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2012年3月16日 (金)

これが南相馬の黒い物質だ!

これが南相馬の黒い物質だ

http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/534.html

投稿者 宮島鹿おやじ 日時 2012 年 3 月 03 日 13:45:47: NqHa.4ewCUAIk

つい先日、用件があり福島県の南相馬市に行った際に、問題となっている黒い物質を入手した。
外観は上記写真のとおりである。

この物質については、以下のブログ等においてより詳細に報告されている。
放射性物質を凝縮した藍藻ではないかという説が有力である。
プルトニウムが測定されたという情報もある。
http://mak55.exblog.jp/15500641/

私自身、インスペクタープラスで計測したところ(以下、youtube動画参照)
http://www.youtube.com/watch?v=DMIckPbsR6A&feature=channel

おおよそ

ガンマー線のみ            ほぼ  1マイクロシーベルト/時 (金属プレート遮蔽)
ガンマー線+ベータ線         ほぼ  7マイクロシーベルト/時 (紙による遮蔽)
ガンマー線+ベータ線+アルファ線   ほぼ  9マイクロシーベルト/時 (遮蔽なし)

という結果になった。

南相馬市においては、このような物質が、無造作に、道路上など、「そこらじゅう」にあるという。
当然、風で「物質」は巻き上げられ、鼻や口から吸入される。
子供たちは、普通に通学しているというのだ。
あなたはどのように思うか。

上記ブログ主の南相馬市議は、控えめにも「子供たちにマスクをさせろ」と訴えている。
http://mak55.exblog.jp/15501895/

当然、この物質の中にどういった放射性核種が含まれているかを測定しなければならない。

私が測定依頼のために連絡した測定機関すべてを以下に挙げる。そのいずれもが、アルファ線放出の放射性核種の同定は不可能と断られてしまった。

①ベクレル測定所トウキョウ
・土壌で1マイクロ/時 以上の高線量は測定できない。
・もともと放射性核種同定の測定は行っていない様子。

②ベクミル放射能測定器レンタルスペース
・土壌で1マイクロ/時 以上の高線量は測定できない。
・もともと放射性核種同定の測定は行っていない様子。

③市民放射能測定所CRMS
・セシウムの同定以外は行っていない。
・同位体研究所ならばやっているのではないか。

④同位体研究所
・ベータ線核種の同定は行うが、プルトニウム分析は行っていない。
・前処理に大変時間がかかる。
・(財)日本分析センターならやっているのではないか。HPに「プルトニウム分析」とある。

⑤(財)日本分析センター
・HPには「プルトニウム分析」と記載しているが、今は受け付けていない。
・前処理に数ヶ月時間を要する。
・都道府県などからの依頼を受けて以前から実施している。

・・・・

という具合である。いい加減にいやになってしまった。有用な情報を求む。

コメント
01. 宮島鹿おやじ 2012年3月03日 14:24:12 : NqHa.4ewCUAIk : hH3RtV4cuw
動画中にある、線量計をのせた枠は2cmの高さです。
検体そのものの厚みが1cm程度ですので、検体と測定窓の距離は1cm程度で測定しています。
02. 2012年3月03日 14:25:29 : sN9baRAdFs
検索していたら、面白い論文が見つかった。
プルトニウムは血漿中にあるトランスフェリンと言うたんぱく質を介して、鉄イオンに成りすまして細胞内に取り込まれることが判明した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%B3
トランスフェリンはN、Cと言う二つの部分からなる。NとCの両方にプルトニウムが結合している場合、細胞膜にあるトランスフェリン受容体は受けつけないが、Nに鉄イオンが、Cにプルトニウムが結合している場合は、受け入れてしまうことが分かった。
http://www.anl.gov/Media_Center/News/2011/news110708.html
http://www.nature.com/nchembio/journal/v7/n8/abs/nchembio.594.html?lang=en?WT.ec_id=NCHEMBIO-201108
03. 2012年3月03日 14:47:26 : sN9baRAdFs
アスファルトより鉄製品でα線専用測定器が反応するようです。
プルトニウムは鉄と親和性があるのでしょうか?
ウィキにあった一文
>プルトニウムは他のアクチノイド元素と同様、酸化プルトニウム(IV) PuO2 を形成するが、 自然環境中では炭酸など酸素を含むイオン (OH-, NO2-, NO3-, SO42-) と電荷のある錯体を作る。 こうしてできた錯体は土との親和性が低く容易に移動する:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0

>南相馬市 大山こういちのブログ
民間検査機関、
2月27日小川町長寿荘付近採取、
同日、測定
測定者吉田邦弘
試料質量  0,04Kg
測定時間  1800秒

I-131 検出されず
Cs-134 456874,98±1795,92
Cs-137 604608,81±3378,03

全Cs放射線濃度1061483,79±3378,03Bq/Kg

106万ベクレル/Kgでした。

さらにこの試験体(藍藻、土、植物他)から プルトニウムの存在をうかがわせる 
グラフピークがでた。
>「黒い藍藻などの検体から106万Bq」+「ウラン235の可能性」
http://www.youtube.com/watch?v=KUxiEEh66J4
>鉄に強く反応する α線
http://www.youtube.com/watch?v=nNp7a1C71MI
http://mak55.exblog.jp/15500641/

04. 2012年3月03日 16:16:58 : GNcNi6mjs6
南相馬市は1号機の爆発の放射能雲が直撃した筈…
もう今となっては手遅れかも知れないが子供達がまだいるなら早く疎開したほうがいい!
一般的なマスクの装着程度では防ぐのは不可能だ
もう肺からウラン・プルトニウムを吸い込んでしまっている可能性が高い
政府・東電どう責任をとるんだよ 『因果関係なし』などとは言い逃れできないぞ
ウラン・セシウムは生殖腺にも溜まるので女性の場合卵細胞が破壊されたら将来に
おいてもはや健康な赤ちゃんは生まれてこない 男性の場合も勿論危険だ
小児白血病・肺ガンの危険性も高い セシウムだけでも心臓病等になってしまう…
1号機燃料プールにあったウラン燃料だけでもファルージャの劣化ウラン弾総量の
1700倍相当だ はやく逃げないとやば過ぎる
05. 2012年3月03日 17:17:03 : 1buzR1QN9M
この黒い粉、東電に返してやれば?風に乗れば無主物なんだし、政府も安全だと言ってるし、本来なら毒物があれば原因追求しなければいけない警察も動いていないんだから、これで何しても問題ないでしょう。

