待ったなしの世界の食糧危機!
完全な崖っぷちに立たされた世界の食糧供給
(訳者注) いわゆる「起こるのか起こらないかわからない災害」と比較すると、食糧不足、あるいは食糧危機は比較的、「確実に起きる災難のひとつ」だとずっと考えていて、それは現在は、さらに深刻になっているような気はします。
食糧は基本的に代替が効かないものですので、まあ、ある程度は備え的なものはあってもいいのかなとはずっと思っていて、昨年あたりもよく書いていました。もちろん、その状況が、これから何年、何十年、何百年続くのかわからないことも確かで、備蓄しても仕方ないという意見もあるとは思いますので、とりあえず「食糧流通は必ず滞る」という予測が世の中には多いということについては、今後も、たまにふれたいです。また、個人的には「必ず食糧危機は起きる」と思っています。
過去記事については、食糧危機カテゴリーにいくつかあります。
個人的には地震や放射能で死ぬのは構わなくても、この世から食べ物や女性が消えるのは本当にイヤだと思っていて(冗談で書いているのではありません)、何か大きな解決策が出てくればいいなあと思ってはいますが・・・。
今回ご紹介するものは、米国の国土安全保障省と FEMA (緊急事態管理庁 )が発表した今年4月まで(5月3日まで)の米国での自然災害地域の図を元に、世界最大の食糧輸出国でもある米国の危機的な自然災害による農地の崩壊の報告に関する記事です。
日本も震災でかなり農地のダメージがありますが、米国も、前半4カ月だけで、非常に多くの農地がやられています。
ちなみに、現在の大洪水については下のマップにはまだ含まれていません。
米国も農地に関してはものすごい状態になっていると思われます。
以前も書いたことがありますが、地震が来なくても、核戦争がなくても、小惑星が衝突しなくても、氷河期が来なくても、大洪水で地表がなくならなくても、何もこの世に起きなくても・・・食べ物が完全になくなれば人は生きてはいけません。
これは不思議でも何でもない生命の法則です。
Alarming Number of Disasters Striking World "Food Baskets"
Millennium Ark 2011.05.16
世界の「農業地帯」を叩き続ける切迫した数の災害
過去5年に渡り、私たちのこのサイトでは、自然災害や他に関してのタイムリーな多くの話題やニュースについて紹介してきた。それらの多くは、私たちの食糧供給に関しての記事だった。
そして、私たちはこれら自然災害やイベントを監視している中で、この2011年にどれだけのショックを受けているかご存じだろうか?
この2011年という年は、4月までの最初の4カ月だけで発生した自然災害でとんでもない農地の被害を受けている。
下の図を見てほしい。
アメリカ国土安全保障省と FEMA (緊急事態管理庁 )が発表した今年5月3日までの自然災害マップだ。
黄色の部分が災害のあった地域。
白の地域が「災害のなかった地域」となっている。
私たちにはほとんどの地域が黄色、すなわち自然災害があったようにに見えるのだが、皆さんはどうだろうか?
このマップを見たときに感じたことは、今起きているのかもしれない地球の変化に対しての無力感だ。
そして、注意深く見るとわかるのが、自然災害の多くが食料生産と密接に関係している地域で発生している。災害は様々だが、干ばつ、洪水、あるいは悪天候により農地を一掃されてしまっている。
これらの農地の多くは少なくとも1年間は回復しないと見られている。
あなたがドルもゴールドも何も持っていなくとも、仕事がなくても、インターネットに接続できなくても、それらを気にすることはないかもしれない。
食糧と飲料水がなければ、どのみち文明は崩壊するのだから。
2007年から2008年には各地で食糧暴動が起きた。しかし、アメリカとカナダでは、パンも小麦も大豆もトウモロコシも不足することなく、食を楽しむことができ、経済の災害(リーマンショック)でも、輸入により米国の食糧供給は影響を受けなかった。
アメリカは最大の食品輸出国のひとつだが、今、私たちの国(米国)では、度重なる自然災害により自国での供給にも暗雲が立ちこめている。
上の災害マップに、食料品産地を重ねたものが次の図だ。
2011年に自然災害を経験していない地域がほとんどないことがおわかりだろうか。
私たちの心配はこの図が語っている通りだ。
(訳者注) 上の図の産地の分布が見づらいですが、このようになっています。
上から、
■ 自然災害を受けた郡
□ 災害のなかった郡
■ トウモロコシ
■ 冬小麦
■ 牛
■ 果物
■ オレンジ
■ 大豆
■ 雑穀類
--
メキシコで作られている膨大な新鮮な果物や野菜は、前例のない寒波によって、ダメになってしまった。コロラド州とカリフォルニア州でも寒波で一部の作物が一掃されている。
逆に、米国でトップクラスの牛の産地であるテキサス州では数十年で最悪の干ばつが発生し、牛の状態が非常に悪くなっており、今は価格は急落しているが、そのうち、これらは高騰すると思われる。
私たちは、昨年、ロシアを襲った信じられない熱波と干ばつを見た。
穀物の輸出大国だったロシアは、穀物の輸出を禁止して、他の国からの穀物の輸入を余儀なくされた。
昨年末までに、ロシアは作物の約40%を失い、穀物 350万トンを輸入している。ロシアの穀物の輸出禁止は、少なくとも7月までは続く。
もう一方の巨大な食糧生産国であるオーストラリアでは、昨年、大規模な洪水によって農地を荒らされたが、現在では条件が逆になり、ふたたび干ばつに見舞われている。
食糧は基本的に代替が効かないものですので、まあ、ある程度は備え的なものはあってもいいのかなとはずっと思っていて、昨年あたりもよく書いていました。もちろん、その状況が、これから何年、何十年、何百年続くのかわからないことも確かで、備蓄しても仕方ないという意見もあるとは思いますので、とりあえず「食糧流通は必ず滞る」という予測が世の中には多いということについては、今後も、たまにふれたいです。また、個人的には「必ず食糧危機は起きる」と思っています。
