最近の記事は、完全に自己啓発や能力開発から逸脱してしまい、、ブレまくっていますが(汗)

( 本題に入る前に・・・ )


 このページをお読みのあなたは、放射能・放射線のことについて、よくご存知かもしれませんけど

 北海道大学の科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)で、
『 もっとわかる放射能・放射線 』を緊急発行し、ブラウザで読める電子書式版とPDF形式で無料公開してくださっていますので念のためお知らせします。

こういうのを庶民向けに素早く提供するというのは、この方同様、実に有難いことです。

  
 『もっとわかる放射能・放射線』
 http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/ebooks/radioactivity/index.html#page=1


 さて

 本題の「 りんごペクチンが放射能を有するセシウム137の排出を促す 」という件ですが



 チェリノブイリの原発事故で放射能汚染された食品を知らずに何年間も食べ続けることで内部被爆し、いろんな慢性的な疾病に苦しんでいた子供たちにリンゴペクチン( Apple pectin )を与えたところ疾病を引き起こす元凶のひとつである体内に蓄積し残留したセシウム137を体内から減らすことに貢献したという嬉しい研究報告書がありました。



りんごペクチンを16日間経口摂取したところ、体重1kgあたり38.4 ± 2.4 ベクレルの放射能( 放射線量 )が検出された子供たちの群では39%、

体重1kgあたり122 ±18.5 ベクレルの放射能( 放射線量 )が検出された子供たちの群では28%、
摂取前よりも体重1kgあたりの放射能( 放射線量 )が、それぞれ減少したのだとか。


( こういった研究分野の第一人者であったネステレンコ博士が論文で紹介した
りんごペクチンと同等の作用があるかというと、、それは勿論、大きな疑義と不合理がありますが、りんごペクチンの作り方のレシピや動画も探して掲載していますので、それだけ知りたい方は、このページをずーーっとスクロールした最後段をご覧ください  )


で、、
上述しました、りんごペクチンが体内に取り込まれた内部被爆の原因物質のひとつであるセシウム137の排出を促すというネステレンコ博士の論文の原文につきましては、PDFでその概要を確認できますので、抜粋して紹介します。


http://www.smw.ch/docs/pdf200x/2004/49/smw-10219.pdf

以下、上記論文を抜粋引用

( ここから )

Relationship between Caesium (137Cs) load,cardiovascular symptoms, and
source of foodin

“Chernobyl” children - preliminaryobservations after intake of oral apple
pectin

 G. S. Bandazhevskaya, V. B. Nesterenko, V. I. Babenko, I. V. Babenko,


 T. V. Yerkovich, Y. I. BandazhevskyInstitute of Radiation Safety Belrad,
Minsk, Republic of Belarus

 Summary

Seventeen years after the nuclear power acci-dent at Chernobyl, most of
the radio-contamina-tion among the population of Southern Belarusis caused
by incorporation of long-lived radio-isotopes.

The varying levels of 137Cs observedamong children in this area are explained
by thesource of their food, especially by the consumptionof contaminated
milk produced privately.

We stratified children from rural areas ofBelarus (caesium [137Cs] contamination
>5 Ci/km2)by their 137Cs loads into three distinct groups(group 1, <5
Bq/kg body weight [BW]; group 2,38.4 ± 2.4 Bq/kg BW; group 3, 122 ± 18.5
Bq/kgBW).

We determined the relationship betweenthe 137Cs load and the children’s
main source offood and recorded their cardiovascular symptoms.Cardiovascular
symptoms, ECG alterations, andarterial hypertension were significantly
more fre-quent in children with high 137Cs burden than inchildren with
very low 137Cs burden.Children with moderate and high 137Cs loads(groups
2 and 3) received apple pectin, a foodadditive, for 16 days. Apple pectin
significantlydecreased 137Cs loads in these groups (39% and28%, respectively).
ECG alterations improved,while cardiovascular symptoms and hypertensiondid
not change in any group.Key words: Chernobyl nuclear power accident;caesium
contamination; cardiovascular symptoms; hy-pertension; apple pectin

( ここまで )

