天才物理学者、武谷三男氏はかつてこう言った。
"安全か危険かは、その被害を受ける人間が判断するべきことであって、
  他人が安全論を押しつけてはならない” 
ICRP=国際放射線防護委員会という安全論を押しつける組織がある。
■原子力と医療業界との結びつき
http://www.twitlonger.com/show/9plpo9
それまで核実験の放射能汚染を追跡してきた科学者集団は、代って、名前も日本アイソトープ協会となり、X線や医療用放射性物質を”善玉”として見せることによって、日本中にバラ色の原子力という夢をまく役割を果たしはじめた。

X線と医療用放射性物質が、医療費という面で病院と医療業界に莫大な収入をもたらす仕組みになっている。医療収入の大きな目玉が、”検査”と”投薬”であるからだ。無用の検査と投薬によって、どれほど多くの”もの言えぬ患者”が苦しめられてきたかは、無数の人の知るところである。

「CT…撮影するほど医療機関の収入になることから、
数千万円から1億円にのぼる設備投資を回収しようと
過剰な検査をする場合もある、との指摘も」|
04年2月10日読売:がん患者3・2%は診断被ばくが原因
-オックスフォード大調査 
調査対象15か国中日本突出


2009.3.9 第106回原子力安全問題ゼミ(3月6日): 医療被ばくのリスク
  
低レベル被ばく影響に関する最近の報告より  今中 哲二
  
医療ひばくのリスク  崎山 比佐子
  
コメント1:医療従事者の被ばく 木村 真三
  
コメント2:原発労働者の被ばく 渡辺 美紀子


  • 線量限度の被ばくで発がん 国際調査で結論
http://www.47news.jp/CN/200506/CN2005063001003768.html

検診と放射線
http://www14.ocn.ne.jp/~manabe.s/

http://www.tanaweb.co.jp/neta_gan1.html

「自分の身は自分で守る」現実を知り予防をする事をオススメします

医師 歯科医師 看護士 放射線技師 日頃から放射線検査に関わる医療従事者の方々 検査を受ける機会が多い方 原子力関係のお仕事に従事されている方 ご自身の健康被害を最小限度にとどめる為にできることはじめませんか

2004年2月10日(火)の読売新聞一面トップの記事より「国内がんの3.2% 検査被爆原因」
15カ国で突出
CT普及影響か

日本でがんにかかる人の3.2%は医療機関での放射線診断による被爆が原因の初がんと推定されることが、英オックスフォード大グループが行った初の国際的な研究で明らかになった。 調査が行われた英米など十五カ国の中でも最も多かった。CT(コンピューター断層撮影法)装置の普及などが背景とみられ、検査のあり方を巡り波紋をひろげそうだ。 この研究は英国の医学誌「ランセット」で報告された。

日本人は放射線診断による年間被爆量が世界一

世界中に4万台以上あるCT装置の3分の1弱は日本にあり、しかも日本のCT検査料はアメリカやヨーロッパよりもずっと安いので必然的にCT検査が行われやすい環境なのです。 (放射線医学総合研究所 飯沼名誉研究員 国立札幌病院放射線科 西尾医長 談)

日本人1000人あたりの年間検査回数は最多の1477回で15カ国の平均の1.8倍。 発がん率は平均の2.7倍で1回の検査での被爆量が他国よりも高いことが伺えます。

CT検査には年間の検査回数や撮影枚数に制限がなく、機器の精度や技師の腕により被爆量は異なります。

出典 英国科学誌「ランセット」
本当に必要な場合に放射線診断を行わないのは困ります

99年7月、子供ののどに刺さった割り箸を医師が見逃した事によりその子供が死亡するという事件がおこりました。 目で見ただけでは誤診や見逃しが発生することは避けらません。 CT検査などの放射線診断を怖がりすぎる事はむしろ心配です。

精密な検査が可能なCT検査は、がんの早期発見をはじめ脳卒中、骨折などの診断に革命的な進歩をもたらしました。最近は人体を螺旋状に切れ目無く撮影し、通常のエックス線では発見できない数ミリ単位の病変も映し出すヘリカルCT、血管の内部まで鮮明に撮影できるマルチスライスCTも登場しています。

ごう先生のコメント 必要な検査を受ける事とあわせて自分自身で「放射線から身を守る」、「放射線でダメージを受けた細胞の回復を高める」、という事を考えて下さい。
イギリスで行われている放射線診断のガイドライン

イギリスで放射線診断による発がんが少ないのは王立放射線科医会が刊行した一般医師向けガイドラインが存在する事も理由の一つであると考えられます。 この冊子の冒頭には放射線検査を放射線科医に依頼する一般医師が、それが患者様にとって有益な検査であるかどうかを判断するために自問すべきことが6項目挙げられています

  1. それはすでに行われたか?
  2. 私はそれを必要としているか?
  3. 私はそれを今必要としているか?
  4. これはベストの検査法か?
  5. 私はその問題を放射線科医に充分説明したか?
  6. あまりに多くの検査が行われていないか?
放射線防御に関する学会報告

医師 歯科医師 看護士 放射線技師 日頃から放射線検査に関わる医療従事者の方々検査を受ける機会が多い方 原子力関係のお仕事に従事されている方「自分の身は自分で守る」そのための学術情報です。 霊芝菌糸体(MAK)が放射線障害を防御

CT検査とは

CT(computed tomography) コンピューター断層撮影法
様々な角度からX線(エックス線:放射線)をあてコンピューターで輪切りの画像にする装置。 イギリスで開発され日本には1975年に初めて輸入された。2002年の厚生労働省調査では、全国の病院の保有台数は9920台にのぼる。 肺がん早期発見の効果が注目され、米国では喫煙者ら5万人を対象に従来の胸部X線検査と有効性を比較する臨床検査が行われています。 CT検査による被爆量は胸部の場合、通常のX線検査装置の400倍に相当する。 最近では低い放射線量でも精度の高い製品がある。 国際放射線防護委員会(ICRP)は「必要がなければ繰り返しの検査は避ける」などの検査の用件を示しています。

ごう先生のコメント CT検査は通常X線装置の400倍の放射線があるんですね! また、放射線診断は身近な検査でもよく行われています。 歯医者さんでのレントゲンはまさにその良い例ですね。 放射線の影響もよく考えて日頃から養生する事が大切ですね。