イランは秘密防衛兵器を持っている
イランのヴァヒディ国防大臣
◆2月29日
イランの国防大臣がイランには秘密兵器がまだあるぞ、と言っている。それが何かは勿論言ってはいない。イランを侵略するものには容赦なく全力で叩く、とも言っている。
下のコメントでは、最近ロシアの軍艦がシリアに寄港した際、シリアにS-300を引き渡した、と言っている。しかもその兵器の費用はイランが出した、という情報があるそうだ。してみると、確かにそのS-300がイランに渡っている可能性はあるかもしれない。
このS-300の性能についてはこのブログでも何回も記してきたし、それが世界最強レベルの防空システムであることを指摘してきた。したがってそれがイランに4基だけでなく、ずっと多く存在しているとすれば、確かに侵略する側からみれば大いなる脅威となるであろう。
しかし、秘密兵器というのは、果たしてそのS-300のことだろうか? この兵器は秘密ではない話である。ロシアからイランへの売却は結局なかったが、それでもイランはこれを4基取得した、という報道があった。数がもっと増えたとしても秘密ではないことになる。
したがって、イランの国防相が言っていることが本当なら、イランにはまだ我々の知らない秘密兵器があるのかもしれない。それが日の目を見るのは、イスラエルやアメリカがイランを攻撃した時、しかもイランが思わぬ苦戦を強いられた時、ということになりそうだ。
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●イラン国防相:イランは秘密防衛兵器を持っている
http://english.farsnews.com/newstext.php?nn=9010176486
【2月28日 Fars News Agency】
イランの国防相のアハマド・ヴァヒディ准将は、侵略に対するイランの防衛体制は準備ができていると語り、困難な時のためにイランにはいくつかの秘密兵器があり、敵はその防衛能力について知らされていない、と述べた。
「イランは多くの隠された能力を保持しているが、それはイザという時のためのものだ」と28日、ヴァヒディはFNAに語り、「われわれは保有している兵器のすべてを開示しているわけではない」と語った。
彼はイランの防衛体制の進展のためアメリカがペルシャ湾における軍の強化と刷新を進めていることを語り、「最近は、アメリカは、この領域でなんらかの事態が生じることを極度に恐れている。また彼らはその事態が生じた際のイランの万全の対応に対して何もできない」と語った。
イランは繰り返し、イラン軍はイラン領域に対する攻撃に対しては即座に殲滅的対応をする準備ができていると警告してきている。
昨年11月10日、イラン革命の最高指導者であるアリ・ハメネイ師はいかなる攻撃に対しても全力で反撃すると語って、どんな侵略に対してもあるいは脅威にでさえ、イランは厳しい反撃をすると警告した。
「イランは内部から虫に食われている脆弱な唯物主義勢力からの脅威に対して、ずっと座したままそれを見ているだけの国ではない」とアヤトラ・ハメネイ師はテヘラン軍事大学の学生に当時語っている。
「イランに対する侵略の意図を誰か持っているだろうか?あるいはそのような考えが浮かんだことがあるとしても、強烈な反撃とイラン国家全体を後ろ盾にした軍、革命防衛隊、バシジ(志願兵)らの鉄拳の制裁を受けると思った方がよい」と彼は語った。
「いかなる侵略行為、脅しに対してでさえイランは全力で反撃するだろう。そのため侵略者は内部から崩壊することだろう」と語った。
■コメント
イラン国防大臣は、我々が長いことそうではないかと考えていたことを追認した発言をした。我々はイランが公的にすべての軍事装備を開示していないと考えてきた。イランはサプライズとしていくつかのそのような秘密の武器を持っているとして、それはいったい何か?
ロシアのS-300の売却問題は頓挫したが、イランはそれでも4基のこの防空システムを他のところから手に入れたという報告がある。2基はベラルーシから、その他の2基はまだわかっていないところから。
イランがS-300を手にしたという報告は、確認されていないが、この「ゲーム・チェンジャー」防空システムを操作することができる要員を確保していることは知られている。これらの要員はイスラエルとアメリカの圧力で売却が破棄される前にロシアで訓練を受けた。しかしながら、イランはこの恐るべき防空システムを4基以上持っているかもしれないのだ。
昨年の暮れ近く、ロシア軍艦がS-300ミサイル・システムを、それを設置するための技術要員をつけてシリアに引き渡した。いくつかの報告によれば、イランがこの兵器の費用を支払ったという。何基が引き渡されたのかはわかっていないが、我々は、イランが、少なくともこの兵器のいくつかは手にするだろうと見ている。
ロシアはその防空体制を進化したS-400でもって強化しているが、このS-300はそれでももっとも信頼の置ける対空ミサイル・システムであることに変わりはない。このシステムのレーダーは同時に100の目標物を索敵し12の標的を攻撃できる。
以上は「ROCKWAY EXPRESS」より
イスラエルと米国の攻撃をけん制する意図がありそうです。下手に攻撃すれば、それこそ第3次世界大戦の核戦争になりかねません。余程慎重に行動する必要があります。秘密兵器は北朝鮮からの「超小型タングステン水爆」の可能性も有ります。迂闊に手を出せば、イスラエルは消滅するでしょう。 以上
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