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2012年8月 2日 (木)

インドで歴史上最大の停電が発生:6億人に影響

インドで地球の歴史上最大の停電が発生: 6億人に影響

india-001.jpg

▲ 今回の停電で、首都ニューデリーなどインドの多くの地域で道路から地下鉄までのほぼすべての交通が停止しました。
--

(訳者注) 今朝起きてニュースを眺めていると、昨日から全世界で「あるニュース」で持ちきりであることを知りました。

それは「インドの大停電」のニュースです。

ニュース検索をすると、下のように 3500件以上の関連ニュースがあることがわかります。

india-google.png


この「関連ニュースの数」というのは英語のニュースを知る上で、それが世界中でどのくらい多く報道されているかのひとつの目安にはなります。

たとえば、試しに「ロンドン・オリンピック」を英語で検索してみますと、関連記事の数は下の通りでした。

london-1.png


オリンピックなど比較にならないほど、インドの停電が世界的な大きなニュースだということがおわかりかと思います。

米国のニューヨークタイムスでは「World’s Largest Blackout (世界最大の停電)」という言葉を使っていました。

今回のインドの停電は、正確な数はわからなくても(インドはそもそも正確な人口がよくわからないです)、「インドの人口の半分以上が影響を受けた」といわれているもので、推定で6億人以上が停電の影響を受けたと見られています。しかも、「連続して起きている」のです。

停電の正確な原因は今のところわかっていません。


まるで巨大 CME の直撃が起きたかのような現実を目の当たりにして

ところで、私は、今回のインドの大停電の様子を見る中で、一昨年あたり、よく記事にしていて、また、個人的にもいつも気になっていた「太陽の巨大フレアや CME の直撃による大停電」という概念を思い出しました。

もちろん、今回のインドの停電はそれが原因ではありません。

今回のインドの停電の理由は一種の異常気象によるもので、インドは現在、モンスーンの季節で多くの雨が降る時期なのですが、「その雨があまりにも少ない」のだそうです。そのため、農業での灌漑にしても他の用途でも、例年よりも電気使用量が飛躍的に高いようです。それが原因の「ひとつ」とのこと。

最近のアジアは豪雨と洪水のイメージが大きいですが、いっぽうでインドのように歴史的な干ばつに苦しんでいる国もあります。

これは別でご紹介するかもしれないですが、今年のインドの干ばつはすごいですよ。モンスーンの季節なのに、地域によっては、「まったく」雨が降っていないようです。

india-drought-2012.jpg

▲ 「インド建国以来最悪の干ばつ」と報じるインディアン・エクスプレス紙の記事の写真より。ちなみにここは本来「農地」です。毎年豊かな小麦が実る場所だとか。


なので、今回の停電と太陽フレアは関係ないですが、「想定している感じとして似ている」ということがありますので、過去記事の巨大太陽フレアや CME の関係の記事をリンクしておきます。






いずれにしても、原因は何であれ、「停電」ということは決して他人事ではないと思います。ただでさえ電力不足を抱える日本。

「2012年の夏」というキーワードの意味を何となく思い出します。


ちなみに、停電は同じ日にパキスタンでも起きていて、パキスタンでは暴動に発展しています。

pakistan-2012-07.jpg

▲ パキスタンのラワルピンディ市では停電が暴動に発展。イランのメディア Press TV より。


では、ここからインドの停電のニュースです。
写真がたくさん掲載されていた米国 CNN の報道をご紹介します。




Most power restored after India hit by second, even larger outage
CNN (米国) 2012.07.31


インドで歴史的な大規模停電が復帰した後に、またも大きな停電が発生


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▲ 線路上で電車の運行再開を待つ乗客の人々。7月31日。カルカッタ。


インドで7月29日に、世界的に見ても最大規模といえる大きな停電に見舞われ、その際にインド全土で3億5000万人の人々が停電の影響を受けた。

停電の原因は電源グリッドの故障によるもので、停電は数時間後に復旧した。

ところが、翌日の7月30日に、またしても停電に見舞われたのだ。しかも、2回目の停電はさらに規模の大きな停電となり、全土で6億人規模の人々が停電の影響を受けていると見られる。

このインド史上最悪の停電により、インドの東部、北東部などの広い地域で停電となり、インドの首都ニューデリーでもほぼすべての地域が停電となった。

停電は数時間後に復帰し始め、7月31日の午後9時の時点では、ニューデリーなどの都市圏の電力は復帰した。インド北部で 86%が復帰、東部の地域も大部分が復帰したと電力会社はウェブサイトで述べている。



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▲ ニューデリーに通じる高速道路は機能停止。7月31日。



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▲ ニューデリー郊外の学校。蝋燭で勉強を続ける少女たち。7月30日。



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▲ 観光客がショッピングをするマーケットには小型の発電機が並べられた。7月30日。ニューデリー中心部。


アジアで三番目の経済規模を持つインドでの今回の混乱は、インドでのインフラに対しての投資や状況への懸念を露わにした。

インドは約 12億人の人口を持ち、中国に次ぐ人口を持つ。

7月29日の最初の停電の際には、バックアップ用の電源システムで再起動させたが、その際にバックアップシステムをほとんど使い果たした中で翌日の再度の停電が発生したということが問題を大きくしたようだ。

インドのモンスーンの季節は今年は6月1日から始まったが、平年のモンスーンの半分以下の雨しか降っておらず、夏の水の需要が増しており、また、灌漑用の用水も不足しているため、エネルギー使用量が例年に比べて高かったことも原因と見られている。

また、連日 38度を越える気温が続いており、その上、この時期の湿度は常に 80パーセント以上もある。この環境も電気使用量を押し上げている。

インドの電力使用量は世界第4位と、莫大な電気を使用している国だが、そのエネルギーの多くを石炭に依存し、また、水力発電も使用している。水力発電は今年のモンスーンの雨の減少の影響を大きく受けている。

アメリカ国務省は、その報告書の中で、「インドの経済成長の問題は、電気を含むインフラの整備が不十分なことだ」と述べている。





[停電]に関連した過去記事:

[最高警報発令中] アメリカ北東部の大規模停電で NASA の中央データ管理施設の一部が機能停止
2012年07月02日

連続する世界的な大停電と今後48時間の太陽活動
2011年09月26日

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[1年前の In Deep ]
2011年08月05日の記事

複数のCME(コロナ質量放出)が結合した強力な磁気の雲が地球にやって来る
以上は「IN DEEP」より
これも元はと言えば、今現在進行中の「地球大異変」の影響による大旱魃に有るわけです。集中豪雨の所もあれば、全く雨が降らないところもありで、まさしく大異変であるわけです。この異変は今年だけではなく今後永く続くものであり、これらの異変を前提に、生活環境を見直す必要が有ります。住む場所も変更することも考える時期に来ているのです。                                       以上

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