06. 宮島鹿おやじ 2012年3月03日 17:22:08 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6
>皆さん
コメントありがとうございます。

私が実際に南相馬に行った証拠として写真を掲載します。
急ぎの道行でしたので南相馬では撮影できませんでしたが、
途中、飯館村で撮影しました。

349号線から川俣で12号線に入り、南相馬までの途中です。

http://www.asyura.us/bigdata/bigup1/source/223.jpg

07. 2012年3月03日 18:21:07 : 39Fp69QuNG
南相馬の大山です。
宮島さん!お世話様です。
市の測定所では51万Bq/Kgとの報告を受けました。
空間線量に応じ地衣類が吸収しているようです。

8日のフジテレビ「特番」では更なる驚愕の数値が出る模様です。
他局は何をしてるんでしょうね。

アルファー線の話題は皆避けて取っているようで
取材がぴたりと止まりました。

藍藻以外の地衣類や小生物も取り込んでいるようです。顕微鏡で見たところ
胞子を抱えていて 飛散が危ぶまれます。

児玉氏は 「そんなのたいしたことがない。」といっていますが
1キロ100Bqということは 1グラム1000Bqですよね。
その上を知らずに人や車がくっつけ巻き上げていることを わずか15分の
風下にフィルターを向けた「ダストサンプルに異常はない。」と市も言い切り
警察も 1週間粘っても「報告書」を受け取らない。
理由は「空から降ってきたものだかえら。」
私は 地面に100万Bqの放射能が落ちていると大学教授が報告書を出しているといっているのに・・・。

空から降ってきたところを見たんでしょうか?

「報告書」___________
http://blade1024.blog.fc2.com/blog-entry-1.html
抜粋
「通常、キログラム当り1万ベクレルを超える放射能密度の放射性セシウム
それは放射性同位元素として扱われる。

人が居住する地域に決して存在してはならない高いレベルの汚染物質である。
このような土地に無防備な住民を住まわせてよいとはとうてい考えられない。
____________________

全国の皆さん助けてください!

__________________
大山アトリエ「コンクリートの上の地衣類をワイヤーブラシで剥ぎ取ったもの」
http://www.youtube.com/watch?v=wkWLWbz_HV8&feature=relmfu

08. 宮島鹿おやじ 2012年3月03日 18:44:29 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6
大山さん

コメントありがとうございます。
アルファー線については、上記のとおり、測定してもらえるところがみつかりません。何か大きな壁のようなものを感じます。福島だけ実施しない患者調査と符合する嫌な感じです。

ご覧になっている皆さん

できるだけこの情報を拡散してください。
ネット情報が、現地の方々の安全を守ります。
これは本当のことです。

09. 2012年3月03日 18:55:15 : ZbEkMfgIXY
投稿内容と行動力に常々驚きと感謝とを念じております。
今回の件は理想を言えばやはり、
NHK ETV特集でも活躍されたあの方の出番のはずです。

===以下、転載===
ETV特集 『ネットワークでつくる放射能汚染地図
 ~福島原発事故から2か月~』(5月15日放送)では、
福島第一原発正門から1キロ地点の住宅地の一画の土壌を
科学者の木村真三氏が採取。
サンプルは、プルトニウムの有無を調べるため放射線解析の第一人者、
金沢大学の山本政儀教授(環境放射能学)のもとに送られた。
----------------------------------------
山本政儀さんの所属機関及びお問い合わせ先
http://ridb.kanazawa-u.ac.jp/public/detail.php?kaken=10121295

6月5日、金沢大学の山本政儀教授の独自調査によって、福島第一原発から約1.7km離れた大熊町内の土壌に微量のプルトニウムが検出されたが、政府はこうした調査報告を受けても、プルトニウムの検出に全面的に取り組もうとしない。
http://d.hatena.ne.jp/hajimetenoblog/20110727/1311798407

政府それに研究者らの腰の重さの原因は三つ考えられるように思います。
一つは、いたるところにありえ、かつ、まだら状に汚染はあるので
あるといえばあり、ないといえばない状況であり、検出作業にきりがないこと。
このこと、当然あるにきまってるのだから、やるだけ手間ということです。
もう一つは、そもそもが土壌中プルトニウムの核種同定が困難さや厳密さを
求められ多くの研究所は自信が持てないこと。昨年横浜市で見つかった
ストロンチウム 129Bq/kg事件のように、その後文科省からクレームと否定意見が
出されてしまうとその文科省の言い分を完璧に否定しきるだけの材料に乏しい、
ということがあったが、おそらく土壌中の核種同定は考えられる以上に
厄介なんでしょう。
投稿文中にも「前処理に大変時間がかかる」「前処理に数ヶ月時間を要する」
とありますが、現代の機器水準と費用水準とからは
誤検出(False Positive)しやすいのではと察します。
また、プルトニウム検出のために、1.0マイクロ毎時以上のきつい土壌が
金沢大学なら金沢大学へというように、全国から数カ所へ集中的に
送られてしまうと、研究者はそれだけ集中して被曝する危険が増加します。
だからどちらかといえば、やりたくないはずなんです。

政府も警察も、事故責任者である東電を守り抜き、反原発デモ市民を
不当逮捕してきました。瓦礫を拡散し被曝させています。
プルトニウムが検出されようとされまいと、どのみち、各地に散らばってる
黒いヤツのガンマ線からもアルファ線からも寝たきりにされるわけです、
しかも若い人から順に。

10. 宮島鹿おやじ 2012年3月03日 19:10:36 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6
ZbEkMfgIXY さん

いつも、的確なコメントをありがとうございます。
そういう理由で、測定を渋るわけですね。
なんにしても、情報拡散しかこちらには手段がありません。

ご協力をお願いします。

11. 2012年3月03日 19:26:02 : ZbEkMfgIXY
大山さんのコメントにこれがありますね。

>「報告書」___________
http://blade1024.blog.fc2.com/blog-entry-1.html
抜粋
「通常、キログラム当り1万ベクレルを超える放射能密度の放射性セシウム
それは放射性同位元素として扱われる。

