日光市は東電から風評被害補償を貰っていた
修学旅行アクション!再び日光へ・・・3 華厳の滝と新しい真実
中禅寺湖から華厳の滝へ向かう車中の線量は、ソークスでは安定して0.16-0.18μSv/hでした。
これは、神奈川県の少し線量の高めの場所と同じくらいです。
この中禅寺湖で私は気になる情報を、お土産店の女将から聞きました。
以下はその女将が話してくれたことの概要です。
「東電からの保障を貰っている。噂では、何億、何千万円を貰ったホテルもある。」
この情報は、日光の修学旅行問題を追いかけていた私にとって初耳でした。
日光ー子どもを放射能から守る会の大島さんも始めて聞いたと仰っていました。
3/2日(金)日光の観光協会に連絡をとり、確認をしました。
日光全般で、昨年度の10月に東電との相談会が行われた。
「風評被害」で売り上げの堕ちた日光全般の観光業の方で
請求を掛けた人にはお金が振り込まれたと聞いている。
どこがいくら?ということは観光協会で把握していない。
中禅寺湖でお土産屋の女将が言っていた事は本当でした。
日光市は東電事故の後、線量が高いとの噂が広がり、観光客が来なくなった。とテレビニュースで見た事があります。
私はその時は、うわぁ大変だなぁ~って思っていました。
私は日光市の現状は「風評被害」ではなく実害だと思っています。
これまで二度、日光に行き、線量を測って見て
日光市は確実に放射能線量の高い土地だと私は思っています。
原発事故に関しては、もちろん日光市は完全に被害者です。
なので、賠償受けるのは当然だと思います。
今後も数値が安定して、修学旅行に親が安心して送り出せるようになるまで
補償を受けて頂きたい。
修学旅行アクションを行った保護者へ、様々な学校や教育委員会は、日光市は原発事故の風評被害で困っている。
修学旅行生が行かなくなってしまえば、日光市の観光業についている人にとって死活問題だ。
・・・・と
日光への修学旅行を拒否する事は「思いやりのない行動」であるかのように言って来ました。
日光市の観光業界の方が、東電からの賠償を受けたと言う話は初耳でした。
私は、事実は事実として伝えるべきだと思います。賠償を受けた事も、事実であるならば、しっかりとそれも保護者側に伝えるべきです。
教育委員会は知っていて知らない事になっているのか?
そもそも、日光市がその事実を伝えていないのか?
そこに問題があると思います。
安全だからおいで、安心しておいで。数値だって少ないんだから・・・と言うならば
東電からの賠償を受けた事も伝えてもらいたいです。
東電からの賠償を受けた事で、東電からお金が降りているんだったら日光に来いなんて言うなとは私達保護者は思いません。
それと、これとは全く別物だと言うことくらいわかります。
ただ、数値を真実として信じろというのであれば、隠し事をされては
信頼する事がますます出来なくなる・・・・
私はそう思いました。
今回の計測では、日光市が出している数値に近いところも確かにありました。
ですが、これは雪で線量が低く出る事を差し引いて考えてみると、本当に日光市の発表を信じていいのか?という部分では「安心」や「信頼」に値するものではありませんでした。少なくとも私はそう感じました。
日光市への修学旅行は、雪の多い冬ではありません。
放射線量は、今回の測量が一番低いのではないでしょうか?
