ソマリアの海賊の真相は?
ソマリアの漁師達は なぜ海賊となったのか。
July 28 [Tue], 2009, 16:35
アメリカに支配された日本のマスコミはソマリアの真実を報道しようとはしません。
ソマリアにおこっていることはすべてアメリカの陰謀だからです。
アメリカの陰謀に国連、ヨーロッパ、中国、朝鮮が加担しています。
日本もこの陰謀にひきずりこまれて自衛隊を派遣しました。
デモクラシーナウ
http://democracynow.jp/submov/20090414-1
こちらに動画があります。
4月にソマリア沖の海賊による米国商船の船長拉致と米軍による奪還事件が起こり、
米国のメディアは海賊の話題でもちきりでした。
しかし、ソマリアの漁民をこのような海賊行為に駆り立てている原因はなになのか、
深い議論はなされていません。
ケニア在住のソマリア人アナリスト、モハメド・アブシール・ワルド氏は、
それはソマリア海域で横行するもう一つの海賊行為に対する自衛なのだと言います。
ソマリア沖では長い間、国際社会が話題にしないもう一つの海賊行為が続いていました。
ソマリアで内戦と無政府状態がつづいているのをよいことに、
ヨーロッパやアラブ諸国をはじめ世界中の漁船がソマリアの海で不法操業し、
乱獲によって水産資源を枯らしてしまいました。
おまけに、これらの漁船は置き土産として自国の産業廃棄物を
ソマリア領海に不法投棄して行きました。
ソマリアには、これを取り締まれるような強力な政府がありません。
沿岸の住民や漁民たちが抗議しても、外国船は知らん顔です。
たまりかねた地元の人々は、とうとう自衛のために立ち上がり、
沿岸警備のための全国的な共同組織をつくりました。
有志による沿岸警備隊です。
この組織が、現在、欧米からは「海賊」と呼ばれている、とワルド氏は言います。
ソマリアの「海賊行為」を終わらせるためには、
軍隊を派遣して自国船を護衛するより前に、
打つべき対策がたくさんあるようです(中野)。
八国山だよりより転載
阿修羅にクマのプーさんという方の投稿で、
2009年1月19日付け東京新聞の『本音のコラム』に掲載されていた
堤未香氏の『海賊の正体』という記事が紹介されていた。
<以下引用>
ソマリア海域の海賊事件が急増し、国際海事局が各国に協力を呼びかけている。
海上自衛隊派遣の議論が高まる中でふと思う。
そもそもこの「海賊」は何者なのだろう?
UNEP(国連環境計画)の職員ニック・ナトール氏は英紙のインタビューで、
1990年代初めに欧米の大企業がソマリアの政治家・軍幹部と交わした
廃棄物投棄協定について指摘する。
内容はそれらの企業が今後ソマリア地域沿岸に
産業廃棄物を投棄することを認めるというものでだ。
その後、放射性物質に汚染された地域住民数万人が発病。
国連が調査した結果、有害化学物質によるものであることが明らかになった。
海域を汚染する外国企業に生活手段を奪われ、
いくら訴えても動かない国連に見切りをつけたソマリア漁民は
自ら武器をとり、やがては「海賊」と呼ばれるようになったという。
別な立場の人々に目線を合わせる事は、時にもっと大きな敵の存在に気づかせる。
あるイラク帰還兵は私に言った。
「本当のテロリストは誰なんだ?」と。
現実に起きている惨事への対応は待ったなしだ。
そこに至る状況を作り出してきた時系列での丁寧な検証は、
毎日各地で罪のない人々の血を流し続ける紛争の類似性と、
欲望が作り出すもう一つの世界地図を浮かび上がらせるだろう。
真の歴史教育が変革を後押しする。(ジャーナリスト)
この海域に海上自衛隊を派遣するという話があり、
自国(および他国)の船舶を守るためにはそれも致し方ないことと思っていたが、
こうなると話はまた違ってくる。
ネットで調べると堤未香氏の投稿以前にも、
たとえば、「マスコミに載らない海外記事」というブログでは、
海賊の正体が誰で、なぜ海賊になったかが記載されている
(「ソマリア: CIAが支援したもう一つのクーデターの崩壊」)。
海賊の正体はソマリアの漁師達である。
なぜ海賊となったのか。
彼らが外国船団と欧米企業に生活の糧を奪われ、困窮しているからである。
具体的には
(1)外国船団によるソマリアの魚種資源の略奪と
(2)欧米大企業によるソマリア地域沿岸への有害化学物質および放射性物質の投棄である。
以下、「」の記事を引用すると
(1)外国船団によるソマリアの魚種資源の略奪
2006年に、ソマリアの漁師達は、
外国の漁業船団が、ソマリア国家の崩壊を、ソマリアの魚種資源を略奪するのに利用していると、国連に苦情を申し立てた。
