「大本神諭」に見る世の終りのシナリオーその⑧
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「世界の人民よ、一日も早く改心なされよ」 改心と申すのは、何事によらず人間心を捨てしもうて、知恵や学をたよりにいたさず、神の申すことを一つも疑わずに、生まれ児のようになりて、神の教えを守ることであるぞよ。 霊魂 研 研 「改心」の内容の説明です。「知恵や学をたよりにせず、生まれたままの赤ちゃんのような心で、神の教えを守りなさい」と述べられています。「人間心」「肉体の心」というのは、「人間の煩悩」すなわち欲望全般をさしている言葉です。 「仏」というのは仏教のことです。仏教の中心となる教えは、「人は煩悩(この世での欲望)から逃れることができないため、輪廻転生を繰り返している」という考えを前提としています。しかしながら「今回の終末において人の輪廻転生は終わる」のですから、「そのような仏教的な考え方も卒業しなさい」と教えているのです。つまり、「次の人生でやり直そうと期待するような考え方ではだめだよ」ということです。 最近の間違ったスピリチュアルブームのなかで、軽薄なテレビ番組に影響された人たちが「自分は前世ではどのような人物であったか」ということに関心を持つようになり、死後も簡単に新しい人生のやり直しができるかのように錯覚する人が多くなっているのは非常に危険な傾向です。そのようなブームを作り出している人物たちは、まず間違いなく低級霊の支配下に置かれていると思ってよいでしょう。 私は、そのようなテレビ番組が作られ、高い視聴率を得るようになってきたのは、霊界の低い世界にいる霊の集団が、この世の終わりを予感して意図的に誤った情報をこの世界に伝えて攪乱しているのではないかと見ています。 そういう低級な霊たちに操られている人物は、いずれ化けの皮がはがれるとは思いますが、多くの人に「人は何度でも生まれ変わることができるるんだ」という認識を植えつけ、場合によっては、「この人生はおもしろくないから、いったんリセット(自殺)して、次の人生に期待しよう」という安易な考え方を抱かせることにもなりかねません。 実際、いま人気のテレビ番組では、自殺して霊界に行った人物からこの世の肉親にメッセージが届くといった筋立てまで“創作”されたことがありました。 この人生の苦難から逃れるために自分の命を断った霊魂が、霊界のどのような境遇に置かれることになるかということは、多くの霊界通信が明らかにしているところです。間違いなく生前の苦しみはそのままで、しかもそれを何十倍もスケールアップした世界にいるわけですから、とてもこの地上の人間にアドバイス的なメッセージを伝えられるような状態ではあり得ないはずなのです。そのような矛盾したスピリチュアルブームがテレビによってつくり出されるようになっていることも、ある種の終末現象と言うべきかも知れません。 なお、「仏」は「霊能力」のことを指していると解釈することもできます。最近は「霊魂の体外離脱」などの手法を使って“霊界行脚”を試みる人たちも見かけます。またそれを売り物にして著書を出版する人なども出てきていますが、普通の人はそのような霊能力の習得を心がける必要はないのです。というより、そういう手法に心を引かれるということは霊格が低い証拠と見てよいでしょう。いわば「スプーン曲げ」に憧れる気持ちとあまり変わりません。 霊格の向上は超能力の習得とは関係がないのです。そんなことにうつつを抜かすよりも、この終末の時代には、ただただ現世的欲望から心を自由にする訓練をすることがもっとも大切な「改心」だ、とこの神示は述べているわけです。 さて、この神示の中でも2度にわたって出てきますが、「大本神諭」の中で常に警告の対象となっている「知恵や学」は、今日の科学や医学など西洋から伝わってきた学問のことを指しています。明治維新以降、西洋から入ってきた学問は確かに世界文明の発展に貢献したようにも見えますが、その行き着くところは今日の地球環境破壊でした。人類の物質欲のカルマが蓄積されつづけ、地球自身が悲鳴を上げるところまできています。このあたりのことについては多くの人が実感されていることだと思いますので、解説する必要もないと思います。 悪い身魂をこのままでこの世に残しておいたなら、何時までも世界は水晶の世にならんから、改心のできぬ霊魂は、二度目の世の立て替えの 経綸 厳罰 歴然 厳罰 出来 高座 不規律 改心できぬ霊魂は、経綸どおりに成敗し、悪霊は始末されるということです。「天地からそれぞれの厳罰(いましめ)」とあります。「天」は霊界において、おそらく守護神以下の指導霊が厳罰を受けるということでしょう。「地」はこの世界、つまり肉体に厳罰がくだるということで、天変地異に巻き込まれて恐怖の体験をさせられるということかも知れません。どちらにしても辛いことです。だから、「神は気の毒であるから、くどう筆先と口で知らして」おられるのです。 改心いたせと申すのは、神は身魂の 調査 現世 霊魂 霊魂 霊魂 新 終末には、肉体のままこの世で役立てる人(霊魂)と、国替えして(死んで霊界に行って)役立てる人(霊魂)、そして神さまが引き取る人(霊魂)があるということです。「神へ引き取る」ということが何を意味するかはよく分かりません。 「新(さら)つ世にする」というのは次元が変わることを意味しています。「水晶のように透き通った光り輝く世界になる」ということです。現世においても、断食道場などで断食を伴う修行をして身も心も浄めた人が、朝目が覚めると突然周りの景色が金色に光り輝いて見えることがあるという話を聞いたことがあります。心身が浄化されたために波長が繊細になって、波長の高い異次元の世界を霊視することができたものと思われます。 終末のあとに訪れる新しい世界では、この地球はそのような光り輝く姿に生まれ変わるということでしょう。