遂に食料危機の到来か!
中国で旱魃が拡大
◆2月16日
世界的に食糧価格が上昇している。
「食料価格の高騰で貧困層4400万人増加、世界銀行
【2月16日 AFP】世界銀行(World Bank)は15日、食料価格の高騰により発展途上国の貧困層が前年6月以来約4400万人増えたとする報告書を発表した。
食料品価格は2010年10月から11年1月までの間に15%上昇し、2008年のピーク時に迫ろうとしており、食料価格の高騰が貧困層に深刻な影響を及ぼしているとしている。
世界銀行のロバート・ゼーリック(Robert Zoellick)総裁は、声明で「世界の食料価格は危険水域にまで上昇している」と述べ、特に貧困層の拡大への懸念を示した。・・・」
これから天変地異、世界経済の混乱などで、人類の生存そのものが大きく問われるような状況が増大していくようだ。これは今までになかったような、歴史上の大きな転換点だからだ。
そのような中で、この地球に生存が許される存在は、誰か、ということが選別されていくのかもしれない。あまり地球に宜しくない存在は、適者生存で淘汰されていくのかも・・・勿論それは物理的な面だけではない、いやむしろ精神的・霊的な面が重きをなすだろう。金と力と知識に満ちている者たちでも、その心根が腐っていたり、傲慢な者たちは、淘汰の対象になっていくだろう。(ブログ子も自戒に努めているところだが、こればっかりはどうなるやら・・・)
そんな中で、日本も食糧問題では、いつまでも極端な潔癖症ではいられなくなるだろう。少しでも傷んでいたり、古くなると捨てるようなことをしていては、「もったいない」の精神も泣くというものだ。そして、お金を積んでも食糧を売ってくれない、という事態が現実になる日も近い、と認識しておくべきだ。常識では理解できない事態が生じるようになるかもしれないのだから。これからの時代をゆめゆめ、甘く見てはならない。
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●食糧危機の到来を思わせる14の事実
http://endoftheamericandream.com/archives/food-crisis-2011-14-disturbing-facts-that-make-you-wonder-if-the-coming-global-food-shortage-has-already-begun
【2月9日 The American Dream】
2011年は世界的な食糧危機の始まった年になるのだろうか? 食糧価格は急騰しており、供給は厳しい状況で、そのため既に世界中で食糧デモが起きている。充分な食糧を手に入れられなければ、絶望的になるが、すぐに事態が改善するという兆候は見えない。今、世界は食糧を確保するために戦っているが、日がたつにつれ、ますます状況は厳しくなっている。
世界人口は2050年には90億人になると見られている。世界中で飢え死にする人々が多く出てきているが、食糧供給事情が厳しくなってきているので、不幸なことだが飢餓は更に増大する傾向にある。中国の主要な食糧生産地域はこの200年間で最悪の旱魃に遭っている。この冬、オーストラリアとブラジルでは洪水が完璧に農業生産に打撃を与えた(南半球では夏:訳者)。ロシアは昨年の夏の酷かった旱魃の痛手から立ち直ろうとしている最中だ。
世界の気候パターンは過去12ヶ月は、狂っている。これが既に崩壊の瀬戸際にある世界の食糧システムに巨大な圧力を掛けている。
この時点での、世界の食糧ストック量は不気味なほど低くなっている。もしも世界的な飢饉が起きれば、アメリカでさえも長くは持たないかもしれない。アメリカ政府は緊急時用に大量の食糧ストックを保持しているはずなのだが、そうなっていないのだ。
今現在、食糧を確保するための争いが始まっている。食糧の大輸出国だった国々が自分達のための食糧を大量に仕入れている。必需品である小麦、とうもろこし、大豆などの価格は全面的に上昇している。また国連は2011年を通して価格は上昇し続けると見ている。
劇的な変化が無ければ、世界の食糧事情は更に一層厳しくなっていくことだろう。
では、誰が食糧を獲得し誰ができないかということを、誰が決めるのか?
食糧価格が上昇する中、飢える人々が政府の回答を要求して、世界中で更なる食糧争奪の騒乱が起きるのだろうか?
もしも気候パターンが更に悪化したり、あるいは本当にひどい自然災害の連鎖に見舞われるのだろうか? 世界的な経済崩壊が起きたら何がおきるのだろうか?
今は、これらのことは、まだ「生みの苦しみ」だが、事態が更に悪化すれば、世界を揺るがすような恐ろしい食糧不足の事態を見るようになるかもしれない。
以下の14点は、ひょっとして既に世界の食糧不足は始まっているのかもしれない、と思わせられる内容である。
1.アメリカ農務省によれば、アメリカのとうもろこし備蓄は2011年末で15年来の最低になる。
2.国連は1月、世界の食糧価格は新高値を付けた、という。
3.とうもろこしの価格は6ヶ月前の2倍になった。
4.小麦の価格は2010年中ごろから比べてほぼ2倍になった。
5.フォーブス誌によれば、大豆の価格は昨年6月から50%上昇した。
6.国連は世界的な食糧価格は2011年末には更に30%上昇すると見ている。
7.かつてない規模の洪水のため、オーストラリアの冬の小麦収穫に大規模な損害を出した。
8.この冬、ブラジルは経験したことのない最悪の洪水に見舞われた。このため同国の食糧生産で相当規模の損害を出している。
9.世界でも最大の小麦生産国の一つであるロシアでは、昨年夏の極暑の影響をいまだに受けている。実際、ロシアではこの冬小麦を輸入している。
10.中国は長期に継続すると見られている厳しい旱魃に対する準備のために大わらわである。この旱魃は巨大な影響を中国のいくつかの地域に与えると見られている。中国の国営メディアは、山東省では200年來の最悪の旱魃に見舞われていると言っている。この厳しい旱魃に見舞われている地域は、中国の小麦生産地域のほぼ3分の2に拡大している。
11.中国のとうもろこしの2011年の輸入量は、アメリカ農務省が予想していた量の9倍になると思われる。
12.世界の約10億人の人々が夜、腹をすかしたまま眠りについているという。
13.世界のどこかで、3.6秒ごとに1人餓死している。またこの内の75%が5歳以下の子供である。
14.世界でますます食糧が不足してきているので、多くの会社ではさまざまな「混ぜ物」を食品生産に使用しだしている。例えば、ロー・ストーリー社では、中国のある会社は、偽の米を大量生産している、と報告している。それは何割かはプラスチックで出来ているものだ。中国のあるレストラン協会の関係者は、この偽の米をボールに3杯ほど食べると、一つのプラスチック袋全体を食した事と同じになる、という。
我々は最悪に備えることも必要のようだ。
以上は「ROCKWAY EXPRESS」さんからの引用です。
従来は世界の穀倉地帯といわれていた、米国・ロシア・オーストラリア等が最近の異常気象による不作で穀物在庫が急減しています。先行き不安もあり中国などは各国の穀物在庫を大量に輸入しており、先日の胡主席の訪米時に米国のとうもろこし在庫1100万トン輸入を決めている模様です。このような情勢で今年の作柄が不作と成れば、たちまち穀物市場は大混乱間違いなしと思われます。今の菅内閣はこのような状況下でTPP加入を強行しようとしており、全くの狂気の沙汰です。先ず急ぐのは自国の食料自給率の確保が一番大事です。そのためには日本国内の土地利用(農地用に)の自由化であり調整区域の早急な見直し等が急がれます。週休2日制のサラリーマン等にも日曜家庭菜園の進め等が可能な態勢整備が必要です。 以上
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