食品のなかには、放射性物質に直接結びついて、それが体内に吸収されるのを防止したり、放射性物質の活性を低下させたり、その排泄を促す作用のあるものが幾つかあって

 なかでも

りんごペクチンは、主に胃や小腸等の消化管で放射性物質( Cs137 )をイオン結合させることで取り込んで体外に排出する働きが強いようです。

上記の論文にもありますようにネステレンコ博士は、長年の研究でリンゴペクチンを摂取するとCs137を体外に排出しやすくなることを突き止めて・・・

 こういった結果を踏まえて、実際に、チェルノブイリで内部被爆の著しい子供達にリンゴ
ペクチンをベースにした錠剤( ビタペクト2 )を処方することで、大きな成果を挙げているのだそうです。
  

  水に溶ける錠剤で、大人でも子どもでも、これを一ヶ月間服用すれば30%から
40%の放射性物質を体外に排出できるのだとか。

 ( 出典 NHK「チェルノブイリ原発事故その10年後」ネステレンコ教授パート書き起こし ) 「 チェルノブイリ地区の放射性物質からの開放 」( 田澤 賢次 富山医科薬科大学 名誉教授のコメント 

 福島原発の事故( 水素爆発等 )によってホットスポット( 濃厚汚染地域 )になってしまったような地域はあるにしろ

 ( 現時点で )チェルノブイリ原発と同レベル以上の放射性物質が広いエリアかつ多くの地域で土壌に含まれるとは思えませんし

 周辺地域のモニタリングについては国や県の真剣な調査で、その全容が明らかにされつつありますので、、( 現時点で )上記論文に書かれているような人体汚染を招いて将来、癌を発症したり、体調不良で苦しむような子供たちが日本において多数発生するとは思いたくないし

( 現時点で )ベラルーシの子供たちのように高濃度のセシウム137やら放射性ヨウ素に汚染されている食物を知らずに何年間も食べ続けて、健康に害があるほど摂取して放射性物質が残留している子供( 乳児 )たちが日本にいるとは到底思えません。( 思いたくないという表現のほうが正しいのかもしれませんが )

以下のネイチャー誌を和訳した記事
「 チェルノブイリ事故の後始末は80年計画 ネイチャー誌 日本語訳 」にも冷静な分析がされていますし


そうならないための取り組みのひとつとして

 
 郡山市等では、郡山市長記者会見~東日本大震災に関する支援制度、学校等の放射線対策(4月25日)にもありますように



 小中学校15校及び13公立保育所において、試験的に校庭及び所庭の表土の除去を行う計画もしているそうです。

 ( 校庭及び所庭の表土の除去で、どの程度成果が出るのか?どういう結果が得られるかは本当に未知数で、長期的に見たら焼け石に水で、思いっきり批判される恐れもありますし、土壌に沈積しているもののひとつと推定されるCs-137とかの体内取り込みは、富山医科薬科大学の田澤名誉教授のコメントによると、94%が食べ物から、5%が飲み物から取り込まれ、残りの1%は空気からというようなデータもあるらしくて、この原点となる論文がどれくらい信頼性が高いものかを含めて遡及して探せてませんが、こういうのを根拠にして、こういったことをやってもお金の無駄!一部の地域の一角だけやっても無駄!という意見をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
 処分の問題で住民の方のコンセンサスが得られるかどうかの問題もあります。

 ですが、だからといって、校庭やらに限らず、土壌に沈積したものを、そのままにしておいたら、雨で地下浸透して付近の井戸を汚染したり公共河川に流れたり、土ぼこりで拡散して、風に舞って野菜や果物に付着して結局、食物由来で取り込むリスクがある、、微量で暫定基準値以下とはいえ基準以下でも加工食品になると日本全国どこにでも流通していくはずでして、、いずれ日本に住む誰もが、原発事故以前よりも放射性物質をじわじわ体内に蓄積させるリスクが普段口にする食品由来で増えるであろうことは・・時間の問題で疑いようのないことです。( 現時点で、健康に害があるほど残留するとは思えないにしろ )


 そういった「 拡散 」という点、長期的視点からも、初期の応急措置に過ぎないにしろ、とにかく結果のフィードバックをして国やら大学の専門家の方やらと協議を深めることで、より効果的で新しい方策が見つかって、応用展開が出来る可能性が広がるかもしれませんので、個人的には素晴らしい決断だと思っていますし、うまくいくとよいなと心から思っています。
 それに、、梅雨どきやら台風やらで強い雨が長く降る時期を迎える前に決断したのはCPの点からも吉だと個人的には思っています。
 ( 除去という点では、現時点なら比較的容易に除くことが出来ると思いますが )
  時間当たりの降雨量の多い雨が続くと土の表面に留まっている放射性物質がじーーーわじわ下に潜っていき年月が経つにつれ深く掘らないといけなくなるでしょうし、費用をかける割に除去効果が薄い、、とかいうことになりかねないですので・・。