これから、雪解けがあり、大地が芽吹き・・・
そして、いまだ東京電力から事故前なら大騒ぎになるほどの放射能が排出されつづけている。
原発事故時、風は日光へ向かった・・・・
また同じ時期になれば、同じように日光へフレッシュな放射能が届くだろう・・・
それを考えると・・・本当に辛い。
日光市の方とは数回しか会話をしてないけど、でも一番たくさんお話をした大島氏も
今回のお土産屋の女将さんも、本当に素敵な人達だと思う。
この二人に加え、観光協会の方も、また今日肥田先生の講演会の件でお話をした方も
みんな、みんな、丁寧な言葉づかいと、対応をされる上品な市民との印象を受ける。
日光は世界遺産も魅力だけど、私にとっては、そこに暮らす方の
ほんのりと優しい雰囲気もとっても魅力的。
この地に暮らす人たちは、日光の放射線量が高い事を知ってる人は少ない。
数値を知っていても、その線量の意味を知ってる方は少ないと、大島氏は言う。
今日、保証金の事で連絡をした、観光協会の方に聞いてみた。
「日光市の線量は除染を必要とする線量に達している場所が多い事はごぞんじですか?」
「そういう場所があるのは知っています」と観光協会の方は応えてくれた。
「そのような場所に日光の観光協会は修学旅行にやっぱり来てほしいって事でしょうか?」と聞いてみると、
「日光市では市役所が線量を毎週測って公表しておりますし、観光協会でも測っています。 観光協会出はこれまで簡易の線量計を使っていましたが、日光市の計測よりも数値が高く出る傾向があるので、今後は専門の業者さんに線量を測ってもらいHPで公表していきます。」と、とても丁寧に応えて下さった。
そして、「日光市は素晴らしい場所なので、修学旅行に来てもらいたいと思っています」と伝えられた。
確かに日光市は自然も建造物、日光江戸村や 東武ワールドスクウェアなど
修学旅行生が楽しめるポイントは沢山あると思う。素晴らしい場所だ。
でも
でも
日光は世界遺産、日光は修学旅行生の受け入れに慣れている。
学校側も日光に修学旅行にいけば、わずらわしい行先を変更する手間がかからない。
そんな理由で、この有事の修学旅行を決めていいものだろうか?
日光は素晴らしい場所。
でも、除染が必要な場所があらゆるところに潜んでいる場所
そして
地震の活動期に入ったと言われる日本で、毎日地震が起こっている中
今なお、不安定で収束処理が進まぬ東京電力の原発事故現場から関東よりも近い
日光市:141km
【東京都】
中央区 226.9km 新宿区 227.7km 八王子市 249.8km 羽田空港 238.4km
【神奈川県】
横浜市関内 254.9km 相模原市中央区 255.3km 横須賀市 269.5km
厚木市 267.7km 藤沢市 271.6km 小田原市 294.8km
私達が日光へ向かった3/1日にも地震があった。東海村で震度5の地震
日光市の大島氏は、揺れたよ酷く揺れた。また(311)が来たかと思った。と言ってらっしゃいました。
もし、子ども達が修学旅行に行ってる時に、大きな地震があり・・・放射能が漏れてしまったら・・・
私の頭からこの考えが消える事はない。
その時に、日光への修学旅行に問題がないと言った学校長や教育委員会、市長、区長、町長、村長は
想定外だった・・・
とは言えないと思う。今の日本の現状では、地震が起こる事も、放射能がまた漏れてしまう可能性がある事も
想定外という言葉は通用しない。
また、広く知られている事になるだろうが、東電の事故現場から放出された放射能は
セシウムやヨウ素だけではない。
これは、私たちの暮す場所でも同じことが言える。
セシウム以上に恐ろしい放射性物質が、あの事故で運ばれたと考えると
例えば、日光市の方も鬼怒川は汚染が酷くてなどという線量の高い地域は
安心・安全を謳うなら土壌の検査もしてほしい所だわ・・・
これは、修学旅行生の為だけではなく、そこに暮らす人達の為に・・・
日光市では、2012年2月にこのようなアナウンスを市民に向けて行っている。
http://www.city.nikko.lg.jp/soumu/gyousei/jishin/qanda.html
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以上は「atsugi-child」より
放射能被害の補償を受けるのは当然です。他の地区でも参考にして補償を受けるようにしたら良いと思われます。損害を与えた企業の責務です。事故を起こさぬことが何より大事なのです。 以上
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