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2011年1月13日 (木)

もう食料危機が始まっています!インドの実情は!

2011年01月09日


インドの農民の自殺者数が過去最大に

(訳者注) 最近、いろいろとニュースが多く、食糧問題にふれることができなかったのですが、実は最近の世界の最も大きな懸念は、明らかに食糧問題に移項している印象を強く受けます。これに関しても世界的なニュースはとても多いのですが、日本語のサイトで、古くから的確な食糧と農業問題の報道を紹介して下さっているサイトのひとつに「農業情報研究所」がありますので、そちらをご参照下さるとよろしいかと思います。

今回紹介する本文は、インド農民の自殺数が過去最大になった報道ですが、農業情報研究所にある他の各国のニュースリンクとその見だしなどもいくつかご紹介しておきます。食糧危機と食糧戦争は「近い」のではなく、すでに始まっていることがわかります。そして、食糧問題では日本はもっとも深刻な影響を受ける国のひとつであることは厳然たる事実です。各ニュースの説明は、農業情報研究所の解説からの抜粋です。

インドとパキスタン間でタマネギ戦争勃発 (dawn 2011.01.07)

食料価格高騰が続くインドでは、主産地であるマハラシュトラの季節外れの雨で、カレー作りに不可欠のタマネギの価格の暴騰が食料インフレに拍車をかけている。

そのインドに対しパキスタンが、国内価格安定策としてインドへのタマネギの陸路輸出を禁止した。インドは即座に報復、40の野菜取引業者が、我々が野菜(タマネギ)を必要としているときにパキスタンは必需品の輸出を禁止したと、逆にアターリー・ワガ国境を通ってのパキスタンへの野菜輸出を停止すると決めた。

2010年12月のFAO食料価格指数 史上最高に (国連食糧農業機関 2011.01.05)

1月5日に発表されたFAOの最新データによると、昨年12月の世界食料価格指数が2008年6月の史上最高記録:213.5を超える214.7に達した。

食料価格指数は、各商品グループ(肉類、乳製品、穀物、食用油、砂糖)の価格指数を、各々の2002-2004年の平均輸出シェアで加重平均したものである。世界的天候異変で供給不足が懸念される砂糖が史上最高を大きく超え、同様に穀物と食用油(ナタネ、大豆等油料種子やパームオイル)も高騰、史上最高に迫ったことが、食料価格指数を史上最高に押し上げた (下図参照)。

fao_food_price_index2.gif

インドネシア貧困家族 値上がりしたコメの代用主食で6人兄弟が中毒死 ( Jakarta Post 2011.01.07)

今年最初の週末、インドネシア中ジャワ島ジュパラ県の6人兄弟が食中毒で死んだ。伝統的なコメ代用食、ヤシ砂糖で甘味を付けたティウル(tiwul)と呼ばれる菓子の毒に当たったと見られている。この件につき、ジャカルタ・ポスト紙社説は、次のように言う。

「これを人道的悲劇と見るのは誇張かもしれないが、この死は、この国の多くの人々が常に直面している絶望的貧困を雄弁に物語る。これは、商品価格高騰で人々の購買力が失われる今後何か月の間に情況は一層悪化するだろうという警報としても役に立つ」。

「伝統的に、ティウルはコメの安価な代用品として、貧困と結びついてきた。ジュパラの粗悪ティウルで死んだ人たちは、週に15万ルピア(16米ドル≑1300円)から20万ルピアしか稼げず、9人を養わねばならない貧困家族の一員であった。家族は、異常な天候、自然災害、害虫の攻撃による供給不足で価格が暴騰したためにコメを買えなくなり、事故の2週間前に主食をティウルに切り替えた」。

また、アルジェリアでは新年すぐに食糧価格の高騰に端を発した「食糧暴動」が発生しており、現在も拡大しており、世界中で大きく報道されています。実はアジア・アフリカ関係で現在もっとも報道の数が多いニュースのひとつがこのアルジェリア食糧暴動です。日本のテレビは私は見ていないですが、やはり大きく取り上げられているのではないでしょうか。

動画を見ると、投石中心のほとんど素手同然の反抗ですが、街の荒れ方でその激しさがわかるかと思います。子どもも参戦しています。



昨年の夏、プラウダの記事で、食糧価格の異常高騰の中で世界的な飢餓暴動を予測する専門家たち (2010.08.13)というものをご紹介したことがありますが、上の動画のような光景が世界中で見られるようになることと思われます。

