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2011年11月26日 (土)

人類のカルマの清算が始まったーその④

第2章  人類のカルマの清算が始まった

 人は「光の子」と「獣」に分けられる


5.ただし、すべての人間が地球と一緒に次元上昇するわけではなく、生まれ変わった新しい地球の次元に波長を合わせられない人間は、終末現象のなかで取り残されることになるようだ。(取り残された人間も物質としての肉体は失ってしまうことになると思われる。つまり肉体の死は避けられないということ)

 「世の終わりのシナリオ」の5番目です。
 私は、終末における次元上昇のための「卒業試験」に合格する人を「光の子」、合格できない人を「獣」という名前で分類しています。「光の子」は文字どおり、「心に陰のない天使のような人」ということになります。一方、「獣」の特徴は「我善し(利己主義)」で、「自分さえ餌にありつけばよい」という獣的な性質を強く持つ人という意味です。
 今日の地球においては、圧倒的多数の人は「光の子」と「獣」の中間に位置すると思われますが、これから終末までの期間に時間がスピードアップし、多くの極限的状況(食糧危機や大規模な自然災害など)を体験していく中で、人々の意識の二極分化(善化と悪化)が急速に進み、そのどちらかの性質を強めていくことになります。つまり、人類の心の波動が共鳴し合って、正反対の極に収斂されて行くということです。
 例えてみますと、人類はいま激しい波がぶつかり合う海面にできた大きな2つの渦の間を漂っている状態です。「光」と「闇」という正反対の性質を持った2つの渦はますます力を強め、大きくなりつつあります。私たちが「光」の渦に向かって泳ぐ努力をしなければ、「闇」の渦に引き込まれてしまうかもしれません。
 「闇」の渦は、いわば宇宙のブラックホールのように、その中に巻き込まれた人(魂)がどのような状態になるのかはわかっていません。予言の中には、この太陽系とよく似た宇宙に移されて、再び原始的な生活から学び直すことになると述べているものもあります。このことに関して述べた信頼できる予言が少ないため、私もそのことに確信を持っているわけではありません。
 はっきり言えることは、やはり私たちは「光」の渦に向かって泳ぐ努力をすべきであるということです。「光」の渦に巻き込まれた魂は、間違いなく「神の国」「ミロクの世」と呼ばれる新しい次元へと生まれ変わることができると言われているのですから‥‥。
 ここで「アセンション」や「ニューエイジ」についての知識を持っている人が感じると思われる疑問に対して、私の考えを述べておきたいと思います。おそらく、次のような疑問を持つ人が多いはずです。

 「人間はみな“神の子”だというのに、この終末に救われる人間と救われない人間がい
 るのはおかしいのではないか。神さまはえこひいきをするのか」


 『日月神示』にも「助かる」という言葉が使われています。つまり、終末には「助かる人」と「助からない人」がいるということです。その他の予言で使われている「救われる人」と「救われない人」という表現や、聖書の「選ばれる人」「選ばれなかった人」という表現も同じ意味で使われているのですが、ここで「助かる(救われる)」という言葉の意味を取り違えると、終末についての理解が混乱してしまいます。
 多くの人が引っかかるのがこの言葉の意味ではないかと思います。つまり、「私たちはどうすれば助かる(救われる)のか?」という考え方です。
 この終末には、陸が海に沈み、海が陸として浮上するような大天変地異や核戦争も起こると見られていますから、当然「助かる」というのは「肉体の命が守られる」状態だと考える人がいてもおかしくありません。
 たとえば「人間は死んだらそれでおしまい」と考えている人にとっては、「助かる(救われる)」というのは「大天変地異や核戦争に遭遇しても命が助かること」ということになるでしょう。自分以外の多くの人は地震や洪水で命を失ったとしても、自分と自分の家族の命だけは助けてほしい――ということです。
 しかしながら、終末において「助かる(救われる)」という意味は、決して「肉体生命が守られる」という意味ではないのです。そのことは、『日月神示』や『大本神諭』などに明確に述べられています。
 逆に、そういう「我善し(自分だけは助かりたいという利己主義)」の考え方をする人は、終末の「卒業試験」に合格することはないでしょうから、肉体生命をも失うことになるはずです。
 たとえ生き残ったとしましても、地上の文明が破壊され尽くして、食べ物も自由に手に入らないような荒廃した大地の上で原始人のように生きることが「救われた」ことになるでしょうか。しかも、場合によっては核戦争によって地上の植物や水なども放射能で汚染されているかもしれないのです。
 私たちの生命は、ただ「呼吸が続けられる」ということに価値があるのではなく、やはり多くの仲間と協力し、助け合いながら、文化や文明を発達させ、進化させていくことに意義があるはずです。ですから、せっかく進化した部分をご破算にされて、もう一度原始の状態から始める方がよいと判定される人の魂は、それにふさわしい環境に移されると考えるべきでしょう。
 私が「終末において救われる」というのは、進化した新人類として「神の国」や「ミロクの世」と呼ばれる新しい世界に生まれ変わることを言っています。その人たちを「光の子」と呼び、その反対側にいる人たちを「獣」と表現しておきます。
 結論としまして、終末において「救われる人」とは、波動を高めて「神の国」へと生まれ変われる人(魂)、「救われない人」とは、波動が粗いために現人類の「卒業試験」に合格できず、再度勉強をし直さなければならない人(魂)ということで、卒業の時期は大幅に遅れますが、この宇宙の中の学びの場から追放されるわけではないということです。
 『日月神示』に「一度は死んでくだされよ」とあるのは、助かる人でも三次元における肉体生命は失われる場合があることを意味しています。「助かる人」はその後で神様がつまみ上げてミロクの世に生まれ変わらせてくださるのです。
 ここでは、終末において「光の子」と「獣」を分ける判定基準は「肉体の生死」のことではない――ということを心に留めておきたいと思います。
以上は「2012年のカルマの法則」より

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