ボリビアで地殻変動により壊滅的被害!
2011年03月01日
ボリビアの首都ラパスで地殻変動による壊滅的な被害
南米プレート周辺で続く大規模な地殻変動
▲ BBCの報道より。
(訳者注) 以前、コロンビアのグラマロテという町が原因不明の大規模な地殻変動で被害を受け、「地図から町が消えた」というような報道タイトルが見られるような被害となってしまった自然災害がありました。
(関連記事)
・原因不明の地割れと地滑りで破壊され「7日間で地図から消えた」コロンビアの町 (2011年01月19日)
・災害現場の空に浮かび上がる「欠けた五芒星」と、完全に廃虚と化したコロンビアの町 (2011年01月23日)
--
これに関しては、「欠けた五芒星」だとかいろいろなことも絡んできていたのですが、それはともかく、今回、コロンビアから比較的近いボリビアの首都ラパスで、この地域では経験したことのない地殻変動による地滑り(報道では断層が動いたとなっています)で大変な被害が出ています。
今回の地滑りも、コロンビアの地滑りの時と同様に、最初は「豪雨で」という報道だったのですが、最新の CNN の報道では「突然の地震で」に変わっていますので、地震を含めた何らかの地殻の変動があったようです。
それと、これは上の2つと関係ないことですが、南米プレート絡みであるということもあり、太平洋のイースター島の海域でのマグニチュード 6 の地震のことも記しておきます。
その3つの地点を地図にしました。
ラパスの惨状
文字の記事の前に写真を何枚かご紹介しておきます。
上のトップの写真もそうです。
写真だけでも、その激しさがおわかりになるかと思います。
そして、もっとすごいのは、これだけの災害にも関わらず、「怪我人、死者」共にゼロ(報道では)という点です。コロンビアの災害でも町が消滅したほどの地殻変動だったのに、死者や怪我人については記事になかったように思います。このことのほうがすごいような気も・・・。
ちなみに、このボリビアという国は、Wikipedia によると、国教はローマ・カトリックで、国民の95%がローマ・カトリックを信仰。南米最大の救世主像はこのボリビアにあるようです(下)。
あと、この国の標語に目が行きます。
スペイン語で「 Morir antes que esclavos vivir 」。
意味は、「奴隷として生きる前に死ぬこと」。
ここから CNN の記事をご紹介しますが、記事自体はとても短いものです。
▲ BBCの報道より。
(訳者注) 以前、コロンビアのグラマロテという町が原因不明の大規模な地殻変動で被害を受け、「地図から町が消えた」というような報道タイトルが見られるような被害となってしまった自然災害がありました。
(関連記事)
・原因不明の地割れと地滑りで破壊され「7日間で地図から消えた」コロンビアの町 (2011年01月19日)
・災害現場の空に浮かび上がる「欠けた五芒星」と、完全に廃虚と化したコロンビアの町 (2011年01月23日)
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これに関しては、「欠けた五芒星」だとかいろいろなことも絡んできていたのですが、それはともかく、今回、コロンビアから比較的近いボリビアの首都ラパスで、この地域では経験したことのない地殻変動による地滑り(報道では断層が動いたとなっています)で大変な被害が出ています。
今回の地滑りも、コロンビアの地滑りの時と同様に、最初は「豪雨で」という報道だったのですが、最新の CNN の報道では「突然の地震で」に変わっていますので、地震を含めた何らかの地殻の変動があったようです。
それと、これは上の2つと関係ないことですが、南米プレート絡みであるということもあり、太平洋のイースター島の海域でのマグニチュード 6 の地震のことも記しておきます。
その3つの地点を地図にしました。
ラパスの惨状
文字の記事の前に写真を何枚かご紹介しておきます。
上のトップの写真もそうです。
写真だけでも、その激しさがおわかりになるかと思います。
そして、もっとすごいのは、これだけの災害にも関わらず、「怪我人、死者」共にゼロ(報道では)という点です。コロンビアの災害でも町が消滅したほどの地殻変動だったのに、死者や怪我人については記事になかったように思います。このことのほうがすごいような気も・・・。
ちなみに、このボリビアという国は、Wikipedia によると、国教はローマ・カトリックで、国民の95%がローマ・カトリックを信仰。南米最大の救世主像はこのボリビアにあるようです(下)。
あと、この国の標語に目が行きます。
スペイン語で「 Morir antes que esclavos vivir 」。
