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« 疑惑のデパート・検察審査会の問題点! | トップページ | 中東情勢は北東アジアに影響する! »

2011年2月25日 (金)

「平成の船中八策」を実現する市民の会、その293[欧州連合における(言語問題29)」

117カ国

世界エスペラント協会(UEA)は、オランダのロッテルダムに本部を置く

世界規模のエスペラント語組織です。117カ国からのメンバーを抱え、

ユネスコと協議関係を結び、国連とも情報交換を行っています。世界

エスペラント協会は、主として年会誌を発行し、毎年開かれる世界会

議を企画・運営しています。さらに年間を通じて、世界中のエスペラン

ト語のコースやセミナー、特別会議、催し物、その他の興味深い会合

が開かれています。様々な国から約50人のエスペラント語専門家が

集まり、エスペラント語とその発展に関し、最高責任を有する学会を

開きます。この学会では、エスペラント語に関する決定事項やアドバ

イス、言語学に関する興味深い話題などを掲載した、学術誌を発行

しています。

世界青年機構

TEJOはエスペラント語の世界青年機構です。TEJOでは、世界中の

何千人ものエスペラント語話者の住所を掲載した“Passporta Servo”

という本などを発行しています。また、地元ガイドとして、ボランティア

活動に参加している人たちのネットワークに関する同様の本

“Amikeca Reto”も発行しています。このTEJOを通じ、国際奉仕団体

のボランティア活動に参加する事もできます。

医師や医療スタッフ、作家、ジャーナリスト、鉄道職員、研究者、

数学者、音楽家、法律家など、専門家のための様々なエスペラント語

団体があります。これらの団体では、会議を開き、専門用語に関する

エスペラント語の語彙を検討しています。団体の多くは会誌を発行して

います。また彼らは専門書の翻訳も担当しています。

サイクリストとバハーイ教徒

エスペラント語話者のためのコミュニティーはたくさんあります。例えば、

サイクリストや目の不自由な人、チェスをする人や仏教徒といった人た

ちのためのコミュニティーもあります。

国連で何年も通訳として働いた経験をもつ、スイス大学の講師クロード

・ピロン(Claude Piron)は、パリのユネスコシンポジウムで、次のように

語りました。

「子供の頃、彼らは私にこう言いました。『道を尋ねることを怖がっては

いけない。口を使って話しなさい。そうすれば世界の果てまで行くことが

できるだろう。』と。しかし、ほんの数マイルばかりも行くと、人々は別の

言葉をしゃべっていました。彼らに何を聞いても全くむだでした。」

「彼らはこう言いました。『ほかの国の人と話ができるように学校で語学

を学びなさい。』と。しかし90%の大人は、学生時代に習った外国語を

使って、自分の思うことを十分に表現できないのです。」

「彼らはこう言いました。『英語が使えれば、世界中どこに行っても困ら

ない。』と。でも、私はスペインのある村で、フランス人の車とスウェー

デン人の車の事故を目にしました。運転手も警官も、誰も話が通じま

せんでした。タイ国の小さな町で、地元の医者に、一生懸命自分の症

状を説明しようとしている旅行者を目にしました。それでも彼は医者に

わかってもらえず、途方に暮れていました。国連や世界保健機構で働

くなかで、私は今までに、いくつかの島や、人が住む大陸ならどの大陸

も訪れてきました。しかし、コンゴやポーランド、日本、そのほかにも多

くの地域で、一流ホテルや大きな店、ビジネス関係、空港以外では、

英語がちっとも役に立たないことがわかりました。」

「彼らはこう言いました。『翻訳のおかげで、どんなに離れたところの

文化も知ることができる。』と。しかし、もとの原稿と比べてみると、翻訳

された文章は意味が大きく歪められていたり、省略されていたり、著者

の文章スタイルがほとんど無視されていたりします。私は思わず、

イタリア語の“Traduttore, Tranditore(翻訳者は裏切り者)”という、

イタリア語のことわざを思い出さずにはいられませんでした。」

「第三世界の援助に関し、西欧諸国が現地の文化に十分に敬意を

払いながら行ってきたと、彼らは言いました。しかし、これらの西欧

諸国が言葉の尊厳など少しも考えず、自分たち使っている言葉が

一番コミュニケーションに優れていると信じ、頭から当然のように押

し付けてきたのを私は知っています。英語社会やフランス語社会は、

その文化的圧力をもって、その土地の人々の考え方を変え、太古

の昔から続いてきた文化の良い面さえ容赦なく軽んじ、破壊的な

影響を与えてきたのです。西欧の技術者たちがその土地の言葉を

