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2011年11月23日 (水)

人類のカルマの清算が始まったーその①

人類のカルマの清算が始まった

 コナン・ドイルの霊界通信が伝える「終末」


3.しかしながら、「終わり」に至るまでは、聖書などの預言にもあるような「終末現象」(地震や洪水などの天災、および戦争や内乱・テロなどの人災)を呈することになる。

 「世の終わりのシナリオ」の3番目の項目です。いま、世界中で発生するようになっている大規模な自然災害は、はたして「終末(世の終わり)」の前兆なのだろうか?――いうことについて考えてみます。
 最近は大地震や洪水、熱波、干ばつ、ハリケーン、大型台風などの発生頻度とスケール、被害のレベルが、ますます大規模化しているように思われます。2005年にインドネシアのスマトラ沖で起こった地震と津波にしましても、2006年にアメリカのニューオーリンズを襲ったハリケーンや、パキスタンにおける大地震にしましても、いずれも現人類がかつて経験したことのないような大きな被害が発生しています。
 記憶に新しいところでは、2008年に相次いで発生し、多数の被災者を出したミャンマーのサイクロン、中国四川省の大地震があります。そのすぐあとにわが国も宮城・岩手内陸地震に見舞われています。
 これらはすべて最近騒がれるようになった地球温暖化の影響なのでしょうか。仮にそうだとしまして、では、地球温暖化の原因は何なのでしょうか。本当に二酸化炭素が原因となっているのでしょうか?
 原因をつかむことは、対策を考える上で必要なことです。しかしながら、もし地球温暖化の主な原因が工場や自動車から排出される二酸化炭素だと仮定しましても、その対策として世界が合意した内容(京都議定書)がまったく解決策になっていないないことは明らかです。最大の排出国であるアメリカが参加していないだけでなく、中国やインドなどの新興国は対象から外れているという不十分な内容です。
 しかも、二酸化炭素を排出できる権利を国間で売買できるといった具合に、環境問題をビジネスにしてしまう不謹慎さには、当の地球も苦笑いをしていることでしょう。地球温暖化の原因は別にしましても、さまざまな地球環境破壊の原因となっているのは「人類」なのです。それなのに、その人類の現在の意識レベルがこの程度では、深刻化する地球環境の悪化に歯止めをかけることはできないでしょう。
 ということは、これからも頻度を上げながら発生し続ける大規模な自然災害によって、人類は延々と翻弄され続けることになります。それはあたかも、現人類が作り上げた高度な物質文明を、神さまがおもしろがって少しずつ壊しながら遊んでいるかのようです。
 この世界に偶然というものはないといわれますから、いま世界中で大規模な自然災害が次々と発生していることには、何らかの深い意味(神の意図)が秘められていると考えるべきでしょう。
 そのような問題意識にたいへん気の利いた回答を与えてくれている書籍があります。それは、これからご紹介する『コナン・ドイル・人類へのスーパーメッセージ』(講談社)です。残念ながら、この本は既に絶版になっていますので、購読していただくことはできません。そこで、このテーマに関する部分を抜粋してご紹介していきたいと思います。
 コナン・ドイルは有名な『シャーロック・ホームズ』シリーズの原作者ですが、生前から霊界通信に関心を持っていて、死後は、霊媒を通じて霊界からレベルの高い通信を寄せてくれています。この「コナンドイルの霊界通信」の内容は、シルバー・バーチやホワイトイーグルの霊界通信と並び、大変信頼性の高いものです。
 「通信」の大半は霊界の様子と霊的法則について述べられたものですが、そのほかに「世界の終末」についても明確に触れられているのが特徴です。しかも、それは単にコナン・ドイル個人が述べているのでなく、その背後に巨大な霊団が控えていて、コナン・ドイルはその霊団の指導的な高級霊に教えられながら通信していることがわかります。
 それでは、「終末(世の終わり)」の様相が大変よくわかる「コナン・ドイルの霊界通信」にお目通しください。

地球とそれを取り巻く異次元が浄化される
 今夜はもの凄いばかりのエネルギーが来ているために、私も足元がすくわれ、一本の藁が暴風に吹き飛ばされるように、私も吹き飛ばされるかもしれません。今、地球に注がれているエネルギーはこのような嵐に例えることができます。この猛烈なエネルギーの放出の過程で、国家的な惨事が引き起こされ、国際的な衝突が引き起こされるでしょう。
 しかし、最終的にはこの霊の力によって人類の再建が実現するでしょう。
 これと同じメッセージを、私は肉体を持っていたときにも受け取りました。私はただくり返しこう述べるしかありません。

 「大変動があるでしょう。その結果、現在はてしない海原が広がっている場所に、巨大な新しい大陸が現れるでしょう。そして、それと同じ広さの大陸が海に埋没することでしょう」

 もはやその命令は発せられました。すでに神の創造的なエネルギーが活動しているのを見てとることができます。ある人種が、現在の人類よりもかなり先だって進化をとげることでしょう。こうした変化と共に、地球そのものの物質的状態も浄められ、地球を取り巻くさまざまな異次元の局面も浄化されることになるでしょう(編者注・こうした出来事がいつ起きるか、ということについての言及はなく、かなり未来の出来事である可能性がある)。

