福島原発・4号炉は、次の大地震に堪えられるか?
福島原発4号機・核燃料プールの現状 いつ何時倒壊するか分からないという危険
福島原発事故に関して、1/2に放射性物質(セシウム)の福祉までの降下量が跳ね上がるという事態が起こった。これは、元旦に発生した地震(震度4)の影響だとする説が有力のようだ。(既に田畑や山に飛散していたセシウムが、再び飛散し凝縮されたとする説もある)
http://nekohamiteiru.blog50.fc2.com/blog-date-20120106.html
実態は、どうなっているのか?
福島でのセシウム降下量のデータは、1/3以降は落ち着いており再び上がる様子もない。また東京でのセシウム降下量データでも未検出とされているので、現在のところは今すぐ避難しなければならない、という事態ではないらしい。
1/2にセシウムの降下量が上昇した理由としては、やはり元旦の地震の影響が強いだろう。その場合、最も可能性が高いのが『4号機の使用済み核燃料プール』だということになる。
http://www.stop-hamaoka.com/kaisetu/pool.html
使用済み核燃料プールは、使用し終わった核燃料をプールに入れて冷却している場所だが、原子炉の上の方にある。つまり、放射能を閉じ込める防壁が何もない場所にある。
そして、4号機の核燃料プールには、原子炉に通常入っている燃料の2~3倍の燃料が貯まっている。
ところで、4号機は水素爆発を起こしたことで知られているが、現在はこんな状態になっている。建屋が壊れて見えている部分の下の方に青いフェンスが張り巡らされていて、その上の緑色の小さい機械類があって、その上にあるのが核燃料プール。プールは外気に対してむき出し状態になっている。
この核燃料プールでは高温の使用済み核燃料を冷却しているため、常時湯気が立っているようだ。
ところで、4号機の水素爆発では、原子炉建屋の外側が吹っ飛んだだけでなく、使用済み燃料プールを支えていた建屋の部分まで吹っ飛んでいる。もちろん鉄骨で補強する工事を行われているが、余りにも酷い作業環境で、十分な補強工事はまだ行われていないと言われている。
元旦の地震によって、使用済み核燃料プールが傾いて、(放射性物質を含んだ)冷却水の一部がこぼれた結果、1/2にセシウムの降下量が上がった可能性が高い。
但し、一旦福島のセシウム降下量が落ち着いているところから見て、今すぐの避難は必要ないと思われる。だから、4号機が急激に危険な状態になった訳ではなさそうだ。
但し、震度5以上の地震が起こった場合には、核燃料プールが崩落し、核燃料ごと落下することになる。この場合、核燃料は冷却されないまま剥き出しの状態のまま「燃料溶融」が進み、放射性物質が拡散し続けることになる。
核燃料プールの崩壊が起こらなくても、地震によって冷却系統の配管が破損し、循環冷却システムが機能しなくなると、プール内の燃料棒が溶け出して、プールの底を溶け落とし、核燃料ごと下に落ちることになる。
※実は海外では311直後から、原子炉内の核燃料よりも、使用済み核燃料プールの危険性が指摘され続けていた。
※建屋が吹っ飛んでいるので、水素が蓄積することによって起こる水素爆発は起こらないだろう。
4号機の使用済み燃料プールの核燃料が溶けるという事態は、奇しくも政府が「最悪シナリオ」として想定していたものだ。
この場合、同原発から170km圏内は強制移住、250km圏内は避難対象となる。
元旦の地震での被害は大したことが無かったようだが、
日本人は、このいつ起きるとも分からない地震によって、放射性物質が東日本全域から関西まで拡散する危険と、今後、何十年も直面し続けることになる。
※4号機の核燃料プールからの使用済み核燃料の引き揚げは2013年に着手予定とされている。
※4号機から引き上げられた使用済み核燃料は、共用プールに入れられるだけなので、大地震による放射性物質拡散の危険は、ましになるというだけで無くなる訳ではない。
フクイチ4号機、もしもの緊急避難時の手引書
<画像及び現状分析は、こちらから引用させて頂きました>
福島第一原発4号機燃料プールの現状について、ド素人にもわかること
以上は「日本を守るのに右も左もない」
北大の教授が指摘しているように、近じか巨大地震M9前後の地震が来そうだとの警告が出ていますが、万一来た場合には、福島原発の4号炉の破壊が一番不安です。地震が来る前に修理できれば良いのですが、今の予定では地震の方が早く来そうです。その場合には、今懸念される最悪の状況もあり得ることになります。今の誤魔化し政府では到底期待出来ませんから、それぞれ個人的に対策を持つ必要性があります。今後1~2ヶ月間が勝負の時です。起きてからでは遅いのです。今は総無責任時代で誰も責任は取りません。
全て自己責任として行動するより他に方法がありません。一種の戦時下にあると思われたほうが理解し易いと思われます。 以上
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