わくわくしませんか。そのためには、ぜひとも人類の「改心」が必要だというわけです。特に「世界のひな型である日本の人民が改心すれば世界が良くなる」と述べられています。いまの大半の日本人にはその自覚はないと思いますが、現人類の代表選手として、私たちの責任は重大なのです。 今度お役に立てるのは、水晶魂の選り抜きばかり。神が 憑 「神が憑(うつ)る」とは「神様のような高い波長を持つ高級神霊に憑依していただく」ということです。そのためには、身魂を磨いて波長を繊細にしておかなければならないのです。波長の粗い人(霊魂)には神は憑(か)かることはできず、逆に動物霊のような波長の粗い低級霊が憑かったりして、無差別殺人事件などの奇怪な行動をさせられる危険性があります。そこまで行かなくても、終末の大混乱の中では恐怖に顔を引きつらせながら右往左往させられる可能性が大です。それを避けるためにも「改心」は早いに越したことはないということです。 人民というものは、万物の霊長と申して、神にもなれる性来の結構な霊魂を戴いておりながら、これだけ曇らしてしもうて、誠の神の教えが何も解らんようになりたのは、外国の教えを世界一の善きものと思い迷わされて、肝腎の日本魂を外へ宿替えさして、さっぱりカラ魂とすり替えられておるからであるぞよ。(明治35年旧3月11日) 「外国の教えを世界一の善きものと思い迷わされて」という表現に、何かピンとくるものがあるでしょうか。「何のことかわからない」といわれる方は要注意です。既に西洋文明に毒されてしまっている可能性があるからです。「カラ魂」の「カラ」は「外国」のことです。科学万能主義、拝金主義(今日主流になっている「お金がすべて」という考え方)といったことを意味していると思われます。 この世をこのままにしておいたなれば、日本は外国に取られてしもうて、世界は泥海になるから、末法の世を縮めて松の世にいたして、日本神国の 行状 陸地 精神 それから「世界にはもひとつ世の立て替えの大峠がある」という言葉は心に留めておいてください。「大峠がある」ということです。いま世界中で起こっている異常気象や大規模な自然災害などは、まだまだ小さな峠に過ぎないと見ておくべきでしょう。 そして、くどいほど述べられている「我さえよければ人は転(こ)けようが倒れようが見向きもいたさん精神(こころ)」を持った我善し(利己主義)の人は、終末の大峠は越えられないということです。 今度の 境界 「きたない心で金を貯めていても、悪い方へついていかないといけないことになる」と述べられています。「悪い方」とはサタンの導きによる地獄的世界だと思われます。地球が次元上昇しますと、今日の人間社会のような善悪混合の地球ではなくなるのです。善と悪に二極分化してしまいますから、善一筋の「神の国」に行くか、「悪魔に支配された地獄的世界」に閉じこめられ、家畜のように管理されるかのどちらかになると思われます。ですから、「早く改心せよ」とくどいほど述べられているのです。それでも多くの人は終末の土壇場にならないと気がつかないのでしょう。その時に気がついてももう遅いと、何度も警告されているのですが‥‥。 「この世の物をいったん天地に引き上げてしまう」とありますから、立て替えの内容は物質文明が崩壊する姿をとると思われます。そのような姿を見ても狼狽しないだけの気づきと心構えが必要だということです。一度、地球文明が音を立てて崩れていく姿をイメージして、自らの心の動きを観察してみてください。その崩れゆく文明にを目の前にして、恐怖心と執着心が生まれるようであれば、まだまだ身魂磨きは不十分ということになります。 もちろん、「こんな文明は壊れてしまえ」という自暴自棄的な気持ち、あるいは現文明を嫌悪したり、そこから逃避しようとする気持ちもよくないのです。「現文明に感謝しつつも、それに執着しない」という心の姿勢が必要と思われます。 日本の国の身魂の曇りようはえらい曇りようであるぞよ。外国の方がよほどましであるぞよ。日本の人民は欲が深いから、外国の人民に騙されて、日本の国を自由自在、すきすっぽうにいたして、日本の国はさっぱり汚してしもうて空き地はないぞよ。この曇りた日本の国は元の神代へ立ち返りて、水晶の世にいたすのは日本の人民の心をさっぱり水晶の心に持ちかえて、元の神の心と同じ心になりたら、それを神代と申すのであるから、このみぐるしき日本の国は、小さい国であるから、改心さして、世の立て替えをいたしたいと思うたなれど、たてわけると、純良身魂は何ほどもないのが厭なことであるぞよ。(明治41年旧6月8日) 今の日本人の身魂は大変な曇りようだと述べられています。つまり、「我善し」の人間が増えているということです。神示の最後の部分で「(日本人の中には)純良身魂は何ほどもない」と嘆いておられます。まだ今日ほど西洋文明に毒されていなかったと思われる明治・大正の時代でもそうであったとすれば、今日の日本の姿は神さまの目にはどう映るでしょうか。あるいは、神さまの世界には時間はないと言われますから、終末を迎えるときの日本人の姿が既に見えていたのかも知れません。 誠の道を立てるのは、我が身を棄てて、我の体躯は砕けても、今度の 大事業 他人 天晴 終末の、たぶん大峠になると「我のことは棄ておいて、他人を助ける心の人民」が表舞台に出ると述べられています。いわば「終末のナビゲーター」とでもいうべき人たちのことで、具体的に144,000人という数まで明らかにしている神示(ヨハネの黙示録、但馬神示など)もあります。私たちもそのような存在になれるように、しっかり身魂磨き(改心)をしておきたいものです。 以上は「2012年のカルマの法則」より |
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