2012年オリンピックの開会式と閉会式におけるオカルト象徴主義(1/2)
2012年オリンピックの開会式と閉会式におけるオカルト象徴主義 By VC August 17th, 2012 その1
すべての5つの大陸のほぼ10億の視聴者が見守る中、2012年オリンピックの儀式は、数時間の間、世界の焦点であった。 ほとんどの目立ったメディア・イベントの場合と同様に、世界エリートのメッセージ、象徴、そしてアジェンダがそのショーの一部であった。 我々は、2012年ロンドン・オリンピックの開会式と閉会式のオカルト象徴主義を調べるだろう。

オリンピックの式典はしばしば、地球上で最も視聴されるテレビイベントに属している。それらは、壮大で手の込んだ大規模なショーを通じて、その偉大さを披露するホスト国にとっての卓越した機会である。イングランドの歴史、文化、そして業績が徹底的に祝われ拍手喝采されたように、2012年ロンドン・オリンピックも例外ではなかった。いくつかの瞬間は、壮大であり、他の瞬間は面白かった、いくつかは暗く、また不穏でさえあった。 他の瞬間は、オカルト・エリートのアジェンダを反映して、非常に象徴的であった。ロンドンが世界権力首都の一つであることを考えれば、もしグローバル・エリートの象徴主義と哲学が儀式全体に注入されていなかったならば、もっと驚くべきことだっただろう。
もちろん、すべてがその意味で象徴的だったわけではなく、またすべてが大胆不敵であったわけでもないが、しかし、儀式が続いた数時間に渡って、多くの象徴的意味が世界中の10億の視聴者に伝達された。 では、2012年ロンドン・オリンピックの最も象徴的な瞬間を考察してみよう。
開会式
式典は、Trainspotting と Slumdog Millionaireの映画監督、ダニー·ボイル[Danny Boyle]、 によって企画・調整された。 不思議の島々と題されたその開会式は、イギリスの歴史とそれに影響を与えた関係者たちに焦点を当てた。その旅は、古代の神話的イギリスに始まり、産業革命を旅して、現代で終わった。その物語は、グレート・ブリテンのオカルト面を思い出させる、特定の象徴と言及を用いて語られた。
緑で心地よい土地
ショーは、農家やクリケット選手たちのいる牧歌的なイギリスで始まる。そこにはまた、古代の秘儀的な伝承をほのめかす多くの象徴もある。 ショーの焦点は、魔法的性質を持っていると言われている丘:グラストンベリー・トーである。

グラストンベリー・トーと名付けられた神話的な螺旋状の丘が、牧歌的なイギリスを見渡している。トーのこのレクリエーションは、ケルトのドルイドによって神聖とみなされ、最高の神の代表である巨大な樫の木でトッピングされている。
グラストンベリー・トーはイギリス最古の聖地の一つである。 強力なレイラインの交点にあると信じられており、トーは多くの神秘的な物語や伝説に関連している。 例えば、それはアーサー王と彼の12騎士の伝説のアヴァロン(アバロン)であると考えられている。その物語は密教的に、太陽と黄道帯の十二宮に関連付けられている。
もう一つ別の伝説は、アリマタヤのヨセフ、錫商人であったイエス·キリストの偉大な叔父が、グラストンベリー旅行に若いイエスを連れてきたと主張している。 彼は後にその場所に戻ってきて、最後の晩餐中にイエス·キリストによって使用された杯(伝説的な聖杯)を杯井-魔法の力を持っていると言われたグラストンベリーの地域-の中に投げた。
考古学者はまた、グラストンベリー修道院の建設が 「エジプトのピラミッドの建築者たちに知られ」石工(現代のフリーメイソンの創始者)たちの社会によって受け継がれている神聖な幾何学を含んでいることを発見してきた。

聖ミカエル教会が頂上に立つ「実際の」グラストンベリー。 この丘は、キリスト教徒の巡礼の地であり、また、儀式魔術師、魔女、異教徒たちによって実践される季節的儀式の地でもあり、そして様々なオカルトやスピリチュアルなフェスティバルの場でもある。
オリンピック・スタジアム内のグラストンベリー・トーの存在は、その開会式に決定的に神秘主義的・密議的な含意を提供している。
田舎の住人たちが土地を耕し、五月柱(ちなみにそれは宇宙的・男根的なオカルトの意味を有している)の周りを走り回る一方で、

