太陽活動・17世紀以来の休止期に突入か?
太陽活動、17世紀以来の休止期に突入か 米研究
2011年06月16日 10:08
【6月16日 AFP】太陽黒点の増減に周期があることは、よく知られているが、太陽活動が近く休止期に入る可能性があると、米ニューメキシコ州ラスクルーセスで開かれた米国天文学会(American Astronomical Society、AAS)の太陽物理学部門の会合で、天文学者らが指摘した。
黒点が著しく減少する太陽活動の休止期は17世紀以来はじめてで、このような時期には、わずかだが地球の気温が低下する可能性がある。
数年前から天文学者たちは、太陽は2012年前後に激しいフレア活動や黒点増加がみられる活動極大期を迎えると予想してきた。しかし最近、太陽はその予測とは正反対に、異様な静けさを見せている。
そのしるしとしては、ジェット気流や黒点の消滅、極点付近での活動低下などがある。米国立太陽観測所のフランク・ヒル氏によると、極めて珍しい予測外の現象で、今後、黒点周期は休止期に入るとみられるという。
太陽活動は、ほぼ11年周期で変動を続けており、22年ごとの磁場極性反転の中間期に、それぞれ活動極大期と極小期が現れる。
天文学者らは現在、近く訪れるとみられる太陽活動の休止期がモーンダーと呼ばれる70年間続く活動極小期にあたるのかどうかを調べている。モーンダーの期間は黒点がほとんど観測されない。前回のモーンダー期だった1645年から1715年は「小氷期」とも呼ばれている。(c)AFP/Kerry Sheridan
黒点が著しく減少する太陽活動の休止期は17世紀以来はじめてで、このような時期には、わずかだが地球の気温が低下する可能性がある。
数年前から天文学者たちは、太陽は2012年前後に激しいフレア活動や黒点増加がみられる活動極大期を迎えると予想してきた。しかし最近、太陽はその予測とは正反対に、異様な静けさを見せている。
そのしるしとしては、ジェット気流や黒点の消滅、極点付近での活動低下などがある。米国立太陽観測所のフランク・ヒル氏によると、極めて珍しい予測外の現象で、今後、黒点周期は休止期に入るとみられるという。
太陽活動は、ほぼ11年周期で変動を続けており、22年ごとの磁場極性反転の中間期に、それぞれ活動極大期と極小期が現れる。
天文学者らは現在、近く訪れるとみられる太陽活動の休止期がモーンダーと呼ばれる70年間続く活動極小期にあたるのかどうかを調べている。モーンダーの期間は黒点がほとんど観測されない。前回のモーンダー期だった1645年から1715年は「小氷期」とも呼ばれている。(c)AFP/Kerry Sheridan
以上は「AFPBB NEWS」より
太陽活動の指針となっている太陽黒点の推移は、2008~2009年に殆んど「ゼロ」に近い黒点数でしたが、2010年より少しづつ回復傾向にあり同年では一日平均20個程度まで増加しつつあり、今年2011年の5月には平均41.6個でした。しかし6月に入ってからも不安定な状態が続いており、多い日には130個ぐらいに増加したかと思うと、急減して10個台になるように乱高下を繰り返しています。
従来からの太陽黒点の循環から言えば、2012年は最も多い年に当たり、一日平均の黒点数は220~250個程度になっているところです。したがってその前年である今年・2011年の6月には一日平均約200~210個程度になるのが普通であります。しかし現実には、6月15日現在の平均数は63.個となっています。現在の乱高下は、これから休止する前兆なのかも知れません。何れにせよ人類にとっても眼の離せない最近の動きであります。 以上
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