雲と光が作り出す「驚異の7色」
雲と光が作り出す「驚異の7色」の空のかたち
(訳者注) 雲についての記事は今までわりと多く書いてきたので、かなりの種類の雲の写真を見てきたと思っていたのですが、今朝のスペースウェザーに出ていた「雲の写真」の美しさというのか、その形状と色の兼ね合いにやや驚きました。
今回は最初にその記事をご紹介します。
というわけで、これは日本語では「頭巾雲」というものらしいのですが、調べてみると、これまでも、この雲の写真が数多く撮影されていることがわかりました。
それらの多くは、「頭巾」という名前の通りに、あるいは、スペースウェザーの記事のタイトルにもなっていた「空の円盤」というような、円盤形のものが多いです。
今回、私が探したものの中で、特に美しいものや、あるいは印象的な形と色彩だったものを載せておきます。
かつての人々が、これを空に見た時の純粋に「ああこれは!」と驚いたであろうと気の気持ちそのままに私もこれらの写真を見ました。そして、こういう現象を見た古代の人も現代の人も、人により「吉兆」と思ったり、「不吉」を感じたりしたと思います。
つまり、自然現象の「価値観」を決めてきたのは、個人の考えそのものだったように思います。
ちなみに、雲というものは昨日の記事
・2012年8月は「人類による宇宙線の発見」から100年目
の「宇宙線」と明らかに関係しているものです。
というより、宇宙線がエアロゾルを雲に形成していくので、雲というのは宇宙線の作用そのものといえる現象かと思います。
このあたりは過去記事の「「宇宙線が雲を作るメカニズム」の一部を欧州原子核研究機構 CERN が解明」などをご参照いただければ幸いです。
それでは、さまざまな「7色の頭巾雲」の写真です。
ケニア 2007年
▲ Weather Channelより。
マレーシア 2009年1月
▲ Iridescence in a Pileus Cloudより。
米国 2004年12月
▲ Iridescence in a Pileus Cloudより。
米国 2011年
▲ New Scientistより。
フィリピン 2011年
▲ Miracles Are Commonより。
次の写真は、頭巾雲とは違うものですが、「7色の雲」としはかなり印象的な雲でしたので、載せておきます。
▲ Random Picture Threadより。
私も毎日のように雲を眺めていますが、ここまできれいな虹色の雲を見られることはほとんどないです。
今は夏で積乱雲が発達しやすい季節ですので、上のような現象が発生する可能性はわりと高いのかもしれません。ただ、頭巾雲が虹色に光る瞬間はそれほど長い間ではないですので、問題はタイミングだと思われます。
「その瞬間」に空を見ていたかどうかと。
--
[さまざまな雲]に関連した過去記事:
謎の「光る雲」がどんどん高度を落としてきている
2012年06月26日
三個同時に現れたホールパンチ雲とミシガン州の「地下から噴出する熱波」
2011年01月11日
北京の空に現れた「終末の雲」や富士山のレンズ雲から思う世界の7つの「聖なる山」
2012年06月20日
私たち人類も他のあらゆる生命たちも「宇宙線にコントロールされている可能性」を感じて
2012年06月13日
--
[1年前の In Deep ]
2011年08月05日の記事
・複数のCME(コロナ質量放出)が結合した強力な磁気の雲が地球にやって来る
--
[2年前の In Deep ]
2010年08月03日の記事
・中国泉州市での「魚の集団自殺」
今回は最初にその記事をご紹介します。
FLYING SAUCERS
Space Weather 2012.08.05
空飛ぶ円盤
下の写真は、米国フロリダに住むケン・ロトバーグさんが 8月1日にデル・レイ海岸から撮影した雲の写真だ。
「海岸を歩いている時、西の雲の上に7色に光る巨大な『円盤』が現れたのです。私は慌ててカメラで撮影しました」と、ロトバーグさんは語った。
しかし、この虹色の物体は UFO でない。
これは、気象用語ではパイリアス・クラウド (pileus cloud / 頭巾雲)と呼ばれる種類の雲だ。この雲が発生するする理由を大気光学の専門家であるリス・カウリー博士に説明してもらった。
「太陽光がさんさんと強く降り注ぐ午後などに、積乱雲の雲頂の高度の付近の薄い湿った雲の温度が上がり、その後、温度が下がったところから積雲が上昇気流で押し上げられることにより、積雲の上部に頭巾をかぶったような雲ができるのです」。
ただし、このような虹色となるには、かなり完全に一致する条件が必要だという。
撮影したロトバーグさんは以下のように続けた。
「これが空に現れた時、周囲には私以外には誰もいなくて、私ひとりで眺めていました。この美しい光景を誰かと共有したかったですよ」。
Space Weather 2012.08.05
空飛ぶ円盤