人が居住する地域に決して存在してはならない高いレベルの汚染物質である。
このような土地に無防備な住民を住まわせてよいとはとうてい考えられない。
------------------------------------
ぼくにも実家のある群馬県桐生市で採取した土壌数キロありますが、市民測定所で
調べたら、cs合算キロ当たり三万ベクレルでした。採取場所は小学校の駐車場と
渡良瀬川河川敷乗車場すみっこです。どちらも、現在、子どもたちが
無防備に走り回ってるところです。マスクなんかしやしません。
上にある報告書の常識がそこでは破綻している。
だれもがその常識を知りながら、実行できずにいるのです。
桐生市が調べるとそんな土壌みつからないわけですよ。
測定値は二重にも三重にも矮小化されていますから。例の補正係数ってやつと
御用学者の安全宣言が堂々とありますからね。
http://www.city.kiryu.gunma.jp/web/home.nsf/39f1c87d0d44690349256b000025811d/a0821e0d3a9b9916492578a800083e36?OpenDocument
ところがぼくが調べると、まちの駐車場至る所で
ガンマベータ合算0.5マイクロ毎時の土壌が見つかるんです。
早川汚染マップで0.125の群馬県桐生市がこれでは、
早川汚染マップで1.0の南相馬市、推して知るべしですよ。
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-473.html
http://gunma.zamurai.jp/pub/2012/0302Gmap.jpg

いくらセシウムが高濃度で存在するといっても、なるほど、不安を煽るだけで
糞の役にも立たない、生活の足しにもならない、と煙たがられます。
実際そのとおりで、セシウム高濃度が意味するのは、ようするに、
人が長期にわたり生活するに相応しい土地と言いがたいということで、
それは上にある「報告書」のいうとおりなんですから。

12. 宮島鹿おやじ 2012年3月03日 19:31:31 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6
ZbEkMfgIXY さん

空間線量という数値は、今、考えると、「騙しのテクニック」に堕ちているようにも感じます。
確かに空間線量はたいしたことがない。だから安全だと主張する。
しかし、内部被曝に直結する土壌は全く異なる様相を見せる。

13. 2012年3月03日 19:41:45 : txKoq6KBVw
投稿お疲れ様です。
どうか黒い物質から酷く被爆なさらないようにお気をつけ下さい。

14. 宮島鹿おやじ 2012年3月03日 19:47:30 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6
txKoq6KBVw さん

ありがとうございます。
気をつけます。

15. 佐助 2012年3月03日 20:10:01 : YZ1JBFFO77mpI : FadH6CGwCF
いや,恐ろしいことになっている,石棺で密封しないからでしょう
これは日本やアジアを汚染列島にすることが避けられない。

フクシマは放射能を、大気と海に垂れ流しているのに、基準以下に低下しないのは、高レベルの放射能と熱が続いている証拠になる。さらに冷却水をかけても、炉心の熱と放射能は人間が近づけぬ水準という事実は、炉の底が抜けて燃料棒は溶解しつづけている証拠になる。そして原子炉が自己崩壊していることの証明になる。つまりフクシマは今も放射能が漏れつづけていることになります。

地下深くまで侵食したプルトニウムが地下水脈にぶつかり、最終的に海へ流れ出て、生態系や漁業にも影響を及ぼす。そして冬に1万メートルの上空や地下の土質に水の分子に氷結されていた放射能がばら撒かれ、日本やアジアを汚染列島にすることが避けられない。

燃料棒は溶解するとヨウ素とセシウムが,海や大気に大量に飛散される。ウラニウムは自己崩壊し高い放射線量をもつセシウムやプルトニウムに分裂誕生する。燃料棒のウラニウムが崩壊すると、最初に漏れだすのは稀ガスで、次にウラニウムはヨウ素とセシウムに分解される。原子炉の中ではセシウムとストロンチウムが同じく6%程度できます。セシウムあるところにストロンチウムありプルトニウムもあるということになる。

「冷却水と高熱水を循環させるシステム」は溶解すると放射能の漏出は止らない。フクシマや日本の原発は穴の開いたバケツのように水棺を採用しているから,高い放射能濃度は地球にバラ撒くことになります。

ガイガーカウンター(放射線測定器)は、放射性の物質を探す時には便利だが、放射能の危険を判定するのには不向き そしてガイガーカウンターは、回転する電子なら熱がなくてもカウントするらしいし測定に限界があると聞いています。大体の計測器類は分かりますが,ガイガーカウンターについては中味はよく知らないのであしからず。

16. 宮島鹿おやじ 2012年3月03日 20:21:17 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6
佐助さん

コメントありがとうございます。
専門的で大変悲観的な分析です。
そのような展開とならないよう祈っています。

実は、私がこの投稿を行うとき、もしかしたら、全国に移送されている瓦礫にこういった正体不明の物質が付着していないのか?という疑問がわきました。

こういった黒い物質はどの範囲まで存在しているのでしょうか。南相馬だけなのでしょうか。

17. 宮島鹿おやじ 2012年3月03日 21:04:43 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6
さらに私は強く主張したいことがある。
それは、こういった南相馬の現状と、「ぬまゆ」さんの症状には関連があるのではないかと。その可能性は強くあると思います。

http://blogs.yahoo.co.jp/kmasa924/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=5

18. 2012年3月03日 21:29:20 : ZbEkMfgIXY
これは、いわゆる放射能の生物濃縮について
最も優れた教科書の一つとなります。
まだでしたら閲覧ください。

放射能はいらない
てっとりばやく放射能のこわさを
問うドキュメンタリー映画 1987年。
part1-part4まであります。
https://www.youtube.com/watch?v=-CeLnWq8rjs
https://www.youtube.com/watch?v=iBc0fDgScnI&feature=related
https://www.youtube.com/watch?v=FSQMLt-E6T4&feature=related
https://www.youtube.com/watch?v=KxeS4i02sv4&feature=related

1.放射能ってなあに? 2.汚染食品を食べるとどうなるの? 3.放射能が平気な人もいるみたい 4.どうして放射能は危ないの? 5.生き残れるの私たち
子供達の未来のためにこれだけは知って欲しい。
【市川定夫】1935年大阪府生まれ。京都大学大学院修了。農学博士。米国ブルックヘブン国立研究所研究員、メキシコ国立チャピンゴ農科大学大学院客員教授、埼玉大学理学-部教授等を経て、現在、埼玉大学名誉教授。その間、伊方原発訴訟や原爆症認定訴訟などの原告側証人として放射線と遺伝の関係を証言。また、ムラサキツユクサの研究は有名で-、ごく低線量でも生物に影響があることを証明。1995年から原水禁国民会議副議長を務め、今年4月に議長に就任。

