアと真菌類での汚染は雨の後、ランダムに減少した。
「これらの菌類の種は伝染病を引き起こす可能性を持っており、また、深刻な毒性作用を持つ。そのため、アレルギーやガンなどを引き起こす可能性がある。研究では、季節の最初に降った雨が、土の表面と他の源(水源など)からのバイオ汚染放出源として強く作用することがわかった。これらは明らかに人類に有害だ」と、研究者のナンジーニ博士は言った。
また、夏の間に多くの塵と粒子状の物質が大気圏にあり、それは成層圏に定着しているという。そのために、最初の雨が降った際、大気圏で増えたすべての微生物が大気中から土にまで達してくる。
しかし、その後、規則的な雨季の雨が始まった際には、空気中の微生物の状態はクリーンになる(最初の雨で多くが地上に降り落ちるため)。
また、バクテリアとは別に、最初の雨が降る時期には地上の菌類がバイオエアゾールとして空気中にもちらされる。これは大変に危険で、呼吸系の疾患を引き起こす可能性があるという。
この調査結果は現在、政府に提出されており、特許権を得ている。
次のステップでは、研究で変形や気温などのデータをとり、記録を完全なものにしたいと研究者たちは言う。
以上は「In Deep」さんからの引用です。
今年、2010年に起こった不思議な出来事を振り返りご紹介中ですが、何れも今までの常識では理解出来ないことが数多くあります。この事は何を意味するかと言いますと、現在は、従来の常識は通用しない時期に入りつつあり、大きくいえば人類の転換期であるということです。今までは、地球内部だけの出来事と捉えていたものから、地球を含む太陽系惑星群・或は銀河系宇宙からの影響も考慮した考えを入れるべき時期に入ったのでは無いかと思われます。このように今後は、人類の生存はただ単に地球だけの関係から、宇宙との密接な関係の中で、微妙に保たれ奇跡的に存在していることがますますはっきり判明するものと思われます。人類にとって地球は如何に貴重な存在であるのかを再認識する良い機会だと思われます。それにしても今までは人類が地球を如何に粗末に扱ってきたのかの反省がまだまだ足りません。このままですと人類は自然に愛想を付かされ、淘汰される運命となるでしょう。銀河系宇宙人からの愛の警告です。 以上
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