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« 「チャイナ・シンドローム」が現実に! | トップページ | 原発犯罪会社・東電 »

2011年6月11日 (土)

まだ続くテロ戦争

 5月2日に米軍がパキスタンの隠れ家でオサマ・ビンラディンを

「殺害」してから、米国とパキスタンの関係悪化に拍車がかかった。

パキスタン側は、米国が自国に事前に通告せず、自国の領土に

入ってきて殺害作戦をやったので怒っている。

http://www.washingtontimes.com/news/2011/may/10/

boehner-us-pakistan-make-or-break-moment/
Boehner: U.S., Pakistan in make-or-break moment

 アフガニスタンに駐留する米軍は以前から、タリバンが元来の

本拠地であるパキスタンに越境して隠れていると主張し、アフガン

側からパキスタンに無人の偵察機や戦闘機などを越境飛行させ、

パキスタン領内を空爆してきた。それをもう一歩進め、ステルス型

のヘリコプターで海兵隊の特殊部隊がパキスタン領の奥深くまで

飛び、ビンラディン(もしくは人違いの別の人物)を殺害したのが

5月2日の米軍の作戦だった。その後も米軍のパキスタン越境

攻撃が続いている。

http://tanakanews.com/110506binladen.php
◆ビンラディン殺害の意味

 パキスタン側は従来から米軍の無許可の越境攻撃に怒っており、

ビンラディン「殺害」後の5月14日、パキスタン議会は全会一致で

米軍の越境攻撃を非難する決議を出した。パキスタンには、米軍

が人違い殺人をしたと疑っている人も多く、パキスタン議会は、

真相を調査するとともに対米関係を見直す委員会を作ることにした。

http://thenews.com.pk/NewsDetail.aspx?ID=15518
Resolution condemning Abbottabad raid passed

 パキスタンのギラニ首相は「再び米軍がわが国を侵犯してきたら、

全面的に反撃する」と表明した。これに対し米オバマ大統領は「米国

の安全に必要である以上、今後も必要に応じてパキスタンへの越境

攻撃を続ける」と宣言し、パキスタン側との対立をいとわない態度を

とっている。

http://www.foxnews.com/politics/2011/05/09/pakistan-backlash

-mounts-does-opportunity-new-terror-targets/
Pakistan PM Warns of 'Full Force' Response to Future U.S. Raids

http://www.ibtimes.com/articles/150137/20110523/us-pakistan-

obama-al-qaeda-taliban-buried-attack-sovereignty-russia-china

-washington-lawmakers-osama.htm
Obama vows to carry out more covert operations inside Pakistan

 実際5月17日には、米軍の攻撃用ヘリコプターがアフガンから

パキスタン側に越境攻撃を試み、パキスタン軍が米軍ヘリを迎撃

しようと発砲し、交戦になった(昨年9月にも似たような交戦があり、

初めてのことではない)。この直後、アフガン国境に近いパキスタン

の町ペシャワールで、米領事館の自動車が爆破される報復的な

テロも起きた。

http://news.antiwar.com/2011/05/17/border-clash-nato-

helicopters-attack-pakistani-border-troops/
Border Clash: NATO Helicopters Attack Pakistani Border Troops

http://tarpley.net/2011/05/21/us-pakistan-near-open-war-

chinese-ultimatum-warns-washington-against-attack/
US, Pakistan Near Open War; Chinese Ultimatum Warns

Washington Against Attack

 交戦後、米政界では「パキスタンを制裁すべきだ」いう主張

が強まった。これを受け、翌5月18日に記者会見した米国の

ゲーツ国防長官は、パキスタンを米国の同盟国であると認め

つつ「パキスタンは、ビンラディン殺害(という本来自国が手が

けるべきことを)米軍が自国領にやすやすと(with impunity)
入ってきて見事に挙行したのを見て、とても恥ずかしい思いを

しているはずだ(これ以上パキスタンを制裁する必要はない)」

と述べた。米側では「パキスタンをやっつけろ。あんな国は同

盟国じゃない」と叫ぶ好戦派と「まあそう怒らないで」と抑える

ゲーツのような人が組んで、パキスタンとの関係をじりじりと

悪化させている。

http://edition.cnn.com/2011/US/05/18/pakistan.bin.laden/
Bin Laden raid was humiliating to Pakistanis, Gates and Mullen say

