「オバマ再選阻止」を狙う、テイーパーテイーの本音(1/10)
混戦の大統領選挙を米国民はどう評価しているか?
保守の本拠地・アリゾナで「オバマ再選阻止」を狙う
ティーパーティーの本音
――ジャーナリスト・長野美穂
今年11月6日投開票の米大統領選に、世界の注目が集まっている。1月3日の共和党アイオワ州党員集会を皮切りに、各党の大統領候補者を絞り込むための予備選が幕を開けた。再選を目指すバラク・オバマ大統領が率いる民主党に対して、政権奪回を狙う共和党は、ミット・ロムニー・前マサチューセッツ州知事や、元下院議長のニュート・ギングリッチら挑戦者が激戦を繰り広げている。民主党は再び勝利することができるのか。それとも共和党が「返り咲き」を果たすのだろうか。
2008年の大統領選で共和党が敗退し、辛酸をなめたアメリカの保守層たち。そんな彼らが、オバマ政権への不満を表明し、全米で草の根的に広げたのが、「ティーパーティー運動」である。2012年のリベンジを期して、彼らはこの大統領戦にどう臨むのか。保守の本拠地・アリゾナで、ティーパーティーのメンバーたちを直撃した。彼らの本音からは、日本人には見えにくい米国大統領選の論点と、候補者それぞれに求められる課題が浮かび上がってきた。
共和党が強く保守層が中心のアリゾナ
盛り上がる「オバマ再選阻止」の気運

メキシコと国境を接するアリゾナ州。砂漠の地ににょきっと生える野生のサボテンと、雄大なグランドキャニオンを観光資源に持つこの土地は、「ワイルド・ワイルド・ウェスト」とも呼ばれ、ジョン・ウエインの西部劇映画の舞台としても有名だ。
政治的には共和党が強く、保守層が中心の土地柄、つまり真っ赤なレッドステイトである。州代表の上院議員は、お馴染み共和党のジョン・マケイン。2008年の大統領選でオバマと闘って敗れた、あの人である。
そんなアリゾナの州都、フェニックスの郊外で、オバマ再選阻止を目指し、草の根活動をする保守派の人々がいると聞き、早速会いに行ってみた。
「ウェルカム!!」
約束の場所であるイタリアンレストランに着くと、紺のブレザーとカーキ色のズボンで決め、きちんとネクタイをしたおじ様たちが、駐車場で待っていた。 さすが保守派。全米どこであろうと、時間きっかりに「正装」で現れるのがコンサバティブのお約束。それはまるで彼らのDNAに刻み込まれているようだ。
以上は「DIAMOND ONLINE」より
テイーパーテイーの主張は、古きよき時代の米国を思い出すもので、現在の共和党にも今の民主党にもそれぞれ不満を持つ人たちで、彼らの要求は素朴なものが多いようです。この点では、今の日本の政界にも同じことが言えそうです。今までの自民党には愛想を付かして、民主党に希望を託したが、これも悉く裏切られて、今や、投票する党が存在しない状況にあります。日本にも新たな希望を持たせる新党が出来れば、たちまち第一党になりそうな雲行きです。果たして希望が持てる新党が現れるかどうか未定です。昔の名前で出ています。では、また誤魔化されるばかりです。全くの新人でなければ通用しません。以上
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