下の写真は、米国フロリダに住むケン・ロトバーグさんが 8月1日にデル・レイ海岸から撮影した雲の写真だ。
「海岸を歩いている時、西の雲の上に7色に光る巨大な『円盤』が現れたのです。私は慌ててカメラで撮影しました」と、ロトバーグさんは語った。
しかし、この虹色の物体は UFO でない。
これは、気象用語ではパイリアス・クラウド (pileus cloud / 頭巾雲)と呼ばれる種類の雲だ。この雲が発生するする理由を大気光学の専門家であるリス・カウリー博士に説明してもらった。
「太陽光がさんさんと強く降り注ぐ午後などに、積乱雲の雲頂の高度の付近の薄い湿った雲の温度が上がり、その後、温度が下がったところから積雲が上昇気流で押し上げられることにより、積雲の上部に頭巾をかぶったような雲ができるのです」。
ただし、このような虹色となるには、かなり完全に一致する条件が必要だという。
撮影したロトバーグさんは以下のように続けた。
「これが空に現れた時、周囲には私以外には誰もいなくて、私ひとりで眺めていました。この美しい光景を誰かと共有したかったですよ」。
というわけで、これは日本語では「頭巾雲」というものらしいのですが、調べてみると、これまでも、この雲の写真が数多く撮影されていることがわかりました。
それらの多くは、「頭巾」という名前の通りに、あるいは、スペースウェザーの記事のタイトルにもなっていた「空の円盤」というような、円盤形のものが多いです。
今回、私が探したものの中で、特に美しいものや、あるいは印象的な形と色彩だったものを載せておきます。
かつての人々が、これを空に見た時の純粋に「ああこれは!」と驚いたであろうと気の気持ちそのままに私もこれらの写真を見ました。そして、こういう現象を見た古代の人も現代の人も、人により「吉兆」と思ったり、「不吉」を感じたりしたと思います。
つまり、自然現象の「価値観」を決めてきたのは、個人の考えそのものだったように思います。
ちなみに、雲というものは昨日の記事
・2012年8月は「人類による宇宙線の発見」から100年目
の「宇宙線」と明らかに関係しているものです。
というより、宇宙線がエアロゾルを雲に形成していくので、雲というのは宇宙線の作用そのものといえる現象かと思います。
このあたりは過去記事の「「宇宙線が雲を作るメカニズム」の一部を欧州原子核研究機構 CERN が解明」などをご参照いただければ幸いです。
それでは、さまざまな「7色の頭巾雲」の写真です。
さまざまなパイリアス・クラウド (頭巾雲)
ケニア 2007年
▲ Weather Channelより。
マレーシア 2009年1月
▲ Iridescence in a Pileus Cloudより。
米国 2004年12月
▲ Iridescence in a Pileus Cloudより。
米国 2011年
▲ New Scientistより。
フィリピン 2011年
▲ Miracles Are Commonより。
次の写真は、頭巾雲とは違うものですが、「7色の雲」としはかなり印象的な雲でしたので、載せておきます。
▲ Random Picture Threadより。
私も毎日のように雲を眺めていますが、ここまできれいな虹色の雲を見られることはほとんどないです。
今は夏で積乱雲が発達しやすい季節ですので、上のような現象が発生する可能性はわりと高いのかもしれません。ただ、頭巾雲が虹色に光る瞬間はそれほど長い間ではないですので、問題はタイミングだと思われます。
「その瞬間」に空を見ていたかどうかと。
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[さまざまな雲]に関連した過去記事:
謎の「光る雲」がどんどん高度を落としてきている
2012年06月26日
三個同時に現れたホールパンチ雲とミシガン州の「地下から噴出する熱波」
2011年01月11日
北京の空に現れた「終末の雲」や富士山のレンズ雲から思う世界の7つの「聖なる山」
2012年06月20日
私たち人類も他のあらゆる生命たちも「宇宙線にコントロールされている可能性」を感じて
2012年06月13日
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[1年前の In Deep ]
2011年08月05日の記事
・複数のCME(コロナ質量放出)が結合した強力な磁気の雲が地球にやって来る
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[2年前の In Deep ]
2010年08月03日の記事
・中国泉州市での「魚の集団自殺」
以上は「IN DEEP」より
本当に自然は美しいものです。この美しい自然を放射能汚染する人たちの正義は何なのか説明して欲しいものです。人類の自殺行為そのものです。 以上
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