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2011年11月24日 (木)

安全な農作物を作り続けるための除染

安全な農作物を作り続けるための除染

 福島第1原発の事故により放射性セシウムで汚染された環境を除染するための目的、手法には以下の4つのカテゴリーがある。
①人が住み続けるための除染
②安全な農作物を作り続けるための除染
③水産物を採取できる海を確保するための除染
④森林資源を守るための除染
前回、放射性セシウムの除染情報1では①人が住み続けるための除染のカテゴリーについて述べた。
「二本松市赤ちゃんのいる家の除染について」の中で木村真三さんが除染した家は二本松市南杉田地区にある。
この地域のセシウム土壌汚染程度は文科省の土壌濃度測定では、
土壌濃度セシウム合計 439~526kBq/m2
空間線量率 2.16~2.37μSv/h
15cm換算土壌濃度セシウム合計 2429~2908Bq/kg
であった。
今回は、②安全な農作物を作り続けるための除染のカテゴリーについて書きたい。
Photo
農地土壌の放射性物質除去技術(除染技術)について_農水省_平成23年9月14日
農地の放射性セシウム土壌濃度(Bq/kg)の段階ごとに、農水省は、農地土壌除染技術の適用の考え方(黒字で表示)を示しています。
●100,000<
適切に放射線を遮へいできる施設で保管することが望ましいとされています。
また放射線量が高いため、固化剤による土ほこり飛散防止等、除染作業時の被曝に対する様々な安全対策を講じる必要があります。
大熊町長者原(北緯37.42525,東経141.005194)で放射性セシウム合計で 29,000kBq/m2 163,000Bq/kgあります。
100,000Bq/kgを超えるのはこの1ヶ所だけです。原発から2.5kmの距離にあります。


●25,000-100,000
固化剤等による土埃飛散防止措置を講じた上で、5cm以上の厚さで表土の削り取りを行うことが適当です。
25,000Bq/kg以上の汚染が大熊町、双葉町、富岡町、浪江町に広がっている。この地域に人が住むことはできません。
すべて国が土地を買い上げるべきと思います。
特に、請戸川、高瀬川、前田川、熊川の河口部に遊水池を設け、出水によるセシウムの海への拡散を防ぐべきと思います。
農地の除染も農作物を作ることを目的とせずに、海の汚染を防ぐことを目的に行うべきです。


●10,000-25,000
表土削り取りを行うことが適当です。10,000 Bq/kgを超えると、深さ30cmの反転耕による希釈で5,000 Bq/kg以下にすることが困難になります。
飯舘村、川俣町、葛尾村、南相馬市が対象の市町村になります。
周囲の森林の林冠に付着した放射性セシウムが雨滴、落葉、花粉等の飛散に付随して農地に拡散してくる。
飯舘村の林野面積は17,316 ha、耕地面積は2,230 haでその比率は7.77倍である。放射性セシウム粒子をフィルター機能で付着した森林は農地より多くの放射性セシウムを蓄積していると推定される。
森林の蓄積したセシウム量は農地の約8倍以上あることを覚悟しなければならない。


●5,000-10,000
地目や土壌の条件を考慮した上で、水による土壌撹拌・除去、表土削り取り、反転耕を選択して行うことが適当です。

●≦5,000
必要に応じて反転耕などにより農作物への移行低減対策、空間線量率低減対策を講じることが適当です。

以上が現在、農水省が考えている除染計画である。
Photo_2  
5000Bq/kgを超える汚染地域は、大熊町、双葉町、富岡町、川内村、川俣町、飯舘村、川俣町、葛尾村、南相馬市の9市町村である。