意味は、「奴隷として生きる前に死ぬこと」。
ここから CNN の記事をご紹介しますが、記事自体はとても短いものです。
Massive landslide hits Bolivian capital
CNN 2011.02.28
巨大な地滑りがボリビアの中心都市を襲う
突然発生した地震活動が、2月28日にボリビアの中心地ラパスで「巨大な地滑り」を引き起こしたことがボリビアの国営通信社によって報じられた。
ABI 通信社のレポートによると、泥流は少なくとも 800世帯から住居を奪った。
しかし、建物に莫大な被害が出たものの、人的被害は報告されていない。
断層が 80~100ヘクタール(80万~100万平方メートル)に渡って変動したことが原因だと ABI 通信は伝えている。
ボリビアの大統領はこの地滑りでの被害の状況把握のため、この日の遅く、政府の大臣クラスの緊急会議を招集した。
そして、地域に非常事態を宣言した。
(追加の記事)
イースター島での地震
イースター島はロマンを謳いつつも、実際はホテルやディスコが存在する現代的な歓楽観光地になっていますが、まあ、それでも、やはりいろいろと意味ありげな場所ではあります。
このイースター島を私が気にし出したのは2008年頃なのですが、それは「深さ 10キロの地震がたまに起きていたから」ということだけなのですが、最近はまたよく発生しています。なお、以前「この10キロというのは USGS は便宜上でそうしている」というようなことを指摘していただいたこともありますので、大体10キロということでご理解下さい。
2011年03月01日 マグニチュード 6.0 震源の深さ 10.0キロメートル
2011年02月28日 マグニチュード 5.1 震源の深さ 10.3キロメートル
2011年02月28日 マグニチュード 5.1 震源の深さ 10.3キロメートル
と起きていて、マグニチュード6はなかなかの規模だと思います。
プレート挟まれ仲間
このイースター島、個人的な感想として、「存在する位置が日本と似ている」気がするのです。何が似ているのかというと、「共に複数のプレートに挟まれている場所にある」ことです。
これが今回の地震の震源で、イースター島の海域です。
もう少し詳しくすると、
となります。イースター島は大体ですが、赤い星の位置にあります。
太平洋プレートとナスカプレート、南極プレートの3つが交差した場所にあります。なので、まあ・・・よくわかんないですが、たとえば、地球全体でプレートなどの変動が大きくなれば、プレートが交差している場所は影響を強く受けたりするのだろうかと思ったり。
あと、日本の関東。
赤い星の位置で、見ての通りのプレートの交差点。
下の世界のプレートの図を見ていただいてもおわかりかと思いますが、
プレート上にある都市はあっても、プレートが複数交差している上に立っている巨大都市というものはあまり存在しないように思います。イースター島は巨大都市じゃないですが、でっかいのがいるので。
まあ・・・我々が子どもの頃に習ったように、地殻変動でまた大陸がグッチャグチャになってプレート同士が出会うくらいの大変動になれば、モアイとか土偶とかいろいろと出会えそうですね。埴輪とか。
「やあ、モアイくん。顔が濃いねえ」。
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参考資料:ボリビアの国旗
五芒星の話題から、「星のマーク(★)」に興味を持って、国旗なんかを調べているのですが、上記記事でのボリビアの国旗はなかなか具体的なデザインで面白いものです。
遠くから見ると、こんな感じ
なのですが、中央に絵が書いてあり、それはこういう図柄です。
こちらのページによると、盾、マスケット銃、月桂樹の枝、コンドル、ポトシ銀山、アルパカ、木、小麦、ボリビアの地理などを示しているそうです。
そして、上にも書きましたが、このボリビアの国の標語。
「奴隷として生きる前に死ぬこと」
以上は「In Deep」さんからの引用です。
現在、世界各地で起こっている地殻変動は、地球を大きく引き裂いている、大陸プレートに沿って起こっています。これは太陽系惑星群が2012年に本格的に突入しようとしている銀河系宇宙の渦の波にいよいよ近づいてきたために、その渦の波から強力な磁気力を受けて、地球内部の磁気に影響をして、マグマの動きに変化が生じ地球外殻全体が新たな位置を求めて動き出したために、現在の地殻変動が起きているものと思われます。この地殻変動は、地球全体に一巡するまでは終了しないので、かなり長期にわたり続くものと思われます。以上
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