全国民に「マイナンバー」閣議決定・野田内閣
(転載開始)
◆国民に「マイナンバー」閣議決定 共通番号法案、情報漏えいに罰則
2012/02/14 10:25 共同通信
閣議に臨む(左から)鹿野農相、野田首相、岡田副総理=14日午前、首相官邸
政府は14日、国民一人一人に番号を割り振って納税実績や年金などの情報を管理する共通番号制度を導入するための「個人識別番号法案」を閣議決定した。番号に「マイナンバー」という名前を付け、15年1月の利用開始を想定している。個人情報の保護に向け、行政組織などを監視する第三者機関の設置や情報漏えいに対する罰則を盛り込んだ。
政府は社会保障と税の一体改革に関連し、共通番号制を消費税増税に伴う低所得者対策に活用することも検討。番号制を使い、所得をより正確に把握することで、低所得者に所得税を払い戻したり、「給付付き税額控除」の導入につなげたい考えだ。
◆共通番号制度 第三者機関設置も
2月14日 18時9分 NHKニュース
政府は、国民一人一人に番号を割りふる「共通番号制度」の導入に向け、制度の中心的な法案となる、個人の情報保護を監視する第三者機関の設置などを盛り込んだ、いわゆる「マイナンバー法案」を、14日、閣議決定し、国会に提出しました。
この法案が今の国会で成立すれば、政府は個人情報の保護を監督する第三者機関「個人番号情報保護委員会」を、来年6月までに設置します。
○政府“強力な組織に”
この委員会について、政府は、公正取引委員会のように、立ち入り検査などの権限を備えた強力な組織とする考えです。
そして、省庁や市町村はこの委員会から情報流出を防ぐ十分な対策が講じられているかなど、指導・監督を受けながら、情報を管理するシステムの整備を進めます。
システム整備を受け、平成26年の6月以降、実際に個人に番号が割りふられる予定です。
番号は、市町村が住民基本台帳ネットワークの住民票コードを活用して作り、書面で通知します。
番号が記載された顔写真付きのICカードの形で受け取ることもできるということで、名前・住所・生年月日・性別などが盛り込まれます。
そして、平成27年1月から運用が始まり、番号を基に、年金の加入履歴や、源泉徴収票の記載事項などの情報が分かるようになり、そのよくとしには、インターネットを使って自分の情報を確認できるシステムも整えたいとしています。
○政府のねらいは
政府は、共通番号制度を導入するねらいとして、「公平な税の負担や、きめ細かい社会保障の給付を図ること」を挙げています。
また、現在、国会でも議論されている「社会保障と税の一体改革」の確実な実施に、この制度を活用したいとしています。
現在は、年金を受け取る際に必要な番号や住民票コードなどは別々ですが、共通の番号があれば、国民一人一人の所得がいくらあって、年金などの保険料をどのくらい支払い、どんな公的サービスを受けているかが、一元的に把握できます。
これによって、社会保障の給付漏れや税の徴収漏れを防ぐほか、公的サービスに関係する手続きが簡素化できます。
例えば、医療費が自己負担の上限を超えた場合、現在はいったん窓口で支払い、後に払い戻しを受けなければなりませんが、共通番号制度では、一時的な負担をせずにサービスを受けられるようになります。
また、消費税率の引き上げで焦点の一つになっている、低所得者に対する、いわゆる「逆進性」対策にも、政府はこの制度が欠かせないとしています。
低所得者への減税や、現金を支給する「給付付き税額控除」は、共通番号によって個人の所得を把握することで実施が可能になるということです。
○課題は個人情報の保護
一方、課題となるのが「個人情報の保護」です。
内閣府が去年11月に行った調査では、「プライバシーの侵害」や「情報の不正利用」など、今回の制度に何らかの懸念を感じていると答えた人が全体の86%に上っています。
これに対し、政府は、情報が適切に管理されているかを監督する「第三者機関」の設置や、不正利用に対する罰則、それに番号の利用範囲を制限することなどを法案に盛り込むことで、こうした懸念を払拭(ふっしょく)したい考えです。
また、共通番号は、本人の同意がなくても、日本に住民票がある人であれば全員に自動的に付けられることから、いわば勝手に番号が付けられることに反対する声もあります。
(転載終了)
「TPP参加」「消費税増税」と並んで、野田政権による”売国政策”の肝のひとつと言える「共通番号制度」が遂に閣議決定された。
政権与党たる民主党も、野党に成り下がった自民党も、国会において幼稚極まりない、おままごとが如き討論を繰り返して貴重な時間と共に我々の血税を浪費しているが、この連中どもはどちらも根っこは”同じ穴の狢”であり、同法案が国会で成立することは自明であろう。
早い話、”規定路線”どおりということである。
「共通番号制度」については、予(かね)てより本ブログにてその危険性をしてきたが、その実態は”国家権力”が国民の一挙手一投足を把握可能な「監視社会」の実現を意味するものである。
即ち、オーウェルの『1984年』の中の恐怖社会が、また一歩現実のものになろうとしているということである。
上記記事の中で「共通番号制度」導入の課題として「個人情報の保護」に触れられているが、原発における「保安院」の例を見るまでもなく、政府が設置する「第三者機関」などに一体何が期待できるというのであろうか?
