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2011年11月 7日 (月)

EM技術による放射能被爆対策



第40回 EM技術による放射能被曝対策



 東京電力福島第1原子力発電所の事故はチェルノブイリ

原発事故のような最悪な状態にはならないとしても、半減

期が30年の放射性セシウム137による土壌汚染が確認さ

れている。放射性ヨウ素131の半減期は8日と短く、追加的

な汚染がなければ30~40日で消滅するといわれている。

それに対しセシウム137の半減期は30年、カリ肥料と同じ

ように作物に吸収されやすく、食物を通し人体に入り、

内部被曝の原因となる。その内部被曝は、免疫力を著し

く低下させるため、すなわち、「チェルノブイリエイズ」と称

される免疫不全に陥ることが明らかとなっている。


 1986年4月26日のチェルノブイリ原発事故が発生して、

25年が経過した。外部被曝による原爆症については、

広島、長崎の結果と同じであるが、被災国となったベラ

ルーシでは、現在もなお、食物を通した内部被曝の問

題は解決されず、深刻な状況が続いている。しかも、

事故現場から340kmも離れ、絶対に安全といわれた

首都ミンスクの市民にも、高レベルの内部被曝が広

がっている。



 ベラルーシは、国土の23%(46500km2)が被災したとされ

るが地図に示されるように、汚染の境界は明確でなく、

かなりのグレーゾーンでも農業が営まれている。事故から

15年経過した2001年、ベラルーシ放射線安全研究所が行

なった全国の牛乳検査の結果、セシウム137による放射能

が1L当たり50ベクレル以上となった地域は、1100の農村

に広がっていたことが確認されている。


 WHOによると、セシウム137の身体負荷量は、一般的な

国では、0.3ベクレル/kgとなっている。現実には、

ベラルーシ全体がこの数値をはるかに上まわっているた

め、ベラルーシの科学アカデミーは、放射能の身体負荷

量を15~20ベクレル/kg以下にすることをガイドラインと

して健康指導を行なっている。この数値は、白血球の数

が減少し始め、免疫力が低下し始めるレベルを指標に

しており、やむを得ない措置である。


 セシウム137の身体負荷量の生物的半減期は、大人

で100~150日、子供で15~90日で、年齢が低いほど

短縮されるが、その対策は、主として非汚染地帯での

サナトリウムの活用が中心であり、その他に、海外の

ボランティアの支援による国外での療養も、かなりの

国々で実施されている。


 我が国でも、1990年以降、数多くのボランティア団体

がベラルーシの子供たちの療養を支援しており、現在

もなお続けられている。1994年の秋、私に、北海道で

ベラルーシの子供達を受け入れている「チェルノブイリ

へのかけはし」の代表の野呂美加さんから、EMで放

射能対策が可能か否かの問い合わせの手紙が来

たのである。


 私は、「可能性あり」と返事し、数週間後に行なわ

れた、札幌市民大学の講師をつとめたことを機会に、

野呂さんに会い、協力を約束した。その後、療養に

来日した子供たちに、EM・Xを提供し、EM・Xに詳し

い医療関係者も紹介したのである。EM・Xの効果は、

てきめんで、腫れていたリンパや甲状腺も正常に

戻り、食欲も増進し、わずか1ヶ月そこらで、すっか

り元気になって帰国したが、その結果は、数値で

はなく、あくまでも外見上のことであった。


 常識的に考えると、放射能被害をそんなに簡単

に治すことはあり得ない話である。この常識は、

私も、十分に心得ているが、過去に広島で被爆し

た複数の新潟県在住の方々から、EM・Xを飲んだら、

「白血球の数値が正常に戻り、免疫力が高まり、

カゼをひかなくなった。お陰で被爆前の元気で

あったころの、すがすがしい気分を、久々に味わ

うことができた。」という報告を受けていたからである。


 EMは、光合成細菌を中心に、乳酸菌や酵母等々

の抗酸化機能を持つ微生物の複合共生体である。

その主要菌である光合成細菌は、粘土と混和し、