5000bqkg

PDFファイルのリンク 

5000bqkg_2 
10,000-25,000Bq/kgの激しい汚染は原発周辺と浪江町の請戸川沿いに拡がっている。
___

飯舘村の場合で考えてみる。
グラフと統計でみる農林水産業_農水省のデータより
【林野面積合計】 17,316 ha
【耕地面積】 2,230 ha
【総土地面積】 23,013 ha
【その他】3,467 ha
周囲の森林の林冠に付着した放射性セシウムが雨滴、落葉、花粉等の飛散に付随して農地に拡散してくる。
10,046~16,891Bq/kgが13ヶ所
5,064~9,879Bq/kgが24ヶ所
1,227~4,805Bq/kgが16ヶ所
13ヶ所の中で比曽川沿いの農地は3/15の放射性プルームの飛散ルートの真下であり、周囲の森林も激しく汚染されているので、森林からの飛散状況を見定めてから農地の除染作業を開始するべきである。場合によっては、森林の伐採・植林後に農地の除染を行うべきである。
「飯舘村除染計画書_20110928」の中で、森林除染費368億円は農地等除染費851億円に比べて少な過ぎる。
また、木材の収穫を10年遅らすと、木の幹のセシウム汚染が進み、住宅用建材としての売れなくなることも考慮しなければならない。
「大玉村の森林の放射性セシウム汚染及び対策案の提言」を参照。
5000Bq/kg以下の農地についてはそっけない。農水省の言う水田の農地濃度5000Bq/kg以下というのは
文科省の土壌濃度、空間線量率に換算すると、
土壌濃度=5000/5.53=904,000Bq/m2
二本松市の土壌濃度-空間線量率の換算係数を使って、
空間線量率=904,000/195051=4.64μSv/h と非常に高い値である。
農作業にも支障の出る線量である。農水省でも空間線量率低減対策を講じることが必要としている。
この領域の汚染には微生物による除染法、バイオジオフィルターを利用した用排水路における簡易水質浄化法を考えてもよいのではないか。
「農地土壌の放射性物質除去技術(除染技術)について_農水省_平成23年9月14日」の【別添4】各技術についての解説の4反転耕(P11)によれば、
ほ場の表面線量率は、
不耕起: 0.66 μSv/h
ロータリ耕 :0.40 μSv/h
プラウ耕 : 0.30 μSv/h
であった 。
ロータリ耕(15cmと推定)では0.40/0.66=0.61
プラウ耕(30cm)では0.30/0.66=0.45
に空間線量率を減ずることができる。
(学校グラウンドでの 空間線量率1mと表面線量率1cmの比率は1.1であるので考慮に入れない。)
水田の農地濃度5000Bq/kg、空間線量率4.64μSv/hは、
ロータリ耕(15cmと推定)では4.64×0.61=2.83μSv/h
プラウ耕(30cm)では4.64×0.45=2.09μSv/h
となる。
ちなみに二本松市の平均空間線量率は1.44μSv/hであるので、
ロータリ耕(15cmと推定)では1.44×0.61=0.88μSv/h(年間積算線量4,6mSv)
プラウ耕(30cm)では1.44×0.45=0.65μSv/h(年間積算線量3.4mSv)
何とか当初の目標の5mSv以下に収まる。
二本松市の空間線量率は、
不耕起で0.5~3.0μSv/h(年間積算線量2.6~15.8mSv)の間にあり、
測定ヶ所82の中で年間積算線量5mSvを超えるのは、56件である
ロータリ耕(15cmと推定)で0.31~1.83μSv/h(年間積算線量1.6~9.6mSv)となるが、年間1mSvの目標には達しない。
測定ヶ所82の中で年間積算線量5mSvを超えるのは、25件である。
プラウ耕(30cm)で0.225~1.35μSv/h(年間積算線量1.2~7.1mSv)となるが、年間1mSvの目標には達しない。
測定ヶ所82の中で年間積算線量5mSvを超えるのは、6件である。
耕作放棄地や南杉田や小浜地区などのホットスポットが残る。これらの場所を探して「表土削り取り」、森林の除染を行う必要がある。
しかし、二本松市でさえ、1mSvを下回る所は一ヶ所もない。いかに年間1mSvまで下げることが困難であるか理解できる。

次回は、飯舘村の除染について書き込みたいと思います。

参照資料のリンクリスト
農地土壌の放射性物質除去技術(除染技術)について_農水省_平成23年9月14日
【別添1】農地土壌除染技術開発の実証試験概要
【別添2】実証した除染技術の成果の概要要
【別添3】農地土壌除染技術の適用の考え方
【別添4】各技術についての解説
市町村による除染実施ガイドライン_原子力災害対策本部_20110826
農地の除染の適当な方法等の公表について_原子力災害対策本部_20110930
森林の除染の適切な方法等の公表について_原子力災害対策本部_20110930
飯舘村除染計画書_20110928

「市町村の姿」 - グラフと統計でみる_農林水産業_福島県_飯舘村_農水省

以上は「みまもりファームの栽培日記」より

除染は大変な費用と作業が必要です。実際には除染不可能な場所も多く現実は厳しいのが実態です。それに現在も福島原発はいまだ新たな放射能を飛散させている状態ですから、やっと除染してもまた汚染されてしまうイタチごっこの状況であるわけです。元をストップさせねば駄目です。しかしこれが略不可能な状況であるわけです。どうしようもない状況ですがそれでもやらねば成らない現状のようです。諦めるわけには行かないのです。以上

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