9月30日に「終末」を迎えるクレムリン宮殿
2012年09月10日
9月30日に「終末」を迎えるクレムリン宮殿

▲ クレムリン宮殿。
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(訳者注) タイトルの「終末を迎えるクレムリン」は、一応、文字通りのニュースなんですが、なんだか政治的な感じが漂っているのではないかと思いましたので、先にどんなニュースかを書いておきますと、「9月30日にモスクワのクレムリン宮殿で『最後の審判』というイベントが開催される」というものです。
最近、ロシア関係の報道で、
・「西側の大衆文化は悪魔に牛耳られており、米国はキリスト教を滅ぼそうとしている」: ロシアメディア
In Deep 2012年09月06日
・反プーチンではなく「反キリスト」としてのロシアでの象徴となりつつあるプッシーライオット
In Deep 2012年09月01日
というふたつをご紹介したことがありましたが、共に、現在のロシアとキリスト教の関係を強く思わせるものでした。そして、今回の『最後の審判』という国家レベルのイベントも、その名の通り、聖書にある最後の審判を「マルチメディアショー」として開催するのだそう。3Dのミケランジェロ画なんかも出てくるそうです。
そのことがロシアのイタルタス通信にたくさんの写真と共に出ていました。

▲ クレムリン宮殿でおこなわれるマルチメディアショー『最後の審判』。写真は、フランスのカンヌで初演された時のもののようです。演奏は、ロシア・フィルハーモニー管弦楽団がおこないます。
いろいろと西欧社会で言われ続けてきた『2012年』という年に、ロシアを象徴するクレムリン宮殿で「聖書に描かれた世界の終わりを国家的行事としておこなう」あたり、ロシアとキリスト教のいろいろを感じます。
ところで、最近になるまで知らなかったんですが、ロシア語のメディアを読んでいると、ロシアでは日本関係のフェスティバルがわりとよくおこなわれているみたいなんですね。
日本フェスもいろいろとおこなわれているロシアの今
今現在も、たとえば、サンクトペテルブルクでは、文化フェスティバル『サンクトペテルブルクにおける日本の秋-2012』なんていうのがおこなわれていたりするんですが、最も驚いたのは、「ロシアで、日本のアニメフェスティバルが行われている」ことでした。
フェスティバルの名は「オタクン」(ロシア語:
この響きにやや苦笑したものの、なんと今年で6回目を迎え、いろいろ読むと、ロシア国内の多くの場所からアニメファンたちが結集するようです。
開催されるロシアのリャザンという所のメディアに載っていたその記事を要約してご紹介します。
というもののようです。

▲ 昨年のオタクン会場。何かのコスチューム姿のロシア人の女の子。ranmaより。
ちょうど今頃、リャザンの街には上のような女の子たちがたくさん歩いていると思われます(残念ながら男も)。東京の原宿とかなら日常的な光景でも、ロシアでは「この時だけ」。確かに、ロシアで他にこういうイベントはあまりなさそうですし、広いロシア各地から「ロシアのオタクが大結集」ということになるようです。
ちなみに、「オタクンの公式サイト」もあって、ロシア語だけのようですが、こちらです。
リャザンという街はモスクワとわりと近い街のようでて、下の地図のAの場所がリャザン。

そして、本当にどうでもいい話ですが、リャザンを調べていたら、リャザンには「オカ川」という川が流れているそうで、ロシア語の表記は「
まあ最近は、どうも個人的にロシアが気になるせいか、ロシアの話題が多いですが、少なくとも米国などでも「国家レベル」で、最後の審判のイベントなどはおこなわないような気がしますが、そういうこともあり、取り上げました。
ところで、このショーの名前である「最後の審判」ですが、なんとなく曖昧ですので、 Wikipedia から「キリスト教についての部分」の説明を抜粋しておきます。
最後の審判
新約聖書にあるキリスト教用語である。キリスト教では、世界の終わりにイエス・キリストが再臨し、あらゆる死者をよみがえらせて裁きを行い、永遠の生命を与えられる者と地獄に墜ちる者とに分けるという。
カトリック教会では公審判の教義が保持されている。肉体が復活して魂と結び合わされた後に、公審判があるとされる。
ということだそう。
ではここから記事です。
イタルタス通信 (ロシア) 2012.09.08
マルチメディアショー 『審判の日』が 9月30日にモスクワで開催される
モスクワの劇場協会が、この時代のための最も偉大なプロジェクトに向けて準備を進めている。
それは、クレムリン宮殿で 2012年 9月30日に開催されるショー『審判の日』だ。
『審判の日』は、偉大な音楽家ヴェルディのレクイエムや、システィーナ礼拝堂のミケランジェロのフレスコ画の光のインスタレーションによって組み合わせれて表現される珍しい試みとなる。
ヴェルディのレクイエムは、モスクワのロシア・フィルハーモニー管弦楽団の交響楽団によって演奏され、また、ロシアを代表するタチアーナ・ パヴロフスカヤをはじめとした数々のオペラ歌手によってのオペラが進行する。
システィーナ礼拝堂のミケランジェロ画のような世界文化の再興傑作である古典的な芸術と新しい映像技術である3D画像システム(3次元映写システム)の出会いは、まさにテクノロジーとアートが出会う場所ともなる。
この『最後の審判』は、かつて、ロシア国内ではなく、カンヌ国際映画祭のメイン会場として知られるフランスの「パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ」で1度だけおこなわれたことがある。
そして、今回のロシアのクレムリン宮殿でおこなわれる『審判の日』は、今年最も重要で活気のあるイベントのひとつとなるだろう。
光と音楽の融合は素晴らしい体験を与えてくれるはずだ。
[最後の審判]に関連した過去記事:
2012年にスペインで生まれた「新しいキリスト像」の価値観が瞬く間に世界を席巻
2012年08月27日

世界中で響き渡る音から「ヨハネの黙示録」の天使のラッパを考える
2012年02月21日

世界的な科学者の素朴な疑問『どうして 110億年前の銀河がすでに完成した形なのか?』
2012年03月31日

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[1年前の In Deep ]
2011年09月11日の記事
・NASA フェルミ望遠鏡が提示した事実: ガンマ線バーストの発生源の3分の1は「完全に不明」
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[2年前の In Deep ]
2010年09月10日の記事
カンガルーの「自殺」
以上は「IN DEEP」より
ロシア・クレムリンでこのようなことが行なわれるなどは、従来の考えからは想像もできません。現実はかなり変化しているようです。これらの面では、米国より開放的であります。今の米国ではとても考えられません。広場でダンスもできないような警察国家となっています。今では、米国とロシアが反対になっているようです。自由なロシアと警察国家の米国です。変われば変わるものです。 以上
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