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2011年11月27日 (日)

「大本神諭」に見る世の終りのシナリオーその①

第3章  「大本神諭」に見る世の終わりのシナリオ
 人々の恐怖心が計画的に増幅されつつある
以下は「2012年のカルマの法則」より


6.地球の生まれ変わり(次元上昇)に大きな影響を及ぼすのが人類の集合意識である。いま地上で生活している多くの人たちが恐怖心に覆われることによって地球の波長が乱れ、次元上昇のための産みの苦しみがますます激しくなることが予測される。

 「世の終わりのシナリオ」の6番目では、人類の集合意識が地球文明の破局にどう関係しているのかということについて検証してまいります。
 「集合意識」というのは、厳密に言うと「集合的無意識」のことですが、この「無意識」という概念はフロイトやユングによって明らかにされたものです。人には自分では認識できない心の働きがあるということで、「無意識」のことを今日では「潜在意識」と呼んでいます。
 そして、自分の潜在意識をコントロールすれば、その運命まで変えることができるといわれているのです。そのあたりのメカニズムは『2012年の黙示録』(たま出版)の中で詳しく述べています。以下にその一部をご紹介します。

人の意識は人類の集合的無意識とつながってい

 ‥‥この潜在意識のことを、ユングは「無意識」と命名し、「個人的無意識」と「集合的無意識」に分けて説明しています。個人的無意識は個人ごとに違いがあるということです。肉体の特徴や健康面の違いなどは、個人的無意識の違いを反映しているということでしょう。
 その奥にある集合的無意識は人類全体が共有する意識のことで、これも個人はキャッチ(認識)することはできません。
 ここで、顕在意識と潜在意識の関係を理解していただくために、水に浮いた氷山を思い浮かべてみてください。水面よりも上に出ている氷の部分が顕在意識です。これは私たちが認識する(見る)ことができます。そして、水面の下に隠れて見えない部分が潜在意識にあたります。
 この潜在意識のなかでも、水面に近い部分が個人的無意識、それより深いところにあるのが集合的無意識というわけです。そして、この集合的無意識は深い深いところでは一つの塊となって、地球意識や宇宙意識へと繋がっていると想像してください。
 逆に考えると、水中の深いところに一つの巨大な氷の塊があって、そこから氷が枝のように分かれて無数に突き出しており、それぞれの枝の先端部分が水面の上に現れているというイメージです。その一つ一つの突き出した枝の部分が私たち人間ということです。
 私たちは、普段は水面の上に出ている顕在意識しか認識することができませんから、人間は一人ひとり別々のものであると思っています。まさかその心の奥深いところで、氷山のような一つの大きな意識体に繋がっているとは思えないのです。そのため、私たちが考えたことが他の人たちに伝わることなど、考えてもみませんでした。ただ、「人の悪口を言うと必ずその人に伝わる」といった考え方があったのは確かです。そのメカニズムは、この氷山の例でご理解いただけたと思います。
 私たちは毎日心を動かしていますが、その心の動きは波動として潜在意識に蓄積され、さらには人類の集合的無意識の中にも蓄積されていくのです。逆に、集合的無意識の中に蓄積されているさまざまな波動は、人の潜在意識に影響を与え、時には顕在意識の中にも「ひらめき」や「胸騒ぎ」「予感」といった形で伝わってくることがあります。潜在意識の中は物質の束縛のない波動の世界ですから、すべての波動が瞬時に行き交っているということです。月に行ったアポロ飛行士が、「月面では疑問に思ったことに対する答えが瞬時に返ってきた」と語っていたそうですが、これも肉体の束縛が軽くなった結果だと思われます。
                              ――『2012年の黙示録』(たま出版)


