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2011年1月10日 (月)

「平成の船中八策」を実現する市民の会、その247[欧州連合における(再生可能エネルギー開発問題56)」

4-4 バッテンファル電力会社の風力開発

4-4-1 スウェーデンの風力資源
スウェーデンは、西風ベルト地域に位置し、強風地帯が多く風力開発

に有利である。2001年時点で、約590 の風力タービンが稼動しており、

その数は年々増加している。風力タービンは、主として、スウェーデン

南部のスケーン(Skåne)地域の西海岸地帯並びにオーランド島

(Öland)とゴットランド島(Gotland)に建設されている。18 基の洋上風

力設備を除いて、全て陸上設置である。

風力発電がスウェーデンの電力消費に占める比率は、現在時点では、

ごく僅かであるが、その伸び率は大きく6 年前に比べて10 倍にもなっ

ている。長い目で見て風力は、電力供給分野においてより大きな役割

を果たすことになると期待されている。

風力発電に関する政府の調査研究によると、スウェーデン全体で、

陸上設置の風力発電により30 億kWh から70 億kWh、洋上風力発電

により200 億kWh の電力が得られるとのことである。

4-4-2 バッテンファル社の風力開発研究
(1) 風力タービンの大型化
バッテンファル社は、風力発電の研究開発に25 年の経験をもっており、

風力市場でも先頭を切っている。1 例を挙げれば、バッテンファル社が

開発したLyse2風力タービンは、2枚羽根風車で、スウェーデンで最新

の軽量機種である。このデザインは、その後、Nordic1000(図-2)に

発展している。Nordic1000 は、Lyse2と同じ技術に基づいているが、

Lyse2 の2 倍以上の出力がある。一般に、出力が大きくなればなるほど

発電コストは低くなる。バッテンファル社によって建設されたネースデン

(Näsudden)Ⅱ風力発電所(ゴットランド島)の風力タービン出力は3MW

であり、スウェーデンはもとより欧州でも最大ユニットである。

図-2 Nordic1000

(2)寒冷地における風力発電
1998 年にバッテンファル社は、Stora Lule River valley 峡谷上流の

Suorva 北極地域にスウェーデンで最初の風力プラントを建設した。

このプラントは、“Lappish の風力男”を意味するBiegg-Ål`mai の

コードネームがつけられ、寒冷地における風力プラントに関する重要

な経験と知見をもたらした。風車翼の氷結を防止するための

ヒーティング装置や風速・風向きを測定するためのセンサー、氷結検

知装置、ギア・ボックス暖房装置等の付帯装置に関して重要な情報

が得られた。また、深い峡谷によるトンネル効果により、平均風速

7m/s 以上の強風が得られることが判明した。

(3)洋上風力発電
バッテンファル社は、スウェーデン南部のBlekinge 郡の東海岸沖に洋

上ウインドファームを建設するために、パイロットプラントを設置して調

査研究を進めている。建設に必要な全ての許可を得るには1年以上

が必要なので、建設に着手するまでには早くとも2003 年以降となる。

第一段階として、3.5MWの風力タービン3基ないし7 基の建設を予定

している。(4)水力発電と風力発電との組み合わせダム式水力発電

に風力発電を組み合わせると非常に良い結果が得られる。風力発電

が稼動している期間、水量がダムに蓄えられ、風が無くなった時には

水力発電が風力発電を代替する。さらに好都合なことには、ダムの貯

水量が少なくなり、かつ、電力需要がピークとなる冬季において、風力

発電は最大の出力が得られる。このため、バッテンファル社は、自社

所有の水力発電所に風力発電所を建設する計画を進めている。

表-5に、バッテンファル社が所有運転する風力発電設備を示す。

    その248に続く                      以上

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