19. 2012年3月03日 22:38:39 : kDW7rpmIkw
リトアニアでも3月23日から4月15日にかけて、福島原発由来のプルトニウム(以下Pu)が44.5nBq/㎥検出されています。
Pu-238とPu-239+240の割合(1.2:1.0)から、それが核実験やチェルノブイリ原発事故に由来するものではないとの結論を得たようです。
http://enenews.com/journal-aerosolized-plutonium-from-fukushima-detected-in-europe-spent-fuel-indicated
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22206700
20. 宮島鹿おやじ 2012年3月03日 23:12:34 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6
ZbEkMfgIXY さん

ただいま、動画すべて観終わりました。
素晴らしい資料だと思います。家族にも教えました。
わかりやすく、なおかつ、重要な点は押さえてあるように思います。
今まではっきりしなかった疑問点がいくつも晴れました。
しかし、だいぶ前に製作された映像だと思います。このような啓発がありながら、
私はいったい何をやっていたんだと悔恨の念にもかられます。

浦安のネズミに騒ぐ女、やわらかく溶けるような食べ物、そういったものに気を取られている間に・・・。

kDW7rpmIkw さん

貴重な情報をありがとうございます。
リトアニアで検出されたとするならば、南相馬にあってもおかしくないですね。

21. 2012年3月04日 00:34:13 : L6eO6DXtyY
宮島鹿おやじ様

いつもありがとうございます。

http://gamma-spectrometer.com/index.html

↑最近アルファ線の測定を始めたようなのですが、私は詳しいことはわかりません。ホームページを一応ご覧になってみていただけますか。

22. 2012年3月04日 02:53:56 : fhslEcFmUg
宮島鹿おやじさん
またまた貴重な情報、写真とともにありがとうございます。
南相馬の黒い粉は、大山市議のブログなどで見て非常に気になっていました。
それが写真で紹介されれると、一層、なまなましく感じます。

先日、29日、東京の院内集会で、浪江町出身という人が、この関係のことを発言していました。
黒い粉を図ったところ120μSvといっていました(測った条件など詳しくは聴いていません)
これが風にとんでいるのに、子どもたちはマスクをしていない、マルクをするようにというと、親、教師、町などから怒られるというと悲痛な声で報告していました(―――この日、この種の報告は他にもありましたが、この話には、本当に気が重くなりました。言葉もありません。子どもをいけにえにしているとしか思えません。野蛮を通り越しています)。
また、水道からも30Bq、井戸からの検出値も上がっていると報告しています。
子どもだけでなく大人も危ない状態になっている。なんとか避難できるようにしたい。
防御の方法もほとんど考えずに除染しようとする者もいる。
当面子どもを守るための除染も必要になっている。
こうした状況を助けてほしい。
50歳以上の人で除染を手伝える人にはお願いしたい。
―――こうしたことを述べていました。

もう少し詳しく聴きたかったのですが、この人は、この日は時間がなかったようで、これ以上は聴けずに終わっています。

南相馬は、原発に近い割には、「空間線量」は相対的に低い値が報告されてきましたが、プルトニウム飛散の可能性などは前から言われてきました。
枝野が訪問した時、なぜか、空間線量のより高い他地区は軽装で、低いはずの南相馬だけは重装備でした。

宮島鹿おやじさんがいわれるように、「空間線量」と放射線量と混同してしまうことは非常に危険と思います。
にもかかわらず、アルファ線、ベータ線が計測されないまま、事故以来一年も経ってしまいました。
無力さも感じてしまうところもありますが、しかし、宮島鹿おやじのような発信は基調です。
是非、これからもお願いします。

23. 2012年3月04日 04:21:40 : 7MCua7WXsA

>「空間線量」と放射線量と混同してしまうことは非常に危険と思います。

水爆実験が行われたビキニ環礁では、統治者のアメリカによって住民の移住避難が
行われました。現在五十数年を経て、外部被曝線量はおおむね年間で0.1ミリシーベルト
毎時では0.01マイクロシーベルト程度まで下がっています。現在の首都圏
より低いです。

しかし、吸引、食品を通じた内部被曝を考慮すると、年間で1ミリシーベルト
を超えるということで、住民の帰島は叶っていません。これは、1968
年に一時帰島をしたときに重大な健康被害、遺伝障害が発生したためです。

24. 2012年3月04日 05:18:33 : e6SdEWw9lQ

  町の住民  「120μSv もの高い線量の黒い粉が飛んでいるからマスクしなさい」
  町の子ども 「マスクをすると、親や先生や役場の人が怒るからマスクできないの」

--- 本当ですか。何がどう違っているんだろう。黒い粉の存在はTVでもやっていたし …… さらにくわしく測って結果を共有してもらいたいと思う。"野蛮" はなしにして下さい。

25. 宮島鹿おやじ 2012年3月04日 06:53:30 : NqHa.4ewCUAIk : C5S1pIqP0I
L6eO6DXtyY さん

貴重な情報をありがとうございます。
明日、必ず、連絡します。

fhslEcFmUg さん  e6SdEWw9lQ さん

「子どもたちをいけにえににしている」・・・最も弱い者に、しわ寄せが起きている、まさに、今が、その「瞬間」のように思います。私たちは歴史的にこのことをいやになるほど繰り返してきたのではないか。自分たちを変えるべき瞬間でもあるかもしれません。

7MCua7WXsA さん

大変参考になりました。
やはり空間線量だけを鵜呑みにしてはいけないのですね。
ありがとうございました。

26. 宮島鹿おやじ 2012年3月04日 07:10:35 : NqHa.4ewCUAIk : C5S1pIqP0I
以前から、自分自身、現地調査を行うべきだと思っていたが、躊躇していて実行できなかった。ふとしたきっかけで、実際に南相馬に行ったが、入手した試料は信じられない物体だった。やはり、そこでは、非日常的なことが起きている。

そこが「安全だ」と主張しようとする者、その主張をもとに執行しようとする者はすべて、この黒い物体をパウダー状にして、皆の前で吸引してからにしてもらいたい。

27. 2012年3月04日 07:29:16 : ZbEkMfgIXY
僕が歩いた限りでは、関東は
空間線量 0.1マイクロ
歩けばすみっこ 1マイクロ
土壌分析 千ベクレル万ベクレル ですよ。

