米国中西部のニューマドリッド断層地震帯の最近の不気味な動き!
2011年01月05日
米国アーカンソーの鳥と魚の大量死をめぐるブログより(1)ニューマドリッド断層地震帯
(訳者注) 米国のアーカンソー州で 2010年の大晦日に、数千羽の鳥が大量死して空から落ちてきた事件と、その近くで10万匹にのぼる魚が大量に死んでいたのが見つかった事件は、あまりにも劇的な事件だったこともあり、日本語のニュースでも大々的に報じられていますので、事件そのものはそちらをご覧下さい。
・落下した鳥、5000羽に 米国、まるでヒチコック映画 (朝日新聞 2011年01月03日)
・鳥5000羽と魚10万匹が謎の大量死 アーカンソー州 (CNN 2011年01月03日)
日本語の報道では、気象とか花火とかの影響として幕を閉じようとしています。しかし、米国ではメジャーメディアまでもが陰謀理論ベースに乗った話の流れとなってきており、大体、主流の意見としては、
・米軍の秘密武器テスト
・HAARP などの気象兵器
・この世の終わり
というような感じになっています。
それはそれでともかくとして、ここでは、それらの流れとは違った意見のふたつのブログをご紹介しようと思います。
最初は、The American Dream。
このアーカンソー州では、群発地震も増加しているのだそうで、一連の事件とこれらの関係を懸念した記事です。
(参考資料) ニューマドリッド地震帯より。
ニューマドリッド地震帯は、アメリカ合衆国中西部にある地震帯で、イリノイ州、ミズーリ州、アーカンソー州、ケンタッキー州、テネシー州、ミシシッピ州の6つの州にまたがる活断層帯である。ニューマドリッド断層ともいう。約300年から500年間隔で大地震を引き起こすと考えられており、近年発生した地震では1811年から1812年の冬季に連続して発生したニューマドリッド地震である。
Is The New Madrid Fault Earthquake Zone Coming To Life?
The American Dream 2011.01.04
(※) 文中に貼られている動画はそのまま載せていますが、すべて英語の動画ですのでご了承下さい。
ニューマドリッド断層地震帯が活発化している?
アメリカ合衆国の中央部で今、何が起きているのだろう?
何千羽もの鳥が死んで空から降り、何万もの魚の死骸が川岸に漂着する。
そして、まったく予想外の場所で地震が発生し続ける。
人々はこれらすべてに気がおかしくなりそうな状態に陥っている。
さて、これを語る1つの理論として、ニューマドリッド断層帯が再度活発化しているということが考えられている。
ニューマドリッド断層帯はカリフォルニアのサンアンドレアス断層地帯の6倍の大きさがあり、これは、イリノイ、インディアナ、ミズーリ、アーカンソー、ケンタッキー、テネシーとミシシッピの広い範囲をカバーしているものだ。
これまで、アメリカ合衆国史の中で起きたもっとも大きな地震は、ニューマドリッド断層に起因したものであり、現在、このニューマドリッド断層帯が再び活発化しているのではないかという懸念があるのだ。
もし仮にこの「殺人地震」が再び我々を襲うことがあれば、私たちの生活は永遠にその姿を変えさせられてしまう可能性がある。
最近起こった様々な出来事は、人々にニューマドリッド断層への注目を多少注がせるようなものだったかもしれない。少し列記すると...。
・アメリカ地質調査所( USGS )によると、9月からだけで、アーカンソー州中部で、 500回以上の地震が記録されている。
・ 2010年12月30日にインディアナ州の中央北部で発生したマグニチュード 3.8の地震は「前例がない」と言われている。この地震は、地割れが起きたほど強いもので、揺れは、オハイオ、イリノイ、ウィスコンシンとケンタッキーで感じられた。
・12月31日の大晦日、アーカンソー州のビーブ町で 3,000羽以上のブラックバード(ハゴロモガラス)が死んで空から降ってきた。鳥の大量死体は、クリスマスのにケンタッキー州でも見つかっている。
・ルイジアナ州でも、約 500羽のブラックバードとムクドリが大量死している。
・約 100,000匹の魚が先週、アーカンソーの川で大量死しているのが見つかった。
・ 2010年12月30日にインディアナ州の中央北部で発生したマグニチュード 3.8の地震は「前例がない」と言われている。この地震は、地割れが起きたほど強いもので、揺れは、オハイオ、イリノイ、ウィスコンシンとケンタッキーで感じられた。
・12月31日の大晦日、アーカンソー州のビーブ町で 3,000羽以上のブラックバード(ハゴロモガラス)が死んで空から降ってきた。鳥の大量死体は、クリスマスのにケンタッキー州でも見つかっている。
・ルイジアナ州でも、約 500羽のブラックバードとムクドリが大量死している。
・約 100,000匹の魚が先週、アーカンソーの川で大量死しているのが見つかった。
これらが起きた原因について何か適切な原因が説明されてきただろうか?