 

 実態調査もせず、汚染されていることも何年間も知らせなかった地域もあるとされているチェルノブイリ原発事故のときとは明らかに違う、、こういった深刻な調査や取り組みが、事故後にされているようですので

 ベラルーシのゴメリ州の子供たちのようにはならないと思っていますし、そうならないことを願っていますが

  ホットスポットになったりして土壌等が汚染されていることはモニタリング結果の事実から疑いようがないですしWHOの原子力に関する緊急事態発生時における食品安全についての報告においても
 「 放射性セシウムは長年にわたって自然環境に留まり、食品および食品生産に関する問題、ならびに人間の健康を脅かす問題をより長期間にわたって引き起こし続ける可能性がある。 」 として 懸念されていますので

放射線による発病の予防のためにりんごペクチンを食生活に加えて、食生活に潤いを持たせつつ予防できる可能性があるというのは朗報だと思いました。



 ペクチン自体に整腸作用があるのは、大抵の方がご存知のことと思いますが

それ以外にも

最近の研究によって

リンゴペクチンの摂取によってヒスタミンが関与するアレルギー疾患の予防にも効果が期待され

高脂血症など生活習慣病の予防にもリンゴペクチンは効果があることもわかっているそうです。

 ( 出典 リンゴ摂取による気管支ぜん息等アレルギー疾患予防効果の解明 )
 
 
 りんごペクチンの作り方も丁寧に解説したサイトがありましたので念のため掲載しておきます。

神奈川県農業技術センター  りんごペクチンの作り方

http://www.agri-kanagawa.jp/nosoken/nousankako/apple-pectin-01/apple-pectin-01-002.htm



  上述のレシピが、ネステレンコ博士が論文で紹介した、りんごペクチンのレシピと同等の作用があるかというと、それを期待するのは無理がありますし、このサイトにあるようにネステレンコ博士が開発したビタペクト2のようなペクチン製剤の効果を生のリンゴの摂取で求めようとしたら、毎日最低1日3キロ分( 約15個 )のりんごを一定期間、毎日食べ続けなければならないようですので、どーー考えても合理的ではないですし


 最も重要な事は

  
( 現時点で )ベラルーシの子供たちのように放射性物質に高濃度に汚染されている食物を知らずに何年間も食べ続けて、健康に害があるほど摂取して放射性物質が体に残留している子供( 乳児 )たちが日本にいるとは、個人レベルで知り得るデータでしか評価は出来ないにしろ、冷静に観ても到底思えない、、という事ですが

 半減期の長いCs137等の放射性物質が、いろんなルートで体内に残留するリスクは福島第一原発の事故以降、明らかに高まっていますので

 腸内環境を整えて、よりヘルシー、もっと若々しくなるという視点で

  普段の食事のなかに内在の免疫作用を刺激し活性化する果物を規則的に適量取り入れつつ  

  そのなかに放射性物質の排出を促すとされる「 りんごペクチンレシピ 」をひとつ添えてみるのも楽しみが増えてよいのではないでしょうか?


THE JOY OF JAM - Apple Pectin  という動画もご参考までに・・




PS

 ペクチンは、あまり熟していないりんごや柑橘類の果皮に含まれる成分( 水溶性の植物繊維 )でリンゴの搾りかすやら柑橘類の皮からも抽出することが出来ます。

( 具体的には、ちょっとべたべたした、、とろみのある成分で、工場で果実からジュース等を作るときは、ペクチンが多いと搾汁率が下がるので、ペクチナーゼという酵素剤とかでペクチンを分解させることで、果汁分をより多くする工夫がされています )


 リンゴ以外にも

  オレンジやレモン、グレープフルーツなどの柑橘類、あるいは、桃やらぶどうやらにもペクチンが含まれているのは、私もよく知ってましたので、ペクチンを含んでいるものならどれでも同じ作用があるのじゃないかな?とあれこれ海外の論文も結構あれこれ物色して調べてみましたが

