平家滅亡の経済学、日宋貿易の真相 (4/6)
しかしながら、ここでお知らせしなければならない事実があります。
実は、当時の平家はこれらのリスクを乗り越えていないのです。
平家に限らず、平安・鎌倉時代までの貿易は、これらのリスクを乗り越えるのではなく、すべて「回避」していたのです。
それは、一体どういうことか?
現代の常識では、貿易には、輸出者・海運会社・輸入者という三者が欠かせません。
例えば、中国の物を日本が輸入する場合は、次の形になります。
(輸出者) → (海運会社) → (輸入者)
中国企業 ○○汽船 日本企業
それが、当時の貿易は次のような形でした。
(輸出者) → (海運会社) → (輸入者)
宋商人 宋商人 宋商人
そうなのです。宋の商人がすべてを仕切っていたのです。
当時は、日本最大の貿易港・博多に宋商人が多く住んでおり「唐房(とうぼう)」と呼ばれる街を形成していました。
その宋商人の中心が、船の所有者である「博多綱首(ごうしゅ)」です。彼らは自らも船に乗り、日本との貿易のすべてを仕切っていたのです。
以上は「現代ビジネス」より
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