なるほど校庭やなんか、ただっぴろいところは低い数値でしょうが、
ひとたび街を歩き歩道や駐車場の隅のたまり土壌を分析すれば
あっと驚きの数字が出ます。風雨でそこに黒い物質がたまってるわけです。

28. 2012年3月04日 09:11:36 : VHz4CHxHkI
少なくとも都道府県はプルトニウムの分析をやっているみたいですね。
29. 宮島鹿おやじ 2012年3月04日 09:18:54 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6
ZbEkMfgIXY さん

私も、都区内で1.4マイクロというところを知っています。
そのときは、ガンマー線しか計れませんでした。

どなたでも何か要望とかありますか。計ったものはyoutubeにアップします。
(機材はポリマスター1621 と インスペクター+ しかありませんが)
今のところ、線種別にCPMも計ろうとと思ってます。

30. 宮島鹿おやじ 2012年3月04日 09:20:45 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6
VHz4CHxHkI さん

コメントありがとうございます。
日本分析センターでは、たしか「千葉県」とか「東京都」という名前を挙げていました。核実験の頃からのような話でした。

31. 2012年3月04日 09:24:29 : WXd7LiuMA2
αβγで9μ
βγで7μ
γのみで1μとすればほぼ確実に有意差がある。
インスペクターに使われているGM管感度は1μSv=334cpm、移動平均が30秒であるから、
1μ=334cpm
7μ=2338cpm
9μ=3008cpm
30秒=0.5分であるからポアソン過程または中心極限定理により分散は0.5として
ガウス分布で区間推定すれば95%片側信頼区間は
334+1.65*sqrt(334/0.5)=377(有効数値三桁)
2338-1.65*sqrt(2338/0.5)=2225(有効数値四桁)
これらは第一種第二種の誤りを犯す確率は極めて低いので有意差があるのは明らか。
同様に7μと9μを比較してみると
2338+1.65*sqrt(2338/0.5)=2450
3008-1.65*sqrt(3008/0.5)=2880
ここで帰無仮説を有意差あり、対立仮説を有意差なしとおくと、
第二種の誤りを犯す確率は例えば
α線込みで3008cpmだが2338cpm以下が出る確率は
3008-k*sqrt(3008/0.5)をkについて解いて8.638であるから標準正規分布表より
-8.638であるから0.001%未満(σが8まで載ってるガウス分布表など皆無)である
さらに2338cpmのとき3008以上が出る確率も
2338+l*sqrt(2338/0.5)=3008をlについて解いて9.798であるから0.001%未満、よってα線が存在するのも間違いないだろう。
32. 宮島鹿おやじ 2012年3月04日 09:31:05 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6
WXd7LiuMA2 さん

計算ありがとうございます。有意差検定ってやつですね。
私もこういう計算がすぐできるようになりたい。
私もちょっとばかり齧りましたが、全く身につかない。
助かります。本当にありがとう。

33. 2012年3月04日 09:32:13 : WXd7LiuMA2
追記
他の方も言われてますがインスペクターなどの場合線種別にcpmを測ったほうがこのように確率計算がしやすいです。シーベルトは外部被曝量を表す単位であって線種を相対的に測ってα線やβ線の有無を知るにはcpmのが便利です。
今回のように有意差が明らかであればいいですが、そうでない場合中心極限定理により平均を取って分散を減らす必要があるのでcpm(または総カウント)と測定時間も併記してもらえれば確率が計算できます。
34. 宮島鹿おやじ 2012年3月04日 09:37:32 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6
WXd7LiuMA2 さん

レスありがとうございます。
さっそくそのようにやってみます。
測定時間はだいたいどれくらいがいいでしょうか。

35. 2012年3月04日 09:45:33 : 1KZHhXpqmM

こんなもんが道ばたに落ちているのに清掃車も出動させない政府 
本気で南相馬市民を殺しにかかっているなww 
ロシアならものすごい勢いで清掃にかかってるだろ 土地を放棄しないなら
清掃ぐらい請求しろよ まあ他人事なんでどうでもいいんだがね

俺の町だったら 東電に突撃しとるわ やられてもやり返さないヘタレは
死んでおきなさい

36. 宮島鹿おやじ 2012年3月04日 09:53:00 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6
1KZHhXpqmM さん

>清掃ぐらい請求しろよ
>俺の町だったら 東電に突撃しとるわ

全く同感です。

今回、何人かの福島県民とお話しましたが(だいたい道を訊いただけですが)例外なく皆さん「親切」です。
人のいいところにつけ込まれている感じがして腹立たしいです。

37. 2012年3月04日 10:15:18 : WXd7LiuMA2
>測定時間
これはぶっちゃけ汚染度によるので一概には言えません。
極めて微量の場合は遮蔽箱に入れて数十分から数時間程度必要で、紙の有無でα線の有無を測定するしかないです。このぐらい少ないと自然放射線(自然界にもウランやトリウムがある)との区別が曖昧ともいえますが。
中程度の汚染度の場合数分から数十分程度といったところでしょう。この場合遮蔽なしでギリギリ有意差が出るが、平均を取らないと誤算か区別がつかないレベルといえます。今回のケースではたまたま平均を取らなくても有意差が出る重レベル汚染度だったということです。
cpm+-1.65*sqrt(cpm/分)が片側95%信頼区間になるのでα線やβ線の有無で測ってこれが重ならない(線種が多い方をマイナス、少ないほうをプラスとして計算して、それでも多い方が少ないほうより数値が十分大きい)程度ならほぼ有意差があるといえるので、1.65を定数にして上記のように計算すれば数表より確率が出ます。
38. 宮島鹿おやじ 2012年3月04日 10:47:42 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6
WXd7LiuMA2 さん

いただいたお話を私なりに解釈しますと、かなりの汚染であるため、「10分」くらいの計測で十分よいのでは、と理解しました。

以下のことを実行しようと思います。

ガンマ線のみ           10分間のCPM数 (金属プレート遮蔽)
ガンマ線+ベータ線        10分間のCPM数 (紙による遮蔽)
ガンマ線+ベータ線+アルファ線  10分間のCPM数 (遮蔽なし)

上記を1セットとして、全体で3セットくらいやればいいかと思います。
(トレーニングのようですが・・・、実験は普段やりませんので)