▼パキスタンをテロ組織とつなげた米英

 パキスタンは、軍事と経済の両面で米国から支援されて

成り立っている。パキスタン政府は、米国と戦いたくないと考え

ている。米国は、パキスタンがアルカイダなどテロリストをかくま

っていると非難しているが、パキスタンがテロ組織をかくまう構造

を作ったのは米国(米英)である。パキスタンとの対立は、米国

の自作自演的な部分がある。

 英国は第二次大戦後、インド植民地が独立する際、インド

国内のイスラム教徒が、ヒンドゥ教徒主導の主流派と対立して

別の国を作るよう誘導し、インドとパキスタンが恒久的に対立

して強い国になれず、独立しても英国の言うことを聞く態勢を

作った。

 パキスタンはインドより弱かったので、カシミールなどでの印

パ対立において、イスラム主義者のゲリラやテロ組織を使った

非正規戦に頼らざるを得なかった。ゲリラやテロ組織を養成

する軍の諜報機関(ISI)がパキスタンの国家戦略全体を見る

傾向が強まり、ISIは「パキスタンの国家内国家」と呼ばれる

ようになった。ISIは英国軍の諜報機関MI6の支援で作られ、

その後は米CIAに支援された。

 1979年にソ連がアフガンに侵攻すると米CIAは、ISIが

作ったパキスタンのゲリラ・テロ組織(聖戦士)にアフガン難民

を合流させ、彼らをアフガンでソ連軍と戦わせ、ソ連を国力

浪費のアフガン占領の泥沼に陥れた。
10年後、ソ連は国家崩壊してアフガンから撤退した。

 冷戦後、米国はアフガンを見捨て、内戦の再発を放置した。

ISIはアフガンを安定化して影響下におこうと、アフガン難民を

組織してタリバンを作り95年に内戦がほぼ平定された。米国

は当初、タリバンを容認したが、97年ごろからイスラム過激派

や「ならず者国家」との長期戦(テロ戦争のひな形)
を世界戦略に定めるとともに、米国はタリバン敵視に転じた。

 反米主義を掲げて聖戦士を支援したオサマ・ビンラディンは、

米国の戦略にとって格好の敵役だった。911前、ISIやCIAが

ビンラディンと接触しているという噂が絶えなかった。そのような

構図の中、01年の911テロ事件が起こり、ビンラディンが

「犯人」とされ、当初から元CIA長官(ウールジー)が「40年は続く」

と指摘するような、恒久的なテロ戦争が始まった。

 911後、米政府は「ISIがテロ組織(タリバンやアルカイダ)を

支援したので911が起きた」とパキスタンを非難して圧力をかけ、

テロ退治のためと称してパキスタンに7千人以上のCIA要員を送

り込んだ(911以前からかなりの数のCIA要員がパキスタンにいた)。

彼らは、テロ退治と言いつつタリバンやアルカイダと接触し、実際

には、米国がテロ戦争(を口実とした世界支配)を長く続けられる

よう、テロ組織をこっそり強化してきた疑いがある。

 今年1月、パキスタン駐留のCIAの責任者であるレイモンド・

デービスが尾行してきたISI要員を射殺し、パキスタン当局に逮捕

された。この事件を機に、駐パキスタンCIA要員たちが、タリバンや

アルカイダに接触し、大量破壊兵器の材料や製造技術の伝達など

を含む、テロ組織に対する秘密の強化策を展開していた疑いが

強まった。

http://tanakanews.com/110227pakistan.php
「第2の911事件」が誘発される?

 ビンラディンが住んでいたとされる隠れ家を運営していたのは

CIAだったとか、米軍が殺害したのはビンラディンとは別人のCIA

がかくまっていた人物だったといった指摘がパキスタン側から出

ている。「常識」的には、これらの指摘はとんでもない話にしか聞

こえないが、CIAがずっとパキスタンで何をしてきたか分析してい

くと、あながち無根拠でもないと思えてくる。

http://edition.presstv.ir/TextOnly/detail.aspx?id=180564
'US killed Bin Laden clone in Pakistan'

▼米国がパキスタンの核兵器を乗っ取る?