新しい天国と新しい地球が生まれることを約束します
 そうです。私たちは約束します。新しい天国と新しい地球が生まれることを。なぜなら、古い地球は今消え去ろうとしているからです。そして新しい天国と地球が生まれるでしょう。それは、人類が神に向かって努力することによって、新しい天国と地球を創造しているからです。神の業は、無知や残酷、誤謬などによるどんな抵抗に出会っても、想像もつかないような完璧な終焉に向かって私たちを進ませるのです。
 古い世界は消え、そして、さらに生き続けるでしょう。
 地上を支配しているのと同じ法則が、地上の生活の後にくる存在の局面をも支配することになります。地上の人間が神のようになることを願望するその程度に応じて、神の神聖なる愛と力を受けとるべくどれだけ心を開くことができるか、その程度に応じて、人間が住んでいる地球全体の物質的な波動が上げられていくでしょう。
 今日の人間が持っている制限された五感にとっては、未来のエーテル界の世界には実体がなく、目に見ることすらできないもののように思われるかもしれません。しかし、このエーテルからなる未来世界は、現在の時間と感覚からなる世界よりも、もっと実質のある現実を包含することになるでしょう。
 エーテルの物質からなる数多くの惑星が、すでに太陽系の中にすら存在しているのです。しかし、これらの惑星は人間の目で見ることができず、最も強力な望遠鏡をもってしても見ることはできません。これらの惑星の霊性は非常な高みに達したため、物質的な視力を超えてしまったのです。
 人間が低い波動の存在にとどまっている間は、自分自身の能力を超えたところにあるものは認識することができません。濁った水のなかを泳いでいる魚と同じように、死の向こうには異なった存在局面があることも知らず、手探りで前進しているだけなのです。この太陽系のなかにあるエーテルからなる美しい惑星にもまったく気づいてはいません。
 物質界の傍らに存在するこの新しい宇宙は、非常に拡大された、振動が加速された意識にしか感知することはできません。ちなみに、この新しい宇宙は、物質的な世界を貫いている死後の存在局面とは別なものです。
 地球は太陽系のなかで最も暗い惑星です。ということは、地球に住んでいるあなた方は、今よりも明るい未来を期待できるわけです。私たちに心を開き、死の恐怖を払いのける機会を私たちに与えてくれれば、あなた方は美と驚異と喜びの世界に向かって、もっと勇敢に踏み出すことができるでしょう。

神が人間の魂の進化のために考えた崇高な計画
 前述したように、現代の天文学者が何も知らない世界が存在します。その世界は、エーテルでできており、その影響は地上においてもときどき感じられています。地球を取り巻く既知の惑星から出される放射エネルギーが、個々の人間、あるいは人類全体に影響を及ぼします。それだけに、科学的な観点から見て説明不可能な地殻の変動や、地球の激変の原因は、このような強大な力についての知識が得られたときには説明ができるようになるかもしれません。
 このように考えてくると、人間は、目に見えない、そしてその存在を認識されていない宇宙における、強大な未知の力によって翻弄される、ただのあやつり人形にすぎないのではないかという疑問が出てくるでしょう。これは、肉体をもった存在としての人間の心、頭脳のあり方からすれば当然の疑問です。
 しかしながら、物質性によってもはや束縛されなくなった心ならば、一見したところ大惨事に見えるようなことも、無限の愛が、道を踏みはずした神の子供である人間を完成させるために駆使している、基本的な法則であるかもしれないと理解できるかもしれません。
 神の心ははてしなく深く、神の叡智は限りなく広く、人間が肉体をもって存在する局面に住むすべての個々人の人生を記憶し、かつ監督するだけでなく、人間の魂が数え切れないほどの体験を通して進化していくその全行程に浸透しているのです。魂が真に目覚めたとき、人間の魂の進化のために、こんなにも素晴らしい計画を考え出した崇高な神の前にただひざまずいて、その壮大さ、荘厳さを讃えることでしょう。
 このような目に見えない、未知の惑星が地球に及ぼす影響はたしかに強大なものですが、こうした力をどのような方向にもっていくか、ということについては、人類全体がその鍵を握っています。これらの力は、人間の生活を高め、より霊的なものにする方向に影響を及ぼすことも可能であり、一方、すべての善なるものを破壊する力となることもできるのです。こうした問題を決定するのは人類全体の集合的な思いにほかなりません。

 いま語ろうとしている問題は、とほうもなく規模が広大で、言葉によってそれを包み込むには、私の力が及ばないかもしれないほどのものです。あえてその説明に挑戦しているのは、私の地上での生活の晩年に、来たるべき世界の大惨事、世界の大変革について数多くの予言が寄せられたからです。皆さんに申しあげておきたいのですが、これらの変化が地球にもたらされることは確実です。それは避けることはできません。なぜならば、宇宙のキリスト意識が地球に近づきつつあり、新しい時代が間近に迫っているからです。神の子供である人々が、どうかキリストの偉大な力と栄光が認識できるように、と私は祈るばかりです。
 キリストを受け入れずに退ける人々は、ことさら意図的に行なっているのではなく、霊的な進化ができずにいるだけだということを理解する必要があります。したがって、彼らはより低い進化の軌道に戻されてしまい、キリストを認め、歓迎する心の準備ができている人々が歩む道とは異なった道を旅していくことになります。

   ―― 『コナン・ドイル 人類へのスーパーメッセージ』(アイヴァン・クック編/講談社)

 以上が、コナン・ドイルによる霊界通信の中の「終末」に関する内容です。大変格調の高い霊界通信であることがおわかりかと思います。それでは、次にこの中から大切なポイントをピックアップして、もう一度じっくり噛みしめながら見ていきたいと思います。
以上は「2012年のカルマの法則」より

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