39. 宮島鹿おやじ 2012年3月04日 10:50:10 : NqHa.4ewCUAIk : LpIjM23Mc6

すみません、CPMではなく、総カウント数でした。
訂正します。
40. 2012年3月04日 11:30:36 : Fi2jKAzQZ6
国会議員に次のメールを送りました。
-----------------------
国会議員様各位

福井県南相馬町で黒い物質という高濃度放射能物質が、路面など、日常生活で身近な場所に、普通に在るようです。
この物質は、地衣類,菌類などの植物が枯れたものです。
地表、あるいは、地表に近い地面から養分と共に放射能物質を吸収したもので、生体濃縮されたものということです。
お忙しい議員さんも、「報道ステーション」など、いくつかのマスコミが取り上げていますのでご存知とは思います。
この黒い物質の放射線量は、100万Bq/Kgという、とんでもない濃度の高濃度放射能物質です。
この、命の危険さえある放射線量の毒物が、身近に普通に存在しています。
私は、この様な場所に、人を普通に住まわしているのが信じられません。
直ちに避難させるべきだと思いますが、あなたはどう思いますか?
もし避難させるべきだとお考えでしたら、返事をください。
そして、為すべきことを為してください。
宜しくお願い申し上げます。
-----------------------
もし、返事がきたら、こちらに報告しますね。

41. 2012年3月04日 12:09:48 : d1INYqu1to

南相馬市で、かなり高濃度のセシウムが市内各地から検出されたとの神戸大学のデータを、送ってこられましたので、環境省、文部科学省を呼んで、確認して対処するよう要請致しました。ただし採取地点が詳細に示されていないので、全文公表は全て確認してからにします。
16日前  Keitai Webから
( http://twitter.com/#!/katayama_s/status/170475486294708224 )

片山さつき氏が2週間以上前に環境省と文部科学省に対処の要請はしているのだが、その後、音沙汰がない。

42. 2012年3月04日 13:02:15 : YOtC2wrB8o

 ロシアの兄弟作家アルカディ・スツルガフスキーとボリス・スツルガフスキーのSF小説に「道路の近くでピクニック」がある。宇宙人が地球のある地域に来た。そこではいろいろな怪奇現象が生じ、国連軍はそこを立入禁止地区とした。自分の科学的興味と人々のために、自らの健康障害も顧みない科学者たちがその地を調査した。そのような科学者・研究者をスタルケルという。

 1999年9月下旬、ステパネンコ博士チームのベラルーシのゴメリ・ホイニキ郡へのミッションに参加した。これは、チェルノブイリ笹川医療協力プロジェクトが診断した、甲状腺ガンとなった子どもたちの甲状腺個人線量精密評価プログラムである。

 ゴメリでは、ベラルーシ放射線医学研究所ゴメリ支所長のシェブチュック博士の協力を得て、ホイニキ郡と30キロメートルゾーンの調査を実施した。調査項目は、甲状腺ガンになった子どもの両親への面接、本人のホールボディーカウンティング、周辺土壌の採取の三点。

 9月30日 ヴィッチ村へ向かう途中、ラジオ放送で「タカイムラでの核事故」
のニュースを聞いた。「タカイムラ?」は東海村のことだった。ベラルーシの大統領は、「いつでも日本への緊急支援をする用意がある」と声明した。

 10月1日 許可が得られ、制限区域へ入る。途中、勢いよく駆ける数頭のイノシシを見かける。住民がいないので、繁殖しているらしい。獰猛で危険だ。

 14時マサニ放射線調査基地へ到着。1990~97年の間、この地区で働いたヴィクトル・N・フェドロフが、この施設を建設した。2名の調査員が、2週間交替で、常時配置されているという。正に、厳戒管理地区に暮らす、勇気あるスタルケルたち。

 主任のススコフさんに周囲を案内してもらった。周辺は毎時10マイクロシーベルト、その場測定の結果、セシウム137は平方メートル当たり8メガベクレルの汚染地であった。森の各樹には白いペンキで番号が付けられている。長期間の生態系を調べるための、ひとつの監視対象となっている。

 苔の生えたフィールドで、比較的大きなキノコ38グラムを見つけた。ホテルに持ち帰り、測定した結果、キノコのセシウム137放射能は1.2キロベクレル、キログラム当たりでは33キロベクレルとかなり高いレベルに汚染している。

 地表面で、プルトニウムの微粒子ホットパーティクルを見つける目的で、アルファカウンティングをした。プルトニウム粒子は重いので、爆発した原子炉周辺のこのゾーンの外へは、ほとんど漏洩していないことがわかっている。そこで、この4号炉から10キロメートル程度しか離れていないマサニにならば容易に発見できると信じた。この一帯は、プルトニウムの汚染が、平方メートル当たり3700ベクレル以上と報告されている。しかし、アルファ線を多数放射する粒子は見つからなかった。2箇所で捜したが、計数はゼロだった。厳戒管理地区の外のホイニキ郡でも同様な測定をした結果の最大値は、毎分5カウントだった。

 作業終了後、スタルケルドーム(家)で、ウォッカを飲みながら、ススコフさんと汚染地での調査について意見交換した。汚染調査の意味、環境の回復、再定住などについて。将来、私もこのドームを基地として調査したい。

 チェルノブイリ発電所事故による核災害における公衆の放射線被曝の特徴は次のようにまとめられる。

①核反応が暴走した原子炉では水蒸気・水素爆発後の黒鉛火災にともない、環境へ莫大な量の放射性物質・約2エクサベクレルが放出された。事故時の急性放射線障害で、線量レベルA(4シーベルト以上)となった運転員および消防士28人が死亡した。

②半径30キロメートル以内の住民9万5000人が事故翌日から7日後にかけて緊急避難し、被曝線量の低減化がはかられた。しかし住民の最大被曝線量は、750ミリシーベルト、甲状腺線量は、数グレイ(=数シーベルト)に達していると推定されている。放射性ヨウ素に汚染した牛乳を飲むことが主な原因で、子どもたちの甲状腺の線量が高くなった。WHOの2002年までの調査では、総数4000人の小児が甲状腺がんになったが、治癒率が高く、死亡したのは15人であった。

③長半減期の放射性物質により広範囲にわたって地表面が汚染し、特に放射性雲が通過中に降雨した土地には、セシウム137の残留汚染が顕著である。ロシア、ベラルーシ、ウクライナの3カ国で、平方メートル当たり555キロベクレル以上に汚染した面積は1万300平方キロメートル(東京都の面積の4.7倍)であった。

