国民の意思が反映されない日本は、これでも民主主義国か?
新ベンチャー革命2012年1月15日 No.512
タイトル:小沢ショックがもたらしたもの:日本の民主主義危機
1.子供にどう説明するのか、民主主義ルールが平気で破られる日本
2012年1月14日の朝日新聞報道によれば、13・14日に行われた緊急世論調査(注1)でも、野田内閣支持率29%とNHKの調査(注2)ほぼ同様でした。この結果を素直に読めば、野田内閣支持者3割が消費税増税賛成者ということになります。
今の暴走野田政権を支持しているのはいったいどのような国民なのでしょうか。朝日データによれば、民主支持者の約5割が消費税増税に賛成のようです、ほんとうかいな。
2009年の政権交代時に、民主党支持者が多数居たのは理解できますが、当時の民主と程遠い今の野田民主党を支持するのはいったいどのような国民なのでしょうか。
悪徳ペンタゴンの正体を剥き出しにし始めた最近のマスコミの世論調査はほんとうに奇々怪々です。
このようなとんでもない日本のマスコミによるいかがわしい世論調査ですら、国民の消費増税賛成者の数字を過半数に持っていくことはできないことを、NHKおよび朝日という日本の二大マスコミが証明してくれています。
民主主義国家・日本において、国民の過半数が支持していないことを強引に推進することは重大なルール違反です。こんなことは良い子の小学生でもわかる話です。
2.暴走野田政権のストッパーがいない
国民の支持のないまま暴走する野田政権に対して、マスコミは批判しなければならないのに、まったく批判しません。さらに野党第一党・自民もまったく批判しません。今、必死で批判しているのはネット住民のみです。この日本はいったいどうなっているのでしょうか。
ところで英語でアドボケイト(Advocate)という言葉がありますが、民意代弁者を意味し、民主主義国家では不可欠な役割の人たちですが、先進民主主義国では政治家、マスコミ、有識者がアドボケイトを務めます。ところが今の日本ではネットを除いてアドボケイトがまったく機能していません、だから、野田政権が暴走できるわけです。非常に危険な今の日本です、反民主主義国・北朝鮮をわれわれは笑っていられません。
3.戦後二回目の民主主義危機に陥った日本
今の日本は民主主義の危機に陥っていることは明らかですが、似たような現象は94年、村山内閣時代にも発生しています。このとき、あろうことか自民党と社会党の連立政権が誕生したのです。まさに水と油を混ぜたようなものでした。この状態は到底、健全な民主主義政治とは言えません。思想よりも名誉と地位を優先した社会党政治家への国民の失望が極限に達し、その後、野党第一党・社会党は消滅してしまいます。
今、第二の社会党悲劇が起きています。今の民主党は国民の期待を大きく裏切り、詐欺政党に堕しました。ネットでは野田民主党への怒りが止まりません。いずれ民主党もかつての社会党の二の舞を踏み、遅かれ早かれ空中分解し、消滅するでしょう。
ネットでは暴走する野田総理への批判が殺到していますが、政権交代前の民主党マニフェストに同調していた野党時代の野田総理の発言を思い起こすと、野田総理も君子豹変せざるを得ない、のっぴきならない事情があると思われます。
4.日本の民主主義危機の要因:小沢ショック
現在の民主党は野田総理を筆頭にする悪徳ペンタゴン政治家に乗っ取られています。そして、13日に行われた内閣改造にて、シナリオ通り小沢派掃討作戦が実行に移されました。
小沢支持の国民から観ると、野田総理は小沢氏の築いた母屋を乗っ取った夜盗に等しいわけです。
民主党をここまで成長させたのも、2009年に政権交代を成功させ、民主党を政権党に仕立てたのもすべて小沢氏の功績であることは否定しようがありません。にもかかわらず、野田総理を筆頭に、民主党内の悪徳ペンタゴン政治家には伝統日本の東洋的価値観(仁・義・礼・智・信)(注3)のかけらもありません。
彼らは伝統日本のもつ価値観とはまったく異なるサタニズム的な価値観に染まっているとしか思えません。いい加減、目を覚ませ!
2009年、政権交代当時の立役者であった小沢氏は今、おかしな裁判に巻き込まれて座敷牢に閉じ込められたに等しい状態に置かれています。
現在の小沢氏の置かれた状況を与野党の政治家のみならず、マスコミ人、官僚、有識者、そして国民が目撃しています。それはまさしく“小沢ショック”そのものです。“かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂”(吉田松陰)を思い出さずにはおれません。
現在の小沢氏もここまで執拗に悪徳ペンタゴン勢力から攻撃されるとは予想できていなかったでしょう。
5.小沢ショックは見せしめ効果を狙っている
逆らった奴は絶対に許さない!というのはマフィアの掟ですが、本件、63年に暗殺されたJFK(ケネディ)大統領を思い出します。これ以降、米大統領は非常におとなしくなりました。JFKに近い立場のオバマ大統領も、巧妙に立ち回っており、JFK暗殺の二の舞を巧みにかわしています(注4、注5)。
これと同様の現象が今の日本に起きています。
今の日本政治を仕切っている野田民主党政治家、官僚、マスコミ人、有識者は小沢氏への悪徳ペンタゴンおよびその背後の米国戦争屋による仕打ちを目の当たりにして震え上がったのです、それは野田総理も例外ではありません。
彼らステルス権力から直接に圧力を掛けられた経験者には、ポスト小泉の安倍、福田、麻生、鳩山、菅という総理経験者がずらりと並びますが、そろって猫のようにおとなしいわけです。“モノ言えばクチビル寒し 秋の風”の歴代総理経験者の羅列は非常に不健全な日本を象徴しています。
現在の野田総理も一政治家とはいえ、小泉時代から政界におり、ポスト小泉の政界の闇を目撃しているはずです。さらに、小沢氏への仕打ちの闇も目撃しているでしょう。
そう考えると、普通の人間・野田総理の行動パターンが国民から異様に見えるのは無理ありません。そして、野田総理の目がすわってうつろに見えるのも無理ありません(注6)。
注1:asahi.com “消費増税案に反対57%、賛成34% 朝日新聞世論調査”2012年1月14日
注2:NHK News Web、“野田内閣支持率 4ヶ月で半減”2012年1月10日
注3:儒教、ウィキペディア参照
注4:本ブログNo.9『舛添大臣の“豚フル”宣言は“獲らぬ狸”であろう』2009年8月19日
注5:本ブログNo.94『オバマ大統領のアジア太平洋地域訪問中止の謎を解く』2010年3月19日
注6:本ブログNo.509『野田総理と前原氏・菅元総理の共通点:目がうつろで何者かにマインドコントロールされているかのようだ』2012年1月9日
以上は「新ベンチャー革命」より
前回の総選挙で民主党の「マニュフエスト」に賛同して、政権交代しましたが、結果はご覧のとおり、悉く破棄されて政権公約は無視され続けています。最初の鳩山内閣では、沖縄、普天間基地の県外移転は、一部の妨害勢力にやられて、失敗しましたが、これは出来ないことではなかったものです。脅迫に敗れた結果です。次の菅内閣は、最初から駄目でしたが、「3.11テロ」を実行して日本破壊に導きました。3人目の野田内閣は、当初少しは期待をもたらしましたが、しかしすぐに正体を現して、やはり駄目内閣になりました。今の日本の政治を動かしている勢力は、外国の勢力のようです。日本人が日本人のために日本人の政治を行なえない状況は異常事態です。 以上
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