 この地球に住む私たち一人ひとりの潜在意識の集合体が人類の集合的無意識ということになります。意識も波動ですから、集合的無意識の中では、同種の波動同士が引き寄せ合って一定の領域を形成していると考えることができます。
 「歓び」の領域もあれば、「怒り」の領域もあり、「恐怖心」の領域もあることでしょう。私たちは普段の意識の状態(心の波動の状態)に応じた無意識の波動領域とつながりをもっているのです。いわば、一種のチャネリングをしているということです。その時に働くのは「波動共鳴の法則」です。つまり、「類は友を呼ぶ」という法則によって、怒りの気持ちは人類の集合的無意識の中に存在する「怒り」の領域とのつながりを強め、そのパワーを強化し合うことになります。
 個人として見れば、「怒りのエネルギーを貯金する」ということです。その結果、怒りっぽい人の周りには、ますます怒りたくなるような出来事が起こり、そのエネルギーを強化することになります。さらに、そういう怒りっぽい人の想念が「類は友を呼ぶ」形で引き寄せ合って集積されると、波動の共鳴現象によって「怒り」のエネルギーはさらに増幅していくことになります。「怒り」の貯金にどんどん利息がついていくという感じです。
 終末現象の中で最も強化されると考えられるのが、「悲しみ」「恐怖」「怒り」「後悔」といったマイナスの心の波動です。既にその兆候は世界中で顕在化しつつあります。
 我が国でも、マスコミが首都圏や東海地方における大地震の発生をしきりに取り上げていますが、その地域に住んでいる人たちの潜在意識の中には、少しずつ「地震を恐れる気持ち」が蓄積されていると考えられます。「地震を恐怖する波動領域」にエネルギーがマグマのように蓄えられつつあるのです。
 ひところマスコミが盛んに取り上げたマンションの偽装問題も、地震の発生による悲惨な事態を想起させる効果が絶大です。多くの人々に「地震を恐れる気持ち」を抱かせる報道がなされ、ますますエスカレートしつつあるのを感じます。「地震を起こして日本という国を物理的に破壊し、人心を惑乱する」意図を持った勢力が、マスコミを使って恐怖心の増幅を計画的に進めているものと見られます。

 ロックフェラーの名で国連に送られた恐怖のシナリオ

 2001年9月11日、今日の物質文明の象徴とも言えるアメリカの世界貿易センタービルに、旅客機を装った2機の無線操縦による航空機を突入させた勢力は、人類の「恐怖心」というエネルギーの大量生産に着手したのです。それは、彼ら自身が「終末」の到来を熟知しており、それに備えて、この世界がスムーズに新しい世界へと次元上昇するのを阻止するために、人々が恐怖するような事件を計画的に起こしているものと見られます。
  陰の超国家権力の一角を占めるロックフェラーが、「9・11」事件に触れて国連に寄せた書簡の内容が明らかになっています。

闇の権力が描く近未来の世界「終末のはじまり」

 闇の権力は傀儡国家――アメリカを軍事大国化させ、世界各地で戦争を起こさせた後、崩壊させようと考えています。その青写真を記した書簡が、2002年3月22日、ロックフェラー家から国連総会に送られました。「新世界のためのアジェンダ」と名づけられたその青写真とは次のようなものです。

 ◇ 中東和平の完璧な、手の施しようのない瓦解。
 ◇ バチカンとエルサレムは、宗教テロリストたちによって破壊される。
 ◇ すべての宗教は世界的規模で崩壊する。すべての宗教は禁止される。
 ◇ 国連は臨時単一政府を樹立する。
 ◇ 新しい単一世界国家の市民が出現する。アメリカ、イギリス、中国の政府は瓦解し、
   その他の世界も無政府、無秩序状態に陥る。
 ◇ 新しい政府機構は14万4千人のエリート官僚と、600万人プラスアルファの役人が
   支配する。
 ◇ 新世界が創出されるにつれて、大量掃討作戦が開始される。その後、経済システム
   は復活し、インフラストラクチャーは再建される。疾病と病気は消滅し、年をとること自
   体がなくなる。一つの新しい復元された人間の家族が徐々に地球をパラダイスの状
   態にする。

  そして、「終末のはじまり」と題された手紙には次のように書かれています。

 「終末の時が近づいている。好むと好まざるとにかかわらず、それはわれわれすべてが直面せざるを得ない運命である。2001年9月11日、世界は終末の目撃者であった。われわれが見たもの、経験したことは、まもなく明るみに出るはずの大災害には比べるべくもないだろう。これまで非常に多くの生命が失われてきたが、それ以上に多くの生命が失われるだろう。今存在している、あるいは古代からある人間の政府は、ひとつも完全な支配は維持できなかった。いかなる政府も失敗してきたし、失敗するだろう‥‥」

