「平成の船中八策」を実現する市民の会、その300[欧州連合における(言語問題36)」
エスペラント語を学ぶ
エスペラント語の既習者は、他の言語の習得も早いということがわか
っています。エスペラント語の文法は論理的で規則的で、エスペラント
語の文法を学ぶことにより、文法の理解を深めるからです。また、
エスペラント語の語彙の大部分は色々な国の単語からできているから
です。単語の語幹の80%はラテン語やロマンス語から取り入れられて
いますが、そのほかにもギリシャ語、ロシア語、ドイツ語、英語の単語
をもとにしています。また、習い始めて数週間で簡単な会話ができる
ほど、エスペラント語は簡単に学べるので、ほかの言語の学習に関し
ても、積極的に取り組めるようになるのです。こういった理由から、エス
ペラント語を習得すると他の言語の学習も楽になると思われます。エス
ペラント語が明瞭かつ論理的であることにより、学習者の語感を養い、
言語を学ぶための基礎を築くのです。
Malvarma
エスペラント語は構造上、他の言語を習うときほど、たくさんの語彙を必
要としません。語幹に接頭辞や接尾辞を組み合わせることにより、いくつ
もの単語を作り出すことができます。例えば単語の前に malを置くと、
その単語の反意語ができるというわけです。
あたたかい | varma. |
寒い・冷たい | malvarma. |
明るい | lumo. |
暗い | mallumo. |
それでは、「同じ国の人」という言葉を例に説明していきましょう。エスペ
ラント語では、次のようなルールに従い、単語がつくられます。
sam(a) | 同じ 形容詞はすべて最後に a がつく。 | |
land(o) | 国 名詞はすべて最後に o がつく。 | |
ano | 住人 | |
samlandano | 同じ国の人 | |
samurbano | 同じ町出身の人 | urbo = 町 |
saminsulano | 同じ島出身の人 | insulo = 島 |
samlingvano | 同じ言葉を話す人 | lingvo = 言葉 |
原稿 skribo, | 名詞は -oで終わる。 |
書くこと skribi | 動詞は -i で終わる。 |
文面で skribe | 副詞は -e で終わる。 |
書かれた、文書の skriba | 形容詞は -a で終わる。 |
名詞は常に -o で終わる。
その301に続く 以上
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