この「第三者機関」は違反があれば立ち入り検査を行う権限を持つほか、情報漏洩した行政職員らには「最高で4年以下の懲役、または200万円以下の罰金を科す」という”厳しい罰則”が規定されていると報道されているが、トンだお笑い話である。
全国民のありとあらゆるプライバシーが丸裸にされるというトンでもない話にも拘らず、たった4年の懲役、200万円の罰金をして”厳しい罰則”と報じる大手マスゴミは、国民を舐めているにも程があるであろう。
我々のプライバシーはどれだけ安いんだ?という話である。
”監視社会”先進国たるアメリカでは既に「社会保障番号(SSN)」という形で「共通番号制度」が実運用されているが、アメリカでは「SNN」の提示なくして、社会保障を受けることはおろか、銀行口座の開設・クレジットカードの発行・ローンの借り入れができないという社会が実現されているのである。
ビルゲイツ・マイクロソフト社の”脆弱”極まりない不良アプリたる「WINDOWS」に加え、国家権力による”国民監視用端末”「iPhone」「スマートフォン」が今や日本でも急速に普及している現状、「共通番号制度」の導入によってネット上にありとあらゆる個人情報が流出すると共に、「WINDOWS」「iPhone」「スマートフォン」に意図的にインストールされた”双方向”通信可能なアプリケーションが、”国家権力”による国民一人ひとりの個人情報の掌握を容易にすることであろう。
もはや完全に”ダークサイド”(暗黒面)に堕ちた野田政権という従順なる僕(しもべ)を手に入れた支配者層によって益々加速する「監視社会化」について、我々は細心の注意を払わなければならない。
※参考1「国家権力がいよいよ「ネット言論」の”弾圧”・”統制”に乗り出した ~「平成版治安維持法」発令の愚~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/a45a86079ca06c2a5f00aa91f2ceef37
※参考2「警察の横暴・愚劣さが止まらない ~着実に進行する「監視社会化」~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/e59adb84776f9dda9a3e68fc7e3c6329
※参考3「警察の”公安化”が益々加速 ~着実に進行する「監視社会化」~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/ded5a028be45cae1847c5d072261c99a
※参考4「安易に「ググる」のはやめた方がよい ~Google検索の危険性~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/bbc3a3f9988187929e981fc655ccdc76
※参考5「Googleが遂に現在地情報を確認可能な”監視”ソフト「Google Latitude」をリリース ~進む監視社会化~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/fb2c8945bb407193c7aed8eea7475e80
※参考6「増加一途の監視カメラ~ついに電車内にまで~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/84420c2d58f02b4e5ecf21a97c355cf0
※参考7「国家権力による”国民監視用端末”「iPhone」「Android」に要注意!」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/d926d298a7ca5a9b441144762cb52a81
※参考8「続・国家権力による”国民監視用端末”「iPhone」「Android」に要注意!」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/cf69e2b2de4a91525afdeb927f13030f
※参考9「「携帯GPS機能」を使用しての容疑者居場所割り出しが可能に ~加速する監視社会化~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/aae3d4bc89cc00dda944bfd1e26d24fe
※参考10「【監視社会化問題】 国家権力がツイッターにスパイウェアたる「ストーカー機能」を追加」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/36d8cffbfe797923031427946736468d
※参考11「【監視社会化問題】 米ショッピングモールにて携帯電話の電波を利用した「国民監視実験」を実行」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/92069887cce8b131221abd1d1e1f416b
※参考12「【監視社会化】 「共通番号制度」が15年1月より利用開始へ ~”世界人間牧場”へ一直線~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/9497d948bd1fcb229970c3b7fa549b28
※参考13「政府が国際公約と称して「共謀罪」創設へ ~その本質は”現代版・治安維持法”そのもの~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/002cf1a978c471c29958faf1c54bea89
※参考14「内閣府が”国民総背番号制”の是非について世論調査を実施 ~危惧される監視社会化~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/428095fdbf8c035781bff33b451a40c8
以上は「神風カムイ」より
「9.11テロ」の権力犯罪国家の米国が一足先に、警察国家化していますが、それに続いて「3.11テロ」を起こした日本もそれに続き、足早に警察国家化を急いでいるようです。流石産まれは争えず、軍人家族産まれの野田総理には打って付けの仕事のようです。いよいよ本性を現して来たようです。仙谷ー菅ー野田ー岡田ー前原ー枝野等はA級戦犯です。
いつか来た道のようです。 以上
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