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2011年3月 1日 (火)

「平成の船中八策」を実現する市民の会、その297[欧州連合における(言語問題33)」

なぜ一部の人はエスペラント語が国連やEU、

そして世界の国際語になることに反対して

いるのか?

民衆の5分の1は、何にでも反対するものだ。」

ロバート・ケネディ(Robert Kennedy)

エスペラント語に反対しているEUの政治家は、たくさんいます。私が

思うに、彼らEUの政治家のように、高い給料を稼ぐ地位にいる人たち

にとっては、エスペラント語が脅威に映るのではないでしょうか。エス

ペラント語を国連の実務言語として導入することは、政治家自身も

いずれはエスペラント語を勉強しなくてはいけないということを意味

します。しかし、彼らには勉強している時間もないでしょうし、また

エスペラント語を習いたいとも思っていないかもしれません。しかし、

彼らがエスペラント語を勉強しなれば、エスペラント語が話せるほか

の人と交代させられてしまうかもしれません。こんなことでは、エス

ペラント語を導入しようという提案が、ヨーロッパ議会で、多数の

賛成は得るとは思えないのです。このエスペラント語の提案は、

閣僚理事会や、ヨーロッパ理事会のどちらかから提出されるか、

またはこの両方から、多くの現加盟国や加盟予定国からの要求

として、提案されるべきなのです。

エスペラント語に反対している他のグループは、人生のうちの何年

もを語学の勉強にささげ、その知識を生活の糧にしている、通訳者

や翻訳者、語学教師やその他の人々です。

語学に携わる多くの人が(すべてというには程遠い数ですが)、

エスペラント語を失業や、苦しい生計を招く脅威とみなしています。

しかし、語学の素質がある人なら、あっという間にエスペラント語を

習得することでしょうし、エスペラント語の教師の需要も増えると、

私は思うのです。これから来たる言語の過渡期の何年かは、

エスペラント語の知識をもつ通訳者や翻訳者が必要とされるでしょうし、

それに、語学教師や翻訳者は常に必要とされることでしょう。

語学教師と語学に従事する人の多くは、エスペラント語に非常に

熱心に取り組んでいるのです。

専門家が一番よく知っている?

通訳者、翻訳者、語学教師として働いている人たちは、語学の専門家

です。では、彼らに意見を求めなくてもいいのでしょうか。彼らのような

専門家なら、国連やEUがエスペラント語のような国際語を使うことの

メリットを、ほかの人々より、もっとよく理解できるのではないでしょうか。

普通なら、そう思うはずです。しかし実際には、専門家こそが一番

手強い相手なのです。というのも、この言葉の改革により、直接影響

を受けるのは彼ら専門家たちだからです。その例を挙げれば、

切りがありません。

      その298に続く                    以上

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