こうした外国船団は、往々にして、ソマリア人民兵を雇って、地元の漁師を恫喝していた。
再三の要求にもかかわらず、国連は対応することを拒だ。
一方、戦略的に重要なアデン湾をパトロールする世界の大国の戦艦も、
有毒化学物質を沖で投棄する船を沈没させたり、だ捕したりしてはくれなかった。
(2)欧米大企業によるソマリア地域沿岸への有害化学物質および放射性物質の投棄
「多くのヨーロッパ、アメリカ、そしてアジアの海運会社、
とりわけスイスのAchairパートナーズとイタリアのプログレッソが、
1990年代初期にソマリアの政治家や軍指導者達と投棄協定に署名した。
これはつまり、彼等は沿岸を毒物の廃棄場として使えるというものだ。
ソマリアが内戦へと落ち込むにつれ、この慣行が広まった。
国連環境プログラムのニック・ナトールは、
「ヨーロッパの企業は、これが廃棄物を処理するのに、
極めて安価であることに気がついたのです」と言う。
2005年のクリスマスに、アジアの津波がアフリカ東海岸を襲った際、
大スキャンダルが明らかになった。
巨大な波がそうしたゴミをソマリア沖の海底から取り除いた後、
何トンもの放射性廃棄物と有害な化学物質が、海岸に流れ寄せた。
何万人ものソマリア人が、このカクテルに接触した後で病気になった
彼等は国連に苦情を申し立て、国連は調査を始めた。
国も国連も何もしてくれなかったので自らの生活や命を守るために
海賊行為をする仕儀に至ったということであろう。
外国の船や企業によって、有害廃棄物や放射性物質により
自分たちの海が荒らされてしまった怒り、悲しみは察してあまりある。
国連はただちに欧米の大企業にこの有害廃棄物の投棄をやめさせ、
漁民たちへの補償金を拠出させ、
各国には海軍を派遣するのではなく、
海賊対策の費用を漁民たちに回して
彼らの生活が立ちゆくように要請することが真の対策になるのではないか。
武力で海賊をたたいても真の解決にはならない。
海賊がいなくなったとしても恨みが永久にのこるだけである。
となれば日本政府がすることは海自の派遣ではなく
有害廃棄物を投棄した欧米の大企業に責任を取らせることではないか。
アメリカのポチに成り下がっている日本政府にできるかどうか疑問ではあるが。
海自を派遣した日にはまたぞろブレジンスキーに(内心で)侮蔑されることだろう。
ソマリアにおこっていることはすべてアメリカの陰謀だからです。
アメリカの陰謀に国連、ヨーロッパ、中国、朝鮮が加担しています。
日本もこの陰謀にひきずりこまれて自衛隊を派遣しました。
デモクラシーナウ
http://democracynow.jp/submov/20090414-1
こちらに動画があります。
4月にソマリア沖の海賊による米国商船の船長拉致と米軍による奪還事件が起こり、
米国のメディアは海賊の話題でもちきりでした。
しかし、ソマリアの漁民をこのような海賊行為に駆り立てている原因はなになのか、
深い議論はなされていません。
ケニア在住のソマリア人アナリスト、モハメド・アブシール・ワルド氏は、
それはソマリア海域で横行するもう一つの海賊行為に対する自衛なのだと言います。
ソマリア沖では長い間、国際社会が話題にしないもう一つの海賊行為が続いていました。
ソマリアで内戦と無政府状態がつづいているのをよいことに、
ヨーロッパやアラブ諸国をはじめ世界中の漁船がソマリアの海で不法操業し、
乱獲によって水産資源を枯らしてしまいました。
おまけに、これらの漁船は置き土産として自国の産業廃棄物を
ソマリア領海に不法投棄して行きました。
ソマリアには、これを取り締まれるような強力な政府がありません。
沿岸の住民や漁民たちが抗議しても、外国船は知らん顔です。
たまりかねた地元の人々は、とうとう自衛のために立ち上がり、
沿岸警備のための全国的な共同組織をつくりました。
有志による沿岸警備隊です。
この組織が、現在、欧米からは「海賊」と呼ばれている、とワルド氏は言います。
ソマリアの「海賊行為」を終わらせるためには、
軍隊を派遣して自国船を護衛するより前に、
打つべき対策がたくさんあるようです(中野)。
八国山だよりより転載
阿修羅にクマのプーさんという方の投稿で、
2009年1月19日付け東京新聞の『本音のコラム』に掲載されていた
堤未香氏の『海賊の正体』という記事が紹介されていた。
<以下引用>
ソマリア海域の海賊事件が急増し、国際海事局が各国に協力を呼びかけている。
海上自衛隊派遣の議論が高まる中でふと思う。
そもそもこの「海賊」は何者なのだろう?