 人違いだったとしても、オバマが指揮してビンラディンを殺害

した作戦をやったことは、オバマ自身が米国を不健全で浪費的

なテロ戦争の構図から脱却させたいと考えていることがうかが

える。オバマはタリバンと和解する意向と報じられてもいる。だが、

軍産複合体は脱却を望んでいないだろうから、テロ戦争から足

を洗うのは難しい。

http://www.ft.com/intl/cms/s/0/d92fa222-846c-11e0-afcb-

00144feabdc0.htmlObama presses for Taliban talks

 ビンラディンの死後、アルカイダの頭目の後継者として、

アフガン在住のエジプト人サイフ・アルアデル(Saif al-Adel)の

名前が挙がり、彼がロンドンでテロを計画しているとの報道も

早速出た。アルアデルは、ISIとつながっているという指摘がある

一方で、米軍が06年にイラクのアルカイダ指導者ザルカウィを

空爆で殺した時、アルアデルがザルカウィの居場所を米側に

通報したとも指摘されている。アルカイダはどこまでも、誰の

ための組織なのか曖昧だ。

http://pakobserver.net/detailnews.asp?id=93325
Saif Al-Adel betrayed Zarqawi

 今年1月、CIA責任者のデービスを逮捕した後、パキスタン

当局の中から「デービスらCIAは、タリバンやアルカイダのテロ

を支援・扇動してパキスタンを不安定にして、米国がパキスタン

に核兵器を管理させろと圧力をかける事態を自作自演的に作

っていた。デービスの所持品の中から、そのような計画書が見

つかった」という指摘が出てきた。

http://arabnews.com/opinion/columns/article285164.ece
Cracks in decade-old US-Pakistan partnership

http://en.wikipedia.org/wiki/Raymond_Allen_Davis_incident
Raymond Allen Davis incident   From Wikipedia

 パキスタンのザルダリ大統領は、すでに昨年10月に「米国

は意図的にパキスタンを不安定にして、核兵器の管理権を

奪取しようとしている」と指摘している。「CIAはISIの内部に

スパイを送り込み、パキスタンの核兵器に関する情報を盗

もうとしている」という指摘もパキスタン側から出されている。

http://news.antiwar.com/2010/10/13/zardari-us-arranging

-taliban-attacks-in-pakistan/
Pakistan President: US 'Arranging' Taliban Attacks

http://news.yahoo.com/s/ap/us_pakistan_feuding_spies
Pakistan's intelligence ready to split with CIA

 ビンラディン「殺害」後の米パキスタン関係の悪化の中、

5月18日には「アルカイダがビンラディン殺害の報復として、

パキスタンで内戦を起こすかもしれない。そうなってパキスタン

が混乱した場合、米軍がパキスタンに進軍して核兵器を

管理下に置く計画を、オバマ政権が練っている。この計画

はパキスタンの大統領にも知らせていない」とする報道も出た。

http://www.paktribune.com/news/index.shtml?239334
US to deploy troops if Paki nukes come under threat

 この報道が出た4日後の5月22日、パキスタン南部の

カラチの海軍基地をタリバンのゲリラ兵6人が襲撃し、16時間

も基地を占拠し、駐機していた米国製のハイテクの対潜哨戒機

P3Cを爆破する事件が起きた。P3Cは地上でも使用できるので、

タリバン掃討に使われていた。事件を受け、米国などのマスコミ

は「パキスタンは核保有国なのに、たった6人のゲリラによる

襲撃すら防戦できない。パキスタンの核兵器管理は大丈夫な

のか。タリバンに奪取される恐れはないのか」といっせいに報じた。

http://www.ft.com/intl/cms/s/0/c7c98ddc-84b1-11e0-afcb

-00144feabdc0.html
Taliban raid triggers Pakistan shockwave

http://www.miamiherald.com/2011/05/23/2230990/taliban-

raid-on-naval-base-raises.html
Taliban raid on naval base raises new questions about

Pakistan's military

 パキスタン駐在のCIAがタリバンやアルカイダを支援強化

する「敵作り作戦」を展開し、米軍がパキスタンの核兵器を

乗っ取る計画を持っていることをふまえ、タリバンが海軍

基地を襲撃した事件について考えると、米国がパキスタンの

核兵器を乗っ取る計画の一部として、タリバンの一部勢力を

勧誘して襲撃させた疑いが出てくる。テロ組織を取り締まる

はずの米当局が、接触相手の勢力にテロを起こさせてしま

うのは、1993年の米国の世界貿易センタービルのテロ

事件(未遂的)などにさかのぼる、米当局のお家芸だ。

http://www.tanakanews.com/f0823terror.htm
政治の道具としてのテロ戦争

 たとえオバマがアフガン撤退を模索しても、パキスタンが

不安定だと実現できない。逆に、パキスタンを不安定化して

政府ごと反米の側に転じさせれば、米国はテロ戦争を

恒久化できる。テロ戦争を終わらせたい勢力と恒久化したい
勢力が、米中枢で暗闘している感じだ。

●「パキスタンを中露の方に押しやる米国」(仮題)に続く予定。

以上は「田中 宇氏」ブログより

ウサマ・ビンラデイン暗殺後(影武者)の米国とパキスタンの

関係が大分悪化しつつあります。ここでも米国の傍若無人

振りが現れています。アルカイダの反撃として核テロを狙って

いるのかも知れません。もちろん第二の「9.11テロ」です。

それをきっかけに核戦争を始めたいのではないかと思われ

ます。ここはパキスタンも忍耐してその手に乗らないように

してもらいたいところです。「3.11テロ」後の動きとなって

きた模様です。危ない動きです。                     以上

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