 探し方が足りないのか、柑橘系のペクチンがセシウム137やらストロンチウム90の排泄を強く促す、、というような論文を( 今のところ )探すことが出来ませんでした。

 ネステレンコ博士らが開発したビタペクト2は、ウクライナで製造されているものですので、念のため日本で販売されているか調べてみましたが日本では、販売されていないようです。

  サプリメントについては、あれこれ探してみたら、楽天でアップルペクチンのサプリメントが販売されていまして福島の原発事故以降、急に注文が殺到し始めて、あっという間に人気商品になったようです。( 参考 )
 

 ですが、、

 ビタペクト2の成分を参考に市場で販売されている上述のサプリメント( 栄養補助食品 )のアップルペクチンの成分量を比べたらペクチンの含有量やら、あれこれが違いすぎていて、同じ量を生のりんごで摂取しようとしたら、1日15錠以上飲む必要が出てきて、こういうサプリメントを素人考えで、無闇に無理して飲んだら、人によっては相性とかもあるはずでして、( 生兵法は怪我の元で )バランスが崩れることによるデメリットもあるのではないかと思われます。(汗

 やはり

 生のりんごやらで、例えば、アップルペクチンとかを作って、普段の食生活に果物( 特にアップルペクチンの多いりんご )をバランスよく取り入れて、楽しみを増やしつつ腸内環境を整え代謝やら排泄を高めてトータルで自己免疫力を高める一助にする、、というのが自然ではないかと( 個人的には )思います。
  
 
  余談ですが

 食べる時はゆっくり、よく噛む、水でも噛んで飲むことを推奨したとされるインドのガンジーを真似る、、ほどはいかなくても(汗、とーーーにかく心地よく噛み砕く回数を意識的に多くして唾液分泌を促すことで、消化吸収されやすくなって排泄もスムーズになって基礎代謝も 高めることが出来るのではないかと思います。


 以下の

 農水省が提唱している「 毎日くだもの200グラム運動 」の冊子
 http://www.kudamono200.or.jp/booklet/pdf/kudamono200_indicator.pdf
 これも、お堅いけど、とてもよい冊子でしたので、お時間のあるときにでもお読みになるとよいかもしれません。
 「朝ジュース」で免疫力を高める (だいわ文庫)のりんごジュースレシピやらなぜ、「リンゴ」は身体にいいのか?―1日1個のリンゴが医者を遠ざける (リュウブックス)等の本で無料閲覧できるページである「 なか見!検索 」記事だけを見ても参考になると思いますので。

 ( なか見!検索の仕方をご存知のない方は、ここをご覧ください )

 PS

以下の記事を読むとビタペクトの開発者で放射線防護法の教育に命を賭けたネステレンコ博士も信念の方だったようです。
( この記事によると既にお亡くなりになっているようでとても残念ですが )


 ビタペクトを製造しているベルラドの経緯

 http://www.k-mariko.com/old/sukuokai/belrad.htm

 
 さらに追記で(汗

 放射能の防御につきましては、放射能の拡散予測( SPEEDI )と防御法の記事も参考に為さったらよいと思います。
 リアルタイムの一次情報やチェルノブイリ原発事故で実際に被害のあったスウェーデンやベラルーシに住んでおられる方の情報というのは、非常に大事な情報ですから。
 ( このページは長文なので、念のため防御法だけ知りたい方は、ずーーっとスクロールしてページ中段をご覧になるとよいかもしれません。ご存知のことも多いかもしれませんが、放射性物質が漏洩したときに備えた予測の仕方やベラルーシやスウェーデン等で取り入れられていた自衛のための防御法は、念のために知っておいたほうがよいと個人的には思っています )
以上は「ジーニアス」ブログより
意外にも身近の果物が放射能除去に有効だとのニュースに、いくらか救われる気持ちです。基本はあくまで、放射能を避けることが第1次的に重要なことはお分かりですが、しかし幾ら注意しても入ってしまうものもありますので、時々はリンゴを食して放射能除染する事も必要であります。今の時期は昨年のリンゴですが、今年の収穫は早ければ8月にはさんさ」というリンゴが収穫されるようになりますので略、一年中リンゴは食べられます。                     以上
<>
【送料無料!】高性能逆浸透膜浄水器アンダーシンクタイプRUP−75GPD 【送料無料!】高性能逆浸透膜浄水器アンダーシンクタイプRUP&#65293;75GPD
販売元:ショッピングフィード
ショッピングフィードで詳細を確認する