実はあまり知られていないかもしれないですが、昨年の例では、小麦の世界在庫は 2.4ヵ月分しかありません(さらに減っているかも)。つまり、たった3ヵ月で世界は食糧による大混乱に陥る可能性は常にあります。

今後の世界は戦争や自然災害で死ぬ人よりも飢餓と栄養不足で死ぬ人のほうがはるかに多いと考えます。

肥料の問題等も含めて、日本の農業も近い将来、危機に瀕することは避けられない感じです。私自身も、自分の死に方としては将来的には飢餓で死ぬ可能性がもっとも高いと考えますし、それは現在の日本人である私にふさわしい死に方だとも思っています(私を含めた日本人は今まで食べ物の価値を粗末に考えすぎました)。

またも、前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本文です。




17,368 farm suicides in 2009
The Hindu (インド) 2010.12.28

2009年にインドの農民 17,368人が自殺した

インドの国家犯罪記録局(NCRB)のデータによると、2009年の1年間で、少なくとも 17,368人のインドの農民が自殺したことがわかった。これは 16,196人を記録した 2008年を 1,172人上回っており、過去6年間での農民の自殺者の数としては最悪を記録した。

国家としての自殺統計が集計され始めた 1997年からのインド農民の自殺者の総計は 216,500人に達している。

自殺した農民の数が多い自殺ベルト地帯は、マハラシュトラ州、カルナタカ州、アンドラ・プラデシュ州、マディヤ・プラデシュ州、チャッティスガル州の5州で、自殺者はこの地域に集中している。

2009年のこの5州での農民の自殺者数は 10,765人で、農民の自殺者全体の 62パーセントを占めている。

マハラシュトラ州は10年連続して、最も自殺者の数が多く、2009年は 2,872人が報告された。2番目はカルナタカ州で、 2,282人の農民の自殺を記録した。

インド農民の自殺の調査研究をしている経済学者のK・ナガラジュ氏は、「農家の人口は減っているのに、農民の自殺者の数は増加している。これは農業危機がなお強く浮上していることを確認するものだ」と述べた。

マハラシュトラ州の 1997年からの自殺者の総数は 44,276人で、これは 1997年からのインド全体での農民の自殺者数 216,500人の約5分の1にあたる。

上記5州以外でも、タミルナド州では 2008年の 512人から 1,060人と、その数をほぼ倍にした。

インド全 28州のうちの 18州で、2009年がもっとも高い農民の自殺数が報告されている。

インド国家犯罪記録局の農場と農民に関しての統計は 1997年からの 13年間分が存在する。1997年から 2003年までの最初の7年間の農民の自殺者の総計は 113,872人だった。1年の平均は 16,267人となる。次の6年では 102,628人で、農家での1年の平均自殺者の数は 17,105人だった。

これは、 2004年から 2009年の間に 1日平均 47人の農民が自殺したことを意味する。あるいは、30分に1人の農民が自らの命を絶っているという計算にもなる。




参考資料:記事中のインド各州

州情報はインドチャンネル-各州別情報地図より。地図は訳者による。

india-states.png

・マハラシュトラ州 人口 9680万人 / 識字率 77%
・カルナタカ州 人口 5270万人 / 識字率 67%
・アンドラ・プラデシュ州 人口 7570万人 / 識字率 61%
・マディヤ・プラデシュ州 人口 6040万人 / 識字率 64%
・チャッティスガル州 人口 2080万人 / 識字率 65%



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In Deep 内の過去の関連記事:

インド:500万トンの備蓄穀物がネズミに食べ尽くされ、残る多くもインフラの不備で腐敗し続けている (2010年09月01日)

3月から続くインド史上の記録にもない異常高温で多数が死亡し続けている (2010年06月15日)

なお、いくつかの報道では、現在2011年1月のインドの気温は、首都のニューデリーなどを含めたインド北部で異常な寒波に襲われているようです。

delhi_temp0701.jpg

上の写真は現地のテレビ報道より。
以上は「In Deep」さんからの引用です。
世界的な異常気象のために、穀物が不作で食料の在庫が急減中です。当面は価格が急騰するものの購入できるのですが、その先は、自国民の食料確保優先のために輸出してくれない状況が出てくるものと思われます。このような供給不安な時期に現内閣・菅内閣はTPP加入を強行しようとしています。狂気の沙汰です。このような時期は食料自給率の向上が何より重要な絶対条件です。                     以上

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