 つまり、彼らの言い分では、9・11テロなどは「終末」のほんのプロローグであり、これからもっと悲劇的なことが起こるのだというのです。「そんな馬鹿な」と思う人もあるかも知れませんが、彼らの掲げた新世界秩序の目標は着実に実現しています。それを思えば、「アジェンダ」がまったく荒唐無稽なものとは言えないでしょう。
 最近、闇の権力のシナリオを描いた絵を目にしました。9コマで描かれたその絵には、高層ビルに突っ込む飛行機、煙を上げる五角形の建物(つまり米国防総省)などが描かれています。注意していただきたいのは、これは何年も前に「将来を予想して」描かれた絵であって、9・11はそのずっと後に起こっていることです。他の絵には、暴力で抑圧される群衆、生物化学兵器や核兵器での殺し合いなどが描かれ、最後のコマには「ムダ飯食い」を排除した後と思われる「静かな」世界が描かれています。
 今や世界は I T 社会で、世の中はどんどん便利になっています。しかし、それは、闇の権力が人々を監視するためのシステムであり、家畜化への準備に他なりません。私たちはどこに住んでいるかはもちろん、財産はどのくらいか、いつ誰に電話したか、どこで何を買ったか、どんな犯罪歴があるか、どんな本を借りたか、どんな疾病があるか、等々のデータをすべて把握されています。街中に出ても防犯カメラや、ETC(自動車のノンストップ料金収受システム)に見張られ、何時頃、どこにいたかを監視されています。闇の権力は近い将来、人体にICチップを埋め込んで「家畜化」を本格化させようとしていますが、すでにペットは迷子防止のためチップが埋め込まれ、人間にも痴呆老人の徘徊防止や、幼児の誘拐・迷子防止などを理由に、希望者への埋め込みが始まっています。
           ―― 『世界はなぜ、破滅へ向かうのか。』(中丸薫・著/文芸社)


 この手紙は何者かがロックフェラーの名を語って国連に送りつけたもので、ロックフェラー本人の手紙ではないという説もあります。国連の実質支配者の1人であるロックフェラーにすれば、このような手の込んだことをする必要はないという理由です。しかしながら、ニセ手紙ということが証明されたわけではありません。ロックフェラー自身はこのことに沈黙を守っているからです。
 私は、この手紙こそ世界中にちりばめた“手先”たちに闇の勢力の中枢から送られた計画表だと見ています。“手先”たち一人ひとりに文書を送りつける危険を冒さずに、堂々とこれからの計画を伝えることができるからです。
 ロックフェラー自身の手紙かどうかという問題は別としましても、この計画は何者かの手によって実行に移されていくのではないかと見ています。世界の情勢がこの「アジェンダ」の通りに進行しつつあるからです。いま世界各国が抱える問題は、とても一国の政府で解決できないほど深刻になっています。食糧問題ひとつとってみても、今後は輸出国と輸入国の厳しいせめぎ合いが行なわれることになると予測されます。
 このように、世界には意図的に人類の恐怖心を増幅させようとしている勢力があるということを知っておくことは大変重要です。その上で、これから起こると思われるまざまな終末現象に心を奪われることなく、冷静に「身魂磨き」をしていかなくてはならないと思います。身の回りに起こる出来事は、すべてこの物質世界を卒業するための試練であり試験であると思って、日々の暮らしを前向きに、力強く生きていくことが求められています。

 ここで、「身魂磨き」という言葉を現代風に説明したわかりやすい一文をご紹介しておきましょう。「磨く」ということはすなわち「楽な道へ逃げる」ということでなく、「苦難に耐える」という意味を含んでいるということです。

逆境に立ち向かう

  「雨風は樹木を強くする」という格言がある。人間も同様だ。逆境にさらされると、人間は強くなる。逆境は永遠には続かない。だが、逆境に屈してしまうと、逆境はいつまでも続く。
  自己啓発の大家ナポレオン・ヒルは「すべての逆境には、それと同等かそれ以上に大きな恩恵の種子が含まれている」と言っている。恩恵の種子を見つけるのは難しいかもしれないが、すべての試練には必ず解決策が隠されており、多くの場合、その解決策を実行すれば大きな恩恵を受けることができる。
  逆境は日常的なできごとであり、あなたの実力の試金石である。あなたの心の持ち方しだいで、それは障害物にもなれば跳躍台にもなる。こすらなければ宝石を磨くことができないのと同じように、逆境がなければ人格を磨くことはできない。
  逆境とは、未解決のチャンスのことだ。すべての問題には解決策があり、いったん解決すれば、それはもはや問題ではない。小さな挫折は、あなたが遭遇する次の試練にうまく対処する能力を高めてくれる。
         ―― 『自分を磨く方法』(アレクサンダー・ロックハート著/ディスカバー)

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