④一部を除いた30キロメートル圏やセシウム137の汚染が平方メートル当たり1480ベクレル以上(年間線量5ミリシーベルト以上)の土地は厳戒管理地区と指定され、居住は公的には許可されていない。なお、事故後10年以後の年間被曝線量は、日本の医療検査線量と大差はないレベルである。

⑤この地区には、自らの意思で暮らす成人たちがいるので、長期にわたる調査と復興に向けた支援が必要と考える。

 福島第一原子力発電所(2011年の場合)

①地震P波を検知し核反応が自動停止したことにより原子炉の暴走破壊はなかった。そのため、半減期の短い放射性物質の危険な大量漏洩はなかった。半減期8日と短い放射性ヨウ素の周辺住民の甲状腺線量はチェルノブイリと比べて圧倒的に低く、甲状腺がんはない。

②原子力運転員の急性放放射線障害もなく、線量はレベルC:0.1~0.9シーベルト(=100~900ミリシーベルト)以下。

 2011年4月9日、10日と2日間にわたり20キロメートル圏内に突入し、放射線環境を調査しながら、徐々に福島第一原発敷地境界に接近していった。
 最初は、西側の八本松市から東に向かう行程である。葛尾村から浪江町に入り、その家畜や牧草地を調査し、双葉町から福島第一原発に接近する。

 避難圏内の浪江町のある地点に到着するも、その値は毎時0.017ミリシーベルト(=17マイクロシーベルト)、仮に24時間屋外に立ち続けたとしても、0.4ミリシーベルト(=400マイクロシーベルト)に過ぎない値であった。続く双葉町、大熊町での測定値も浪江町と大差はなかった(一般的な目安として100ミリシーベルトを超えると、健康に影響が出る危険性が高まるとされている)。

 そして核緊急事態が続いている福島第一原発の敷地境界の調査を開始した。福島第一原発の西門や、他のゲートやフェンスに沿って測定したところ、放射線の強さは避難区域の浪江町や双葉町の2倍程度であり、最大でも毎時0.059ミリシーベルト(=59マイクロシーベルト)であった。この値は、チェルノブイリの緊急事態時の値の1000分の1以下である。

 敷地内にプルトニウムが検出されたとの報道があったので、念入りに境界付近数か所の地表面でアルファ線計測を実施した。結果は最大で毎分7カウントしかなかった。空中ではアルファ線は検出されなかった。すなわちプルトニウム微粒子が空中を漂ってはいないのだ。アルファ粒子はプルトニウムが放射するが、空気中を5センチメートルしか飛ばないのだ。少しだけ、敷地境界近くの地表面にプルトニウムがあるかもしれないと考えられる。

 私のセミパラチンスク核実験場内の地表核爆発地点の調査では、毎分200カウントもの値だった。しかも、空中でも10カウントも計測されたのであった。その地表は、顕著にプルトニウムで汚染しており、プルトニウムの微粒子が舞い上がっているのだ。

 これと比較しても、福島第一原発での調査時に、プルトニウム微粒子の吸い込みのリスクは無視できる。したがってマスクは不要だったのだ。プルトニウムの吸い込みは、肺がんリスクを高めるが、この心配はいらなかった。

 私はオンサイト近傍で最大10ミリシーベルトの被曝を覚悟していたが、実際は100分の1と低く、拍子抜けするものだった。さらにマスクと簡易防護衣を用意はしていたが無用だった。

 放射性物質は風向きなどによって数値が変わってくるため、ある一定時間測り、たとえその時、値が低くても決して安全とはいえないのではないかと疑問に思われるかもしれない。ところが、今回の調査では5日間にわたって常に放射線量を測定している。福島20キロメートル圏内を出入りした3日間の積算線量は0.10ミリシーベルト(=100マイクロシーベルト)であった。すなわち、今後の放射性ヨウ素の減衰を予測すれば、現地に1カ月滞在しても1ミリシーベルト(=1000マイクロシーベルト)にも満たないのである。

 さらに、毎日、自分自身の喉元の計測もしたが、甲状腺線量は検出下限以下の範囲であった。

 結論からいえば、少なくとも原発の外や20キロメートル圏内のほとんどは、将来立ち入り禁止を解除できるし、今でも放置されている家畜の世話に一時的に圏内へ立ち入ることにリスクはない。

 もちろん、核緊急事態にある福島第一原発の敷地内が高線量であるのは別である。それは病院放射線科のがん治療用装置が致死線量を発するのと似た意味である。

43. 2012年3月04日 13:09:08 : QEByhcdtCg
>05. 2012年3月03日 17:17:03 : 1buzR1QN9M
この黒い粉、東電に返してやれば?風に乗れば無主物なんだし、政府も安全だと言ってるし、本来なら毒物があれば原因追求しなければいけない警察も動いていないんだから、これで何しても問題ないでしょう。

普通に高濃度放射性物質なのだろうから、現実には拡散させてはいけない代物ですが、全く同感です。

東電はもちろんのこと永田町や霞ヶ関、新聞・TVのマスコミ各社へ「これ何ですが・・問題ないんでしょうかねぇ?」って、しれーっと送りつけたい気分です。

44. 2012年3月04日 13:19:14 : LGUyul0eoY
宮島様、大山様はじめ皆さま、情報ありがとうございます。以下のサイトに中性子線スペクトルサーベーメーターが紹介されています。素人なので私にはさっぱりですが、プルトニウムなどを検知できる製品なのでしょうか?

http://pfx225.blog46.fc2.com/blog-entry-849.html

45. 2012年3月04日 13:38:25 : 2NDnMXQv4I

 私はソ連崩壊後の1995年以来、カザフスタンのセミパラチンスク核実験場周辺影響とシルクロード楼蘭遺跡周辺のウイグルで行われた中国による楼蘭核爆発災害、チェルノブイリ周辺3カ国、南ウラルのプルトニウム工場周辺汚染、シベリアの地下核爆発、ビキニ核爆発災害といった世界各地の核放射線災害地を訪れ、核ハザードの環境と人体への影響(放射線防護学)を調査、研究してきた。