UNEP(国連環境計画)の職員ニック・ナトール氏は英紙のインタビューで、
1990年代初めに欧米の大企業がソマリアの政治家・軍幹部と交わした
廃棄物投棄協定について指摘する。
内容はそれらの企業が今後ソマリア地域沿岸に
産業廃棄物を投棄することを認めるというものでだ。
その後、放射性物質に汚染された地域住民数万人が発病。
国連が調査した結果、有害化学物質によるものであることが明らかになった。
海域を汚染する外国企業に生活手段を奪われ、
いくら訴えても動かない国連に見切りをつけたソマリア漁民は
自ら武器をとり、やがては「海賊」と呼ばれるようになったという。
別な立場の人々に目線を合わせる事は、時にもっと大きな敵の存在に気づかせる。
あるイラク帰還兵は私に言った。
「本当のテロリストは誰なんだ?」と。
現実に起きている惨事への対応は待ったなしだ。
そこに至る状況を作り出してきた時系列での丁寧な検証は、
毎日各地で罪のない人々の血を流し続ける紛争の類似性と、
欲望が作り出すもう一つの世界地図を浮かび上がらせるだろう。
真の歴史教育が変革を後押しする。(ジャーナリスト)
この海域に海上自衛隊を派遣するという話があり、
自国(および他国)の船舶を守るためにはそれも致し方ないことと思っていたが、
こうなると話はまた違ってくる。
ネットで調べると堤未香氏の投稿以前にも、
たとえば、「マスコミに載らない海外記事」というブログでは、
海賊の正体が誰で、なぜ海賊になったかが記載されている
(「ソマリア: CIAが支援したもう一つのクーデターの崩壊」)。
海賊の正体はソマリアの漁師達である。
なぜ海賊となったのか。
彼らが外国船団と欧米企業に生活の糧を奪われ、困窮しているからである。
具体的には
(1)外国船団によるソマリアの魚種資源の略奪と
(2)欧米大企業によるソマリア地域沿岸への有害化学物質および放射性物質の投棄である。
以下、「」の記事を引用すると
(1)外国船団によるソマリアの魚種資源の略奪
2006年に、ソマリアの漁師達は、
外国の漁業船団が、ソマリア国家の崩壊を、ソマリアの魚種資源を略奪するのに利用していると、国連に苦情を申し立てた。
こうした外国船団は、往々にして、ソマリア人民兵を雇って、地元の漁師を恫喝していた。
再三の要求にもかかわらず、国連は対応することを拒だ。
一方、戦略的に重要なアデン湾をパトロールする世界の大国の戦艦も、
有毒化学物質を沖で投棄する船を沈没させたり、だ捕したりしてはくれなかった。
(2)欧米大企業によるソマリア地域沿岸への有害化学物質および放射性物質の投棄
「多くのヨーロッパ、アメリカ、そしてアジアの海運会社、
とりわけスイスのAchairパートナーズとイタリアのプログレッソが、
1990年代初期にソマリアの政治家や軍指導者達と投棄協定に署名した。
これはつまり、彼等は沿岸を毒物の廃棄場として使えるというものだ。
ソマリアが内戦へと落ち込むにつれ、この慣行が広まった。
国連環境プログラムのニック・ナトールは、
「ヨーロッパの企業は、これが廃棄物を処理するのに、
極めて安価であることに気がついたのです」と言う。
2005年のクリスマスに、アジアの津波がアフリカ東海岸を襲った際、
大スキャンダルが明らかになった。
巨大な波がそうしたゴミをソマリア沖の海底から取り除いた後、
何トンもの放射性廃棄物と有害な化学物質が、海岸に流れ寄せた。
何万人ものソマリア人が、このカクテルに接触した後で病気になった
彼等は国連に苦情を申し立て、国連は調査を始めた。
国も国連も何もしてくれなかったので自らの生活や命を守るために
海賊行為をする仕儀に至ったということであろう。
外国の船や企業によって、有害廃棄物や放射性物質により
自分たちの海が荒らされてしまった怒り、悲しみは察してあまりある。
国連はただちに欧米の大企業にこの有害廃棄物の投棄をやめさせ、
漁民たちへの補償金を拠出させ、
各国には海軍を派遣するのではなく、
海賊対策の費用を漁民たちに回して
彼らの生活が立ちゆくように要請することが真の対策になるのではないか。
武力で海賊をたたいても真の解決にはならない。
海賊がいなくなったとしても恨みが永久にのこるだけである。
となれば日本政府がすることは海自の派遣ではなく
有害廃棄物を投棄した欧米の大企業に責任を取らせることではないか。
アメリカのポチに成り下がっている日本政府にできるかどうか疑問ではあるが。
海自を派遣した日にはまたぞろブレジンスキーに(内心で)侮蔑されることだろう。
以上は「ヤマト」さんからの引用です。
今の、日本のマスコミは、大本営発表が多くて、まともに真相報道はしてくれません。その中でも、比較的良心的に報道している「東京新聞」に掲載されたものであるので、それなりに客観性もあり、ある程度信用も出来そうです。
その他の海外のニュースを確認しても同じような情報があり、東京新聞に分がありそうです。我々は現地に行って自分の眼で確認することは出来ませんので、いろんな情報の中から真相を見つけねば成りません。以上
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