知らないために、現地の人々を教育するにあたり、数え切れない

ほどの問題を抱えていたのを私は目にしてきました。そして、この

ような地域には、土地の言葉を学ぶための教科書もありませんで

した。」

「彼らはこう言いました。『万人教育は、どの階層の子どもたちにも、

平等な将来への可能性を保障する。』と。しかし、私は発展途上国

の現状を目にしてきました。裕福な家庭では、英語を勉強させるた

めに、子どもをイギリスやアメリカに行かせます。その一方では、

多くの人が国家の政治体制に従うことを余儀なくされ、社会的に

下位の言語とみなされた自分たちの言葉の中に囚われているの

です。彼らには、明るい未来などなく、今までと同じ生活をただ続

けるしかないのです。」

「彼らはこう言いました。『エスペラント語は失敗に終わった。』と。

しかし私は、ヨーロッパ山村の農家の子どもたちが、たった6か月

エスペラント語を習っただけで、日本の人たちと話したり笑ったり

しているのを目にしました。」

「彼らはこう言いました。『エスペラント語は人間らしさに欠けてい

る。』と。しかし、私はエスペラント語を学び、エスペラント語の詩を

読み、エスペラント語の歌を聴きました。エスペラント語を話して

いるとき、ブラジル人や中国人、イラン人、ポーランド人、そして

ウズベキスタンの若者は自信に溢れていました。私は翻訳の元

専門家として、正直にこう思っています。今までにも色々外国語

で話をしてきましたが、エスペラント語で話をしたときほど、心の

奥に届くような、のびのびとした会話をしたことはありませんでし

た。」

「彼らはこう言いました。『エスペラント語は文化をもたないから、

価値がない。』と。私は今までに東欧やアジア、南アメリカのエス

ペラント語話者に会いましたが、そのほとんどが、彼らの国で同

等の社会的経済レベルにある人々よりも、教養に優れた人たち

でした。また、エスペラント語の国際討論会に出席したときも、出

席者の知的レベルの高さにとても驚かされました。」

「私は今まで自分が目にしてきたことを、すべて伝えようとしました。

私はこう言いました。『ほら、ちょっと見てよ!すごいものがあるん

だ!』と。『世界の人々の間のコミュニケーション問題を解決できる

言葉があるんだ!この言葉を2年も勉強すれば、ハンガリーと韓国

の人が政治や哲学について話し合えるようになる。ほかの言葉じゃ

、こうはいかない。この目で見たんだ、それからほかにも…』」

「でも彼らはこう答えたのです。『エスペラント語はちゃんとした言語

じゃない。結局、ただの人工言語に過ぎないじゃないか。』と。」

「私には理解できませんでした。異文化交流という木が豊かに繁る

なかから生まれてきた言葉を使って、男の人も女の人も、自分の

気持ちや心、細やかな思いのひだを口から耳へと届ける、それが

どうして彼らには『ただの人工言語』と映るのか、私には理解でき

ませんでした。」

「私が世界を渡り歩く間に、何を見てきたと思いますか。その土地

の人と一緒に考えたり経験したり、もしかしたらただレシピを教えて

もらいたいだけなのに、空しくあきらめるしかない旅行者の姿を目

にしました。ジェスチャーでのやりとりが、とんでもない誤解を招くの

も目にしました。必要な情報を手に入れようと必死なのに、言葉が

わからないせいで、読むにも読めない人の姿を目にしてきたのです。」

途切れ途切れで、適当な単語も思い浮かばない。変なアクセントで、

要点もはっきりしない。6年も7年も語学を勉強したのに、そんな言葉

しか喋れない人を、私はたくさん目にしてきました。世界中にはびこる

言語の不平等と偏見を、私は知っています。外交官や専門家が

マイクに向かって話し、自分が話している相手ではない別の人の声が、

イヤホンから聞こえてくる。これが、彼らのいう「自然な会話」なので

しょうか?もしそうなら、心や頭から口や耳へと、直接メッセージ届

けることは「人工的」であり、マイクから通訳ブース、通訳ブースから

イヤホンへとメッセージを届けることが「自然」な会話ということになる

のです!もはや人間は、知性と感性を使って問題を解決しようとする

術を、失ってしまったのでしょうか?

彼らは私に多くのことを言いました。しかし、彼らが言ったこととは、

違うことばかり私は目にしてきました。私は、全ての人は自由に言葉を

交わす権利を有する、と宣言するこの社会で、さ迷い、途方に暮れて

います。私は彼らにだまされているのでしょうか?それとも、ただ単に

私がおかしいだけなのでしょうか?

   その294に続く                     以上

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