 そのなかで、現地の環境および人体への核放射線影響をその場で評価する方法と、トラベルケースに納まる各種の計測装置と線量評価ソフトを開発した。ガンマ線外部被曝、地表および体内の放射性セシウムの定量、およびストロンチウムの内部被曝評価、地表面のプルトニウム汚染計測のためのアルファ線計測器、地球座標の確認のためのGPSおよび測量機器、ノートPCなどである。これが持ち運べる実験室・ポータブルラボである。
①ガンマ線スペクトロメータ Model 702 米国Ludlum社
②アルファ・ベータカウンタ TSC-362 日本アロカ社
③ポケットサーベイメータ PDR-111 日本アロカ社
④個人線量計 RAD-60 S フィンランドRADOS Tec.
⑤GPSナビゲータ 米国Magellan

 これまで、チェルノブイリの限界管理区域に暮らす住民の体内セシウムや、ビキニ被災となったロンゲラップ島民たちの前歯のベータ線計測からのストロンチウム量評価、彼らが摂取する食品の放射能、環境放射線などを測定してきた。

 今回の福島現地調査では、核緊急時であるために、致死線量まで計測できるフィンランド製の個人線量計に加え、前年12月に購入したばかりの国産車の価格ほどする米国製核テロ対策用に開発された最新小型スペクトロメータも持参した。急遽、実験室で、セシウム137やアメリシウム241の人工線源で試験するとともに、地表面の調査も行った。

 機材としては、粉じん吸い込み防止用のマスク数枚と、簡易使い捨て防護衣1人分を初めて携行した。過去の調査事例ではないことだ。

 さらに、10年前に開発した甲状腺に蓄積している放射性ヨウ素131の放射能を測る方法を、今回はじめて実践使用することとなった。小型のガンマ線線量計を、放射線医学総合研究所が保有するヨウ素131人体型線源を用いて校正した。

 それはヨウ素131の半減期が8日と短いため、核災害直後でしか測れないからである。今回の福島調査は震災後30日以内なので、十分測れるのであった。

 震災3カ月前に入手した携帯型のガンマ線スペクトロメータは、ロシア放射線医学センタ-所有のブロックプラスチックファントム(人体模型)でセシウム137放射能計測用に校正した前機種で二次校正したので、全身の体内セシウムの放射能が計測できるようになった。これが、今回の福島事象でのポータブルホールボディカウンタである。なお前機種は、小型ながら国際比較で10%以内の差で一致を示している優れものである。

 さらに同機種は、環境中の放射性セシウムやヨウ素の地表での汚染密度をその場で計測できるように、同様に二次校正した。

 大災害は机上理論では通用しない。専門家は緊急時に現場へ入り、状況を評価し、正しい社会的意思決定に導かなくてはならない。医療班の他に放射線防護の専門家たちが現地入りし、被災者への対応や相談を受け付ける意味は大きいのだ。

核種、物理半減期、生物半減期、集積部位、1ミリシーベルトの被曝となる体内放射能、主な影響は次の通りである。
Cs-137、30年、100日、筋肉・全身、7万7000ベクレル、白血病・不妊
Sr-90、29年、骨・歯、3万6000ベクレル、骨腫瘍・白血病
I-131、8日、80日、甲状腺、4万5000ベクレル、甲状腺ガン・甲状腺機能低下
Pu-239、2万4000年、100年(骨)・40年(肝臓)、骨・肝臓・肺、4000ベクレル、骨腫瘍・肝臓ガン・白血病・肺ガン

国際放射線防護委員会の経口摂取に対する実効線量係数(㏜/㏃)より求めた値。物質の性状としては、速い吸収速度(セシウム、ストロンチウム、ヨウ素)ないし中位の吸収速度(プルトニウム)としている。この被曝は、これらの放射性物質を体内に摂取してから、その後50年間の線量である。ただし、セシウムやヨウ素の被曝はそれらの生物半減期や物理半減期が短いので、体内摂取後、比較的速やかに、体内から消失する。

内部被曝とは、体内に取り込まれた核種から放射線を照射される被曝の形態。
例えば放射性ヨウ素は甲状腺に蓄積し、その組織が集中的に被曝するので危険。
一方、セシウムは全身の筋肉に蓄積する。
人体へのリスクは放射性ヨウ素のほうが高い。
人体内に通常、およそ1万ベクレルの放射性カリウムや放射性炭素などがある。
健康影響のリスクは、概して100万ベクレル程度以上が体内に入り込んだ場合である。
アルファ線の透過力は弱く、空気中では酸素分子や窒素分子との衝突のために、数センチメートルしか届かない。また、紙一枚でも遮蔽できる。したがって、アルファ線を放射するプルトニウムで地表面が汚染しても、それだけでは被曝を心配することはない。

46. 2012年3月04日 13:40:16 : LGUyul0eoY
LGUyul0eoY です。先ほどのリンク先で紹介されているサーベイメーターは、中性子測定がオプションでついている製品でした。早とちりして書きこみしてしまい、申し訳ありません。
47. BRIAN ENO 2012年3月04日 13:40:49 : tZW9Ar4r/Y2EU : 2aMGYmhAyE
宮島鹿おやじ 様
お久しぶりです。
素晴らしい行動と投稿ありがとうございます。
コメント欄も、
10年以上前の阿修羅のような感じで良質のものとなっております。
今後も、よろしくお願いいたします。
48. 2012年3月04日 15:13:49 : J69t6sOjUw
トマトとか腐った卵ぶつけられるより、福島の黒い粉投げつけられるほうが嫌だね。
49. 2012年3月04日 16:25:38 : ZbEkMfgIXY
まだでしたら閲覧ください。
被災した「津波の子どもたち」
その生の声を通して改めて3.11原発震災を理解し
過酷な放射能汚染の中での3.11以後を----
一方での将来というか個人的な見通し、困難や差別とを見据えつつ、
他方での絶望ないしは3.11で止まった時計に即して
失ったものを探り続ける被災地の現実を映し出しています。

BBCドキュメンタリー「津波の子供たち」"Japan's children of the tsunami " 3:11
https://www.youtube.com/watch?v=D_AxnoNrr_8

以上は「阿修羅」より

野田政権も東電も地元自治体も誰も最早手の

施しようが無いものと思われます。

後はこのような現状で各自がどのような行動を取るかで、

今後の運命も決まってきます。最終的には自分の命は

自分で守るより方法はありません。勿論子供は親の責任です。

政府も当てに出来ない世の中です。後は、親戚や、

隣近所の人たちと協力して生き延びるより方法がありません。以上 

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