それはすでにされているかもしれない。しかし、これらのすべてがニューマドリッド断層の周囲で起きているという事実が若干気になるという話はある。
約 200年前、1811年と1812年に、ニューマドリッド断層で、強力な4つの地震が発生した。4つのすべての地震はマグニチュード7より大きかったと推定されている。この地域を襲った最後の地震は、1968年にイリノイ州のデールで発生した マグニチュード 5.4の地震だった。
もし、本当の「殺人地震」が、こんにち、ニューマドリッド断層に沿って発生した場合、セントルイスのような年、そして、ミズーリやメンフィス、テネシーは完全に破壊される可能性がある。
残念ながら、これは誇張ではない。
以下の動画は、1811年と1812年に発生したニューマドリッド断層の地震がどれだけパワフルなものであったかを説明している。
このようなことが現在の世の中に起きる可能性があるのだろうか?
しかし、これこそが現在、多くの地震学者たちが恐れているるものなのだ。それほど多くの科学者がなぜニューマドリッド断層帯をそれほど心配するのかについて、ABC ニュースがレポートしている以下のビデオを参照されたい。
ひとつの興味深い理論としては、2010年の BP の原油流出によって解き放たれた「油火山」が世界のいくつかで新たな地震活動を誘発しているかもしれないというものがある。
引退した地質学者であり地球物理学者のジャック・M・リード氏は、40年以上、メキシコ湾の地質学を研究していた。リード氏は、メキシコ湾が現在地質学的に活発であり、そして、メキシコ湾がニューマドリッド断層に沿った大部分の地震活動の原因となっていることを確信している。
リード氏によると、ニューマドリッド断層帯がメキシコ湾で「深い場所の構造地質(テクトニクス)」に直接、接続しているという相当な証拠があるという。(リード氏の論文)
そのような歴史的な地震がニューマドリッド断層沿いに発生した場合、イリノイ、ケンタッキー、ミシシッピ、インディアナ、アラバマ、ミズーリ、アーカンソーとテネシーのなどのような周囲の州に与えられる損害の規模の大きさは、想像もつかないほどだ。
テネシー州非常事態局のジェレミー・ハイト氏は、ニューマドリッド断層沿いに大地震が起きれば、この地域の生活は何もかも変わってしまう可能性があるという。
「すべての通信はシャットダウンするだろう。制空コントロールができなくなり、空の便もすべて閉鎖される。鉄道、港も同様だ」と彼は言う。
イリノイ大学での最近の研究によると、ニューマドリッド断層に沿ったマグニチュード 7.7の規模の地震が発生した場合、死者 3,500人、負傷者 80,000人以上が発生し、 700万人以上が家を失うとされる。
だとすると、地震の規模がマグニチュード 8.0ならどうなる?
8.5なら?
あるいは 9.0なら?
ニューマドリッド断層沿いの強力な地震がアメリカ中央部の地理的な条件をさえ変えてしまう可能性があるという人たちさえいるのだ。
そのような出来事が起きれば、我々アメリカ人の経済は完全に一掃されてしまうだろう。なので、今はそういう猛烈な地震がニューマドリッド断層を襲わないことを望むだけだ。そして、そう祈りたい。
米国経済はすでに災害的な危機に瀕している。そして、災害はこの脆い仕組みのすべてを完全に崩れ落ちさせる1つの大きな打撃となり得る。
ハイチで何があったか思い出してほしい。
マグニチュード 7.0の地震によって、230,000人の命が奪われ、その悲劇を言葉で表現しようとすることさえ難しいような激しい荒廃が起きた。
下の写真は、その災害の余波の間、死体がどのように道路に通り積み上げられていたかについてを示している。下に描かれるような場面のが私たち米国の都市に起こらないことを望み、そして、祈りたい。
タグ:ニューマドリッド地震
以上は「In Deep」さんからの引用です。
従来から地震の殆んどない米国中西部に最近頻繁に地震が発生するようになったようです。西海岸のカリフオルニアは良く地震が起きますが、中西部にも地震が起きるようになり、また巨大噴火地のイエロー・ストーンも昨年より群発地震が急増しており、そろそろ大噴火になりそうな予兆が出てきています。これらが本格的に活動しますと米大陸には人間が住めなくなることと、地球の気候も大変動しますので、それこそ人類の危機となります。そのためこの動きは大変重要ですから、今後も十分注意して情報を知る必要がありま
す。 以上
« 「平成の船中八策」を実現する市民の会、その244[欧州連合における(再生可能エネルギー開発問題53)」 | トップページ | 「平成の船中八策」を実現する市民の会、その245[欧州連合における(再生可能エネルギー開発問題54)」 »
「地球自然科学」カテゴリの記事
- 緊急インタビュー! 巨大地震を的中させまくる木村政昭・名誉教授が語った、“危険度MAX”な場所とは!?(TOCANA)(2024.09.01)
- 石油はじゃぶじゃぶあります。化石燃料でも何でもありませんwww(2024.06.28)
- 2024年4月8日の米国の皆既日食に向かって進行する混乱と人命毀損の段階(2024.04.02)
- これが、「地球に大きな変化が訪れる」理由です。(2024.04.10)
- 「米国の7つのエルサレム」上を通過した2017年の皆既日食から7年、今年の皆既日食は「米国の7つのニネベ」上を通過する(2024.04.13)
« 「平成の船中八策」を実現する市民の会、その244[欧州連合における(再生可能エネルギー開発問題53)」 | トップページ | 「平成の船中八策」を実現する市民の会、その245[欧州連合における(再生可能エネルギー開発問題54)」 »
コメント