その群衆の中の一人の若い男子が立ち上がって、古典的なイギリスの賛美歌、ウィリアム・ブレイクのエルサレムの一部を歌う。
ウィリアム・ブレイクは、しばしば、その芸術作品が、ドルイド教、グノーシス主義、そしてフリーメーソン団によって大きく霊感を与えられた「予言者」として記述される(メーソンのコンパスを保持している「壮大な幾何学者」の彼の描写が、ニューヨークのロックフェラーセンターの上に掲げられている)。
彼の作品のいくつかは、キリスト教的な含意を持っていたが、それらはしばしばグノーシス主義と密教的な観点から語られた。 エルサレムは、上述のイエスが彼の大叔父、アリマテヤのヨセフとともにグラストンベリーの「緑で心地よい土地」を訪問したという真偽の疑わしい物語に言及している。
そして、古代のそれらの足が
イングランドの山の緑の上を歩いた?
そして、神の聖なる子羊が
イングランドの心地よい牧草地で見られた?
そして、その神聖な表情が
我々の曇った丘の上に輝き渡り?
そして、エルサレムがここに建てられた
これらの暗い悪魔的工場の間に?
その詩は、イエスがイギリスを歩いて、(ヨハネの黙示録に記載されたように)新しいエルサレムを、これらの「暗い悪魔的工場(挽き臼)」の間で、創立したのかと問う。この謎めいた表現は、イギリスの産業革命とそれに付随した暗い建物に言及していると言われている。偶然にも、開会式の次の部分は、まさにそれ:「暗い悪魔的工場」の建設を説明する。

産業革命
その賛美歌の歌唱の後、シルクハットの男たちが、イングランドの緑で心地よい土地に入ってきて、重要な変化をもたらす。

シルクハットの男たちは、土地を調査し、そしてそれぞれ握手している。この小さなエリートグループは、産業革命を統合調整し、大衆を働かせることになる。


そのシルクハットの男たちは、ブルネル王国イサンバードの土木技師に率いられている。その技師はトーの麓に立ち、シェイクスピアのテンペストを引用して演説を行う。 樫の木が次に、地面から上昇し、数百人の労働者たちがトーの下から出てきて、イングランドの風景を変え始める。この時点で、指摘に値するいくつかの事実がある。
最初に、アーサー王の伝説は、トーの頂上がAnnwn(地下世界の古語)への入り口を提供することを規定している。
第二に、産業革命についての部分の公式名称はパンデモニウム(悪魔の巣窟)である。それは、ミルトンの古典作品『失楽園』における地獄の首都の名前である。
これらの手がかりは、ロンドンは、ブレイクの賛美歌で述べられたように新エルサレム(天国の隠喩)にはならず、地球上の文字通り地獄になったことを示している。
そして、このパンデモニウムのすべては、どうやら地下世界から出てきて産業イングランドを構築する幾多の労働者たちを得た一握りのエリート男性たちによってもたらされた。

その国の農民たちは、エリートの展望を現実にするために地獄のような条件で働いていた。
18世紀中の絶対君主の打倒と産業革命への活動が、「科学の枷を外す」ことと、「理性の新時代」を呼びかけた大東社フリーメーソンやバヴァリア・イルミナティなどの秘密結社によって大きく影響されたことは、今や確立された事実である。
その変革をまとめるシルクハットの男たちは、したがって、18世紀中に、新しい経済的、政治的、社会的システムを歴史的に生み出した秘密主義のグループに関連付けることができる。

その「パンデモニウム」の展開は、二つの非常に異なるグループを用いて描かれている:プロジェクトを決定し監督するエリート「思想家」と、現場で働き注文を受ける「労働者」。このすべてが、大衆を支配するエリートを表す古典的な象徴、イルミネートされた冠石を有する巨大な三角形によって取り囲まれたオリンピック・スタジアムで起こっている。

パンデモニウムの最終産物は、 「悪魔の工場」と煙を吐き出す7本の男根的煙突に満たされた一つの大きく乱雑な灰色の塊である。


子供たちを孤独に委ねる
式典の次の重要なシーケンスは、国民保健サービス(NHS)とグレート・オーモンド・ストリート病院(GOSH)に賛辞を送った。

そのセットは、病院のベッドの上にいる病気の子供と、イギリスの児童文学の登場人物を組み合わせて、それが『エクソシスト[The Exorcist]』からの主題で始まったとき、その開始からとても奇妙で暗い底意を有していた。『エクソシスト』は、念のために言えば、悪魔に取り憑かれた一人の子供についての映画である。奇妙な選択である。

(訳注:これですからね。これ↑)
そのシーケンスは、看護師から眠るように促された、病院のベッドの上にいる子供から始まる。 その後、J・K・ローリングが現れ、 「あなたが眠る前の2分間」に現実になるネバーランドをほのめかすピーターパンからの引用を読む。

それが意図的になされたかどうかについては言えないかもしれないないが、このセットの多くの要素は、大部分が、病院にいる傷つきやすい子どもたちとおとぎ話そして現実と虚構の境界線をあやふやにするという概念の混合物であり、すべて、マインドコントロールのプログラミングに関連している。

現実からの解離を誘導しながら、犠牲者たちが、「ネバーランド」に逃げるように告げられるように、『ピーターパン』の物語は、『オズの魔法使い』や『不思議の国のアリス』のように、マインドコントロールのプログラミングで多用されている。

ピーターパンを読んでいる子供。ページ上に、我々は、ベッドに縛り付けられた子供の・・・隣に立っている恐ろしいフック船長を見る? フランツ(フリッツ)·スプリングマイヤーによると、モナーク·プログラミングは、フック船長がハンドラーを表している 「ピーターパン·プログラミング」と呼ばれる技術を使用している。
J・K・ローリングの出現後、子供の背後を走って、彼らをたわごとでギョッとさせながら英文学からの悪鬼と悪役の大群が舞台に上った。。



あたかもこのヴォルデモート卿の巨大な姿の呪いの下にあるかのように、この少女のベッドが床から高く舞い浮かぶ。 これは強烈なトラウマによって生じさせられる解離を表すのか?