1200℃の高温でセラミックス化しても、そのセラミ

ックスから取り出すことが可能である。想像を絶

するこの耐熱性は、光合成細菌がガンマ線やX

線や紫外線をエネルギー源とし得る機能性を有

するからである。そのため、外部被曝はもとより、

内部被曝の放射能を無害な状態に変換している

と考えられたが、我が国の放射線に関する実験

規制は、かなり厳しいため、将来の課題だと考

えていた。


 野呂さんの話によると、「チェルノブイリへのかけ

はし」の活動には、ベラルーシの国立放射線生物

学研究所の所長である、コノプリヤ教授も積極的

に協力してくれており、近々、日本にも来ることに

なっているとのことであった。


 もし、コノプリヤ教授が来日したら、費用はこちら

で持つので沖縄までご案内して下さい。予算を準

備して、共同研究を提案したいと思いますのでと

、お願いした。翌1995年に野呂さんの協力でコノプ

リヤ教授は沖縄まで来てくれたのである。当初は

私の話を全く信じてくれなかったコノプリヤ教授も

、私から出された状況証拠に半信半疑で同意し

、EMおよびEM・Xを活用した放射線対策について

の実験を行なったのである。この成果は、97年に

沖縄でのEM医学国際会議で発表された。


 最終的に、EMやEM・Xを活用すると外部被曝

はもとより、内部被曝の問題も解決できることが

明らかとなった。しかしながら、それを信じる者は

実験の関係者のみであった。それでも、ベラル

ーシの国民にEMが使えるようにと考え、法的に

かなり厳しい関門を、すべてクリアーして、EMは

農業用、EM・Xは健康用として登録されたので

ある。この登録は、今でも、旧ソ連のすべての

国々で有効となっている。


 EM技術による放射能汚染や被曝対策につい

ての結論的なことは前回(第39回)でも述べた

通りである。しかしながら、今回の福島の第一

原子力発電所の事態は、放射性セシウムを

放出しているため、農水産物を通し、濃縮さ

れた放射性元素による内部被曝の可能性は

否定できない状況となっている。したがって、

今回は、自己責任で実行できる内部被曝対

策について述べるが、このような研究が実行

できたのは、世界で唯一、本件のみである。


 なぜならば、ベラルーシ政府は、外国で療

養する子供達の身体放射線負荷の測定を

禁止しており、もし違反すれば、その子供達

の再出国禁止と同時に、測定にかかわった

関係者の入国禁止という厳しい法律を課し

ているからである。もしも、正式な測定を行

なうとすれば、ベラルーシ政府が認める放

射線等の取り扱い及び測定に関する資格

を有し、かつ、ベラルーシ政府が適正であ

ると認証した測定機器を使用すること、

外国人の場合は、政府の特別な許可が必

要等々の条件も付されていて、実質的に

第3国人が関与できないようになっている。


 幸いにも、野呂さんたちが受け入れた

ベラルーシの子供達の通訳を兼ね、ボランティアで

参加していたベラルーシ出身の、エドアルド・

ヴェンスコビッチ君が、EM・Xに強い関心を持

ってくれたので、彼を私の所属していた琉球

大学農学部の研究生として受け入れ、EM全

般のトレーニングを行なった。その後、大学院

に進学させ、EM・Xによる内部被曝対策を

修士論文のテーマとし、私とコノプリヤ教授で

指導したのである。


 測定器のホールボディカウンターは、野呂さん

の協力で購入することになったが、輸入関税が

200%もかかるため、部品の輸入及び組み立

てという手法で対処した。この方法でも50%の

関税がかかり、当初の予算では、全く対応で

きない状況となった。私は、ヴェンスコビッチ

君を機器を作っているウクライナに送り、機器

の分解と組み立てのトレーニングと放射線

取り扱いに関する資格を取らせ、コノプリヤ

教授の協力で、ベラルーシのすべての認証を

クリアして、実験を行なわせたのである。もち

ろん、この件にかかわる予算の不足分や

ヴェンスコビッチ君の学費や生活費は、

すべて当方で負担し、実験を完了すること

が出来た。


 修士論文名は「EM・X服用による身体負

荷量放射性物質セシウム137の排出に関

