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2011年3月 3日 (木)

インド・人喰いゾウの悲劇

2011年02月21日


人喰いゾウの悲劇

(訳者注) これは記事にある「インドの人食い象」というようなショッキングなニュアンスのものではなく、なんとなく物悲しいニュースです。

様々な鳥も動物も、あるいは小動物も(多分、人間も)一言では理由を語ることのできない「悲劇のように見える波」に包み込まれているように感じます。ちなみに、記事にはアニマルプラネットで放映された動画もあり、一応記事の下に載せておきますが、動物好きな人には、多分極めてショッキングですのでお気をつけ下さい。象の腹部の解体シーンなどが延々と流れます。

ele-1.jpg

▲ このような映像です。ここからどんどんカメラの前で解体されます。


関係ないですが、今でも強く記憶に残る2年ほど前のオーストラリアのニュース、「野犬の群れが襲撃、豪男性2人食べられる(2009.09.23 AFP)」を思い出しました。オーストラリアで野犬に人が食べられまくっていることが判明したニュースです。襲われているのではなく、「
食糧」にされています。

そのニュースの一節。

検視官は22日、「21世紀のオーストラリアの町で、野犬の群れが路上を徘徊し、住民をかみ殺したり体の一部分を食べたりしているというのは信じられないことだ」と語った。



「動物が人間を食糧にするニュース」は個人的にとても変化の重要な現れだと思っているので、なるべくご紹介し続けたいと思います。

なお、インドでは最近、謎の病気がラクダに蔓延しているというニュースも目にしました。


--


Man-Eating Elephant In India
The Huffington Post 2011.02.18

インドの人食い象

インドのある村でゾウが村を暴れ回り、村人 17人が殺された事態を受け、これを阻止するために村人たちはゾウを殺したが、そのゾウの胃の内容物の DNA 鑑定から驚くべき結果が出された。

このゾウは人間の肉を食べていたのだ。


r-MANEATING-ELEPHANT-large570.jpg

動物学者のデイブ・サルモニ氏は、草食動物のこの衝撃的な行動の責任は人間にあると主張する。

彼が出演したテレビ番組(アニマルプラネット)のクリップで、サルモニ氏は、この「人喰いゾウ」は自分の子どもを殺された殺された後、復讐として人々にこのような振る舞いをしたのだと言っている

また、この地域に住むゾウたちが、畑の拡大のための開発によって住んでいた土地を破壊されるという光景が最近目撃されている。

この開発団の急襲により、ゾウたちの群れは離ればなれにならざるを得なくなり、これによりゾウたちの疲弊が強まったと考えられる。そして、この疲労がゾウを攻撃的にさせたと考えることができるのだという。

最近、ゾウだけではなく、様々な動物が攻撃的になっているニュースを聞く。
ABC ニュースでは、昨年、インドのある村でトラが村民 14人を殺したことを報道した。

しかし、動物学者サルモニ氏は、ゾウに関しては、明らかに人工の怪物、すなわち人間の開発に責任があると述べる。

今後、動物と人間の間に何が起きるのかを決めるのはわれわれ人間の行動と考えかもしれない。


Man-Eating Elephant In India
The Huffington Post 2011.02.18

▲ アニマルプラネットの一部(ショッキングなシーンがありますので、動物好きな方はご注意を)。


--

In Deep の過去の関連記事:

食糧不足のために墓地の人間の死体を食糧にし始めたロシアのクマたち (2010年10月31日)
以上は「In Deep」さんからの引用です。
最近は日本でも野生動物に襲われる例が増えています。これは世界各国ともこの傾向にあります。原因は気候変動に伴う動物たちの食料不足があり、人間の住む場所まで出て来て食料確保しているものと思います。
 したがって、餓死する動物も大幅に増加しているようです。これは何れ人間にも及んでくるものと思われます。これからは各人自分の家族の食べる米と野菜程度は、自給自足を覚悟に準備しておく必要性がありそうです。 時代錯誤も甚だしい鈍菅内閣では全く心もとないし期待も出来ません。 以上

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