過去記事については、食糧危機カテゴリーにいくつかあります。
個人的には地震や放射能で死ぬのは構わなくても、この世から食べ物や女性が消えるのは本当にイヤだと思っていて(冗談で書いているのではありません)、何か大きな解決策が出てくればいいなあと思ってはいますが・・・。
今回ご紹介するものは、米国の国土安全保障省と FEMA (緊急事態管理庁 )が発表した今年4月まで(5月3日まで)の米国での自然災害地域の図を元に、世界最大の食糧輸出国でもある米国の危機的な自然災害による農地の崩壊の報告に関する記事です。
日本も震災でかなり農地のダメージがありますが、米国も、前半4カ月だけで、非常に多くの農地がやられています。
ちなみに、現在の大洪水については下のマップにはまだ含まれていません。
米国も農地に関してはものすごい状態になっていると思われます。
以前も書いたことがありますが、地震が来なくても、核戦争がなくても、小惑星が衝突しなくても、氷河期が来なくても、大洪水で地表がなくならなくても、何もこの世に起きなくても・・・食べ物が完全になくなれば人は生きてはいけません。
これは不思議でも何でもない生命の法則です。
Alarming Number of Disasters Striking World "Food Baskets"
Millennium Ark 2011.05.16
世界の「農業地帯」を叩き続ける切迫した数の災害
過去5年に渡り、私たちのこのサイトでは、自然災害や他に関してのタイムリーな多くの話題やニュースについて紹介してきた。それらの多くは、私たちの食糧供給に関しての記事だった。
そして、私たちはこれら自然災害やイベントを監視している中で、この2011年にどれだけのショックを受けているかご存じだろうか?
この2011年という年は、4月までの最初の4カ月だけで発生した自然災害でとんでもない農地の被害を受けている。
下の図を見てほしい。
アメリカ国土安全保障省と FEMA (緊急事態管理庁 )が発表した今年5月3日までの自然災害マップだ。
黄色の部分が災害のあった地域。
白の地域が「災害のなかった地域」となっている。
私たちにはほとんどの地域が黄色、すなわち自然災害があったようにに見えるのだが、皆さんはどうだろうか?
このマップを見たときに感じたことは、今起きているのかもしれない地球の変化に対しての無力感だ。
そして、注意深く見るとわかるのが、自然災害の多くが食料生産と密接に関係している地域で発生している。災害は様々だが、干ばつ、洪水、あるいは悪天候により農地を一掃されてしまっている。
これらの農地の多くは少なくとも1年間は回復しないと見られている。
あなたがドルもゴールドも何も持っていなくとも、仕事がなくても、インターネットに接続できなくても、それらを気にすることはないかもしれない。
食糧と飲料水がなければ、どのみち文明は崩壊するのだから。
2007年から2008年には各地で食糧暴動が起きた。しかし、アメリカとカナダでは、パンも小麦も大豆もトウモロコシも不足することなく、食を楽しむことができ、経済の災害(リーマンショック)でも、輸入により米国の食糧供給は影響を受けなかった。
アメリカは最大の食品輸出国のひとつだが、今、私たちの国(米国)では、度重なる自然災害により自国での供給にも暗雲が立ちこめている。
上の災害マップに、食料品産地を重ねたものが次の図だ。
2011年に自然災害を経験していない地域がほとんどないことがおわかりだろうか。
私たちの心配はこの図が語っている通りだ。
(訳者注) 上の図の産地の分布が見づらいですが、このようになっています。
上から、
■ 自然災害を受けた郡
□ 災害のなかった郡
■ トウモロコシ
■ 冬小麦
■ 牛
■ 果物
■ オレンジ
■ 大豆
■ 雑穀類
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メキシコで作られている膨大な新鮮な果物や野菜は、前例のない寒波によって、ダメになってしまった。コロラド州とカリフォルニア州でも寒波で一部の作物が一掃されている。
逆に、米国でトップクラスの牛の産地であるテキサス州では数十年で最悪の干ばつが発生し、牛の状態が非常に悪くなっており、今は価格は急落しているが、そのうち、これらは高騰すると思われる。
私たちは、昨年、ロシアを襲った信じられない熱波と干ばつを見た。
穀物の輸出大国だったロシアは、穀物の輸出を禁止して、他の国からの穀物の輸入を余儀なくされた。
昨年末までに、ロシアは作物の約40%を失い、穀物 350万トンを輸入している。ロシアの穀物の輸出禁止は、少なくとも7月までは続く。
もう一方の巨大な食糧生産国であるオーストラリアでは、昨年、大規模な洪水によって農地を荒らされたが、現在では条件が逆になり、ふたたび干ばつに見舞われている。
タグ:食糧危機
以上は「In Deep」より
最近の「地球大異変」による大災害と異常気象による食糧危機は益々深刻さを増しています。日本もお金が有るから海外から食糧を輸入すれば良いとのんびり構えている菅内閣ですが、これからはお金を出しても輸出してくれなくなる恐れが出て来ます。今の鈍菅内閣はいざ実際にそのときにならないと気が付かないという鈍い内閣です。この内閣が続くのも国民がそれを許しているからで自業自得でもあります。「3.11テロ」も国民が許した自業自得の面が多分にあります。国民は一人ひとり自覚を持つことが重要であります。以上
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