「指揮権発動について再び首相と会う前日に更迭された」4/6
長谷川: 5月11日の面会からしばらく時間がありましたね。
小川: 指揮権発動なんてしなくても、やることをきちんとやればいいんですけどね。馬耳東風でマスコミにはリークするし。じゃあっていうんで、あらためて時間を申し入れて、6月5日に決まっていたんですよ。きのうです。たまたまかもしれないけど(注・前日の4日に内閣改造になった)。
長谷川: 大臣を辞める理由について「国会で携帯の競馬サイトを見ていた」とか言われましたね。あれはどういう話か。
小川: 委員会が始まる14分前だってこと。委員会中じゃない。
長谷川: え、委員会の開会前なんですか。
小川: 早く行き過ぎちゃったんですよ。テレビで流してたでしょ。でも、ぼくの周りにだれもいないでしょ。こっちは14分くらい早く着きすぎちゃった。で、30秒くらい見てた。それをあたかも審議中みたいに誤解されてるわけ。
長谷川: いつの話ですか。
小川: 党首討論のあった日。2月29日です。そんなの問責になるわけない。
長谷川: それは、そもそもどこから出てきた話なんですか。
小川: 知らない。
長谷川: 総理はなんと言ってました?
小川: 辞めなきゃならない理由は何も聞いてない。こっちも聞かなかったから。人事権者が(交代を)言ってるんで。
「指揮権発動=悪」というメディアの思考停止
長谷川: そういう経緯があって、退任会見で話をあきらかにしたのはなぜですか。
小川: やっぱり、これ重大だしね。このままだと記憶違いでやっちゃうでしょ。国民は納得しませんよ。だから、ぼくは検察を敵に回してね、検察が憎いんじゃないの。検察の事務方が仕事ができないどころか、さらに検察の信頼が地に堕ちちゃう。それじゃいけないだろっていう危機感ですね。それで問題提起を含めて、あえて言ったわけ。
長谷川: マスコミには造船疑獄以来「政治介入はいけない」という論調が支配的です。
小川: これは政治の事件じゃないですから。政治家の捜査をストップするって話じゃない。検察の中の事件です。それがなんかフニャフニャして、国民の目から見てもね、あきらかに納得してないような消極的なことをやってんなら、それはだれが検察にさせるかって話ですよ。
それを朝日新聞は検審がやれって言ってんですけど、有罪にできないような捜査やってんのに検審に言ったってしょうがないでしょ。こういう事件こそ、指揮権を躊躇なく発動すべきだと思いましたね。
以上は「現代ビジネス」より
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