する研究」となっている。実験に協力してもら

った子供達は、地図の大きな赤い丸で示

された汚染度の高いゴメリ州とモギリョフ州

に住んでおり、21人が参加した。子供達は

日本への出発前に現地で放射能全身計数

装置(screener-3m)と携帯Y線々量計で測

定し、日本へ入国した。日本での療養は

7月23日~8月31日の40日間で、すべて、

野呂さんを中心とした「チェルノブイリへの

かけはし」の里親の方々に協力いただいた。


 21名の子供の平均年齢は9.7才、3グループ

に分け、EM・Xを1日30cc飲むグループをA、

1日50cc飲むグループをB、飲まない

グループをCとした。飲まなかったグループ

には、実験終了後の12月上旬以降に、

EM・Xを飲むように関係者を含め協力を

お願いした。出発前のセシウム137の

身体負荷量はグループAが81.61ベクレル/kg、

グループBは88.65ベクレル/kg、グループCは

62.99ベクレル/kgであった。


 療養が終了した8月31日後、ベラルーシへ

帰国した直後に測定した結果は、グループAが

26.78に減少、グループBは全員が測定不能、

すなわち正常値となったのである。グループC

も33.81とかなり減少したが、ベラルーシ政府

の目標である15~20ベクレル/kgに達するこ

とは困難であった。


 また、EM・Xの持続性について検討するため、

10月と12月の2回にわたって測定した結果、

Aグループは12月2日の時点で帰国時の26.78より

も下がり22.16、Bグループは全員、測定不能

の正常値を維持し、Cグループは37.31となり、

帰国後の数値が高まるという従来のパターン

が確認された。


 これらのデータと、その後の測定値を参考に、

コノプリヤ教授と協議した結果、EM・Xは1日当り

50ccを服用すると40日でセシウム137の身体

負荷量を完全に消去すると同時に、耐放射性

機能が長期にわたって保持されるという従来

の常識に反する結果となった。


 EM・Xは、その後、改良に改良が加えられ、

日本では、EM・Xゴールドとして市販されてい

るが、現在のEM・Xゴールドは、実験に使わ

れたEM・Xの5.6倍、80℃以上に加熱して適当

な温度で飲用すると10倍以上の効果がある

ことも確認されている。福島第1原子力発電所

の今後がどのようになるのか、予測は不可能

であるが、最悪でもベラルーシのようにはなら

ないことは確かである。


 この観点に立てば、内部被曝対策としての

EM・Xゴールドは、ラベルに書かれている一般的

なレベルで十分であり、子供はその2分の1、

乳幼児は3分の1~4分の1が目安と考えるの

が妥当である。当然の事ながら、EM・Xゴール

ドは飲み過ぎても害はない清涼飲料水であるが

、もしも日常と変わったことが発生すれば量を

50%以下に減らす配慮は必要である。また

外部被曝に対しても量を増やせば十分な対応

が可能である。


 最後に、このベラルーシでの研究情報が、

今回の日本の原発事故に何らかの形で役立

つことが出来るようになったことは、これまで、

長期にわたってご協力いただいた「チェルノブ

イリへのかけはし」代表の野呂美加さんのお陰

であり、改めて感謝の意を表する次第である。

以上は「DIGITAL NEW DEAL」より

現実に効果あれば救われます。福島原発の

被害はこれからが本番となるので、いろいろ

研究しておくことが重要です。特に乳幼児や

子供たちの両親の責任は重大です。 

                     以上

低線量内部被曝の脅威―原子炉周辺の健康破壊と疫学的立証の記録 Book 低線量内部被曝の脅威―原子炉周辺の健康破壊と疫学的立証の記録

著者:ジェイ・マーティン グールド
販売元:緑風出版
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上州は赤城の嶺りんご木村りんご農園

りんご・ペクチンが体内放射能除去に有効!」

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