魚の大量死が関東で起きている、災害の予兆か?
2011年8月9日火曜日
魚の大量死が関東で起きている。災害の前には様々な予兆があったりする
それを書いたのはちょうど1月だったのだが、それから2ヶ月後、東日本大震災が起きてしまった。
不吉な予兆のちょっとした記録
アーカンサスでは莫大な魚が死んで浮かび、ルイジアナでは鳥が大量死した。チェサピーク湾、ブラジルのフォーリービーチでも魚の大量死が見られたし、イギリスでもカニが突然死していた。
こういった小動物の異常や大量死は自然災害と密接な関係があることが多い。
異様な形の雲と並んで不吉な災害が起きる前触れとして注意しておくに越したことはない。
そのような前提で見ると、以下の何気ない記事はどう捉えればいいだろうか。
東京の大田区で魚が大量死しており、これとは別に千葉稲毛海岸のほうでも延々と魚が死んでいるのも確認されているという。
今、日本のあちこちで予兆が起きている
アユの大量死。原因は謎
金沢市の浅野川で6月、1万匹以上のアユが大量死した問題で、県と金沢市は1カ月にわたって調査を進めたが、原因の特定を断念した。
大牟田沖の有明海タイラギが大量死 佐賀県調査
福岡県大牟田市沖の有明海で、高級二枚貝タイラギが大量死していることが20日、佐賀県有明水産振興センター(佐賀県小城市)の調査で分かった。原因は今のところはっきりしていない。
飯田の浄水場 イワツバメ大量死 水の安全性問題なし
飯田市水道局は21日、市街地北西部の風越山の麓にある市妙琴(みょうきん)浄水場(飯田市鼎切石)の汚泥処理施設で、イワツバメ約250羽の死骸が19日に見つかったと発表した。
遊水路でミミズ大量死 住民戸惑い
帯広森の里小学校(帯広市西22南4)正門前の歩道から北に流れる遊水路で7月31日、大量のミミズの死骸が見つかった。新緑通の南側歩道を経てMEGAドン・キホーテ西帯広店(同市西21南4)に至る約1キロの複数カ所で死骸が認められており、地域住民は塩素臭も感じていることから、管理する市に原因究明と対策を求めている。
心の準備があるほうが助かる確率は高い
もちろん、原因不明の小動物の死が「偶然」に立て続けに起きることもあるかもしれない。偶然はこうやって列挙しても意味がない。
しかし、逆に何か意味があるのかもしれない。私はそれを判断する術(すべ)を持っていないが、とりあえず現象は記録する。
3月11日にあれだけの巨大な地震が起きたのだから、その余震はいずれまたやって来るのは時間の問題だ。忘れた頃に、それはやって来る。こういった胸騒ぎは、記録しておくに越したことはない。
また、これらの小動物の死とは別に、毎日新聞では以下のような記事を出している。
地震:「首都直下」高まる危機 東日本大震災で地殻変動
東日本大震災の発生から明日で5カ月。マグニチュード(M)9.0の巨大地震は東日本の地殻にかかる力を変え、首都圏を含む一部の地域や活断層で地震を起こしやすい状態が続いている。
不意打ちで災害を迎えるより、心の準備があって災害を迎えるほうが助かる可能性が高い。
何も起きなければ、それに越したことはない。私は何も起きないことを望んでいる。
〓 この話題について、参考になる書籍・メディア
世界リスク社会論 テロ、戦争、自然破壊
蝶コレクターの黒い欲望
人間・自然・破壊
ルポ・東北の山と森—自然破壊の現場から
自然破壊と民族の慟哭
自然と人間の破壊に抗して
自然を捨てた日本人—破壊と保全・復興の谷間で
地球環境破壊・生態系としての自然
「自然との共生」というウソ
母なるメコン、その豊かさを蝕む開発
破壊される世界の森林
放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策 著者:古長谷 稔,食品と暮らしの安全基金
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