悪の登場人物たちが子どもたちを追いかける一方で、看護師たちは完全に動かず無力である。あたかも「エリートのマインド·コントロールが密室で起こっているときには、医療従事者は何もできない」と宣言しているかのように。幸いにも、大勢のメリー·ポピンズが降下してきて、恐ろしい登場人物たちをシッシッと追い払う。

(訳注:でも、どちらも黒装束)
その後、かなり不気味な巨大な赤ん坊が、ステージ上に現れる。

私がそう感じるだけかもしれないが、、その巨大な赤ん坊は額に大きな「分離」を持っているのだろうか?
病院の子供たちとおとぎ話との奇妙な組み合わせは、英国の文化の2つの重要な側面を組み合わせるために賢明な方法であり得たかもしれない。 それはまた、モナーク・マインドコントロールに言及する病んだ方法であり得る。 それについては、ミスター・ビーンを見せてみよう!
私の下に留まれ
国々のパレードの直前に、式典は、少なからぬ観客を混乱・困惑させた暗い一コマを提示した。 建前上は、7.7ロンドン爆弾事件の犠牲者たちに捧げられたが、それは暗い儀式の雰囲気を有していた。
また、もう一度、我々は闇の力によってに餌食にされている無垢な子供を目撃する。 キリスト教の賛美歌『私の下に留まれ』が、背景で演奏されているという事実にもかかわらず、そのパフォーマンスは、不気味な雰囲気を持っていた。あたかも、我々がある種のオカルト的子供の犠牲を目撃しているかのように。
そのセットは、太陽球に似た巨大なオレンジ色のボールの下で無我夢中で踊っているパフォーマーの集団で始まる。

その後、少年が現れるが、いくぶん途方に暮れ、混乱しているように見える。 ダンサーたちの一人がその少年に近づき、彼から貴重な何かを取っているように見える。


ダンサーは、少年から、彼の生命力あるいは多分彼の魂を表し得る架空のボールを取っている。
ダンサーがひとたびその子供の魂を取ると、彼はそれをもって彼を愚弄し、彼からそれを奪い去る。 少年はそれを取り戻すことを試みるが、それは無駄であり、彼は取り返すことができない。明らかに消耗してあきらめ、少年は彼の魂を盗んだダンサーを抱きしめる。

少年は、彼を食い物にした男を抱きしめ、そして最終的に「ダークサイド」に統合される。
セットの最後に、その子供はダンサーたちの中心におり、あたかも「自分はダークサイドに生まれ変わる」と言っているかのように、空中に手を上げる。

その不気味で不穏な様子については、選手たちを人前に出してみよう!
国々と炎
常にそうであるように、国々のパレードは、非常に整然とした方法で行われる。各々の国がアルファベット順に、別々にスタジアムに入りながら(我々はそれがいかに閉会式とは対照的であるか見るだろう)。 各々の旗はその後、トーと魔法の樫の木のふもとに置かれた。
それが一旦完了すると、式典は、全能の聖火(松明)と「決して死ぬことがない火」に焦点を当てた。 オリンピックの炎を運ぶ聖火の運び手の背後にあるオカルト象徴主義については、私の記事、『ロンドン2012:オリンピックの聖火リレーとプロメテウス』の中で論じた。よって、それは非常に重要ではあるが、この面については長々と述べない。そのショーは、オリンピック期間中存在する各国を表す花弁で構成されたオリンピック聖火台の点灯で終わった。

上から見ると、オリンピック・スタジアムは、その瞳が点灯されている巨大な眼に似ていた。
スタジアムの周りに常に存在するピラミッド型の構造体と組み合わさって、そのイベントは、イルミナティのエリートへの一つの大きな賛辞となった。 二週間後、閉会式は、もう一つ別のレベルにイルミナティの象徴主義を連れて行った。
続く
元記事は
The Occult Symbolism of the 2012 Olympics Opening and Closing Ceremonies
By VC August 17th, 2012
http://vigilantcitizen.com/vigilantreport/the-occult-symbolism-of-the-2012-olympics-opening-and-closing-ceremonies/




もっと素直になればいい。
以上は「さてはてメモ帳」より
オリンピックは世界にPRする絶好の機会です。イギリスは産業革命をはじめ、今日の世界を作る為にその基礎を作ったことをPRしています。そして今後の世界の方向に付いて予言しているようです。 以上
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