平家滅亡の経済学、父・忠盛はいかにして巨万の富を得たのか(1/7)
ついに結論!父・忠盛はいかにして巨万の富を得たのか?解決編+2つの追録「金閣寺の秘密」「もう一つの“関ヶ原の戦い”」
さて、前回は、清盛の父・忠盛が行ったのは「密貿易」であった、という話でした。しかし、独占貿易を行うこともできず、規模も小さかったため、貿易で巨利を得ることなどできないのでは……という謎を残したままでした。
今回が、その解決編です。
父・忠盛は、一体どのようにして巨万の富を築いたのでしょうか?
その答えは、――――ずばり、「希少性」の活用です。
いつの時代も「希少性」が歴史を動かす
「○個限定販売!」「○○地域限定商品」といった広告に、惹かれたことはないでしょうか? このような、数が限られたモノを欲しがる消費者心理のことを「希少性の法則」と呼びます。
「希少性」の高いモノを売ることは、当然ながら金儲けにはなります。
ただし、本当に数が少ないと、販売する個数もわずかですから、儲けにも限度が生じます。
では、もし「それでもたくさん儲けたい!」と思ったら……どのような行動をとることが最良の選択となるでしょうか?
このような場合、賢い人は「希少性」の高いモノを売ることなどしません。
売らずに、「贈与」するのです。
自分より地位が高い人に対しては「献上」「賄賂」、対等に近い人には「買収」、低い人には「褒美」「下賜」…と、様々な形で行われる贈与。これにより、「希少性のメリット」が大いに発揮されるのです。
以上は「現代ビジネス」より
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