「平成の船中八策」を実現する市民の会、その296[欧州連合における(言語問題32)」
フランス学士院 科学アカデミー
国際連盟(国連の前身)は、1920年に出された決議案の中で、すべて
の学生が母語と同じくエスペラント語も学ぶべきであるということを強
調して述べました。パリの商工会議所は、1921年、エスペラント語の
使用を奨励することを決めました。また、年を同じくして、フランス学士
院の科学アカデミーが、科学領域においてもエスペラント語を使うこと
を推奨しました。
1923年、4963人の参加者がドイツに集まり、世界会議が開かれました。
今始めなければ
1950年、世界エスペラント協会から、国連に請願書が提出されました。
その請願書には、76か国の労働組合やその他の組織から、
89万5432人の人が署名に参加しました。署名に参加した人々は、
総計1545万4780人の会員を抱える労働組合や組織を代表しています。
その請願書には、他の教科とともに、学校でエスペラント語を教えると
いう提案も含まれていました。その請願書に署名した人の中には、
フランス大統領ヴァンサン・オリオール(Vincent Auriol)を初めとし、
オランダ、ポーランド、オーストリア、チェコスロバキアからそれぞれ4人
の大臣が署名運動に加わりました。ほかにも議会議員405人、語学
教師やその他の語学教育に携わる人々1607人、大学教師と科学者
5262人、教育理論家4万人、そのほか、様々な国の労働者や一般
市民が署名しました。
25万人の日本人
1966年、日本で、学校教育にエスペラント語を導入することを要求する
請願書が、25万人の市民の署名とともに、政府に提出されました。
またイギリスでは、1973年、エスペラント語を推進するために、英国
国会下院に45人の国会議員からなるグループが結成されました。
英語は、今までに課せられていたような国際的役割を果たすには
適した言語ではないという意見が表明されました。1973年、国際社会
主義同盟は、イタリアの社会主義同盟から、エスペラント語を社会
主義同盟内でやりとりするための実務言語として採用すべきだという
提案を受け取りました。国際社会主義同盟はまた、エスペラント語を
学校教育の一環として、教科に取り入れることを奨励しました。この
提案は、後にフランス大統領となるフランソワ・ミッテラン議長
(François Mitterrand)によっても支持されました。1974年、
オーストリア大統領ルドルフ・キルシュレーゲル博士
(Rudolf Kirschläger)は、エスペラント語の導入に取り組む
オーストリア社会主義団体に、彼らの努力を支持する旨の書簡を
送りました。
1986年、中国の北京において、世界エスペラント大会が開催され、
世界54か国から参加者が集まりました。
その297に続く 以上
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