イラン:三億ドルの防空ミサイル基地の建設開始
イランのナタンツの核施設に装備されている対空砲
◆8月23日
イランの核施設に対するイスラエルの攻撃の可能性が語られて久しい。イスラエルとアメリカは軍事的オプションは常にテーブルの上にある、と言って軍事攻撃の可能性を否定していない。特にイスラエルは今年10月頃が怪しいなどとまことしやかにささやかれている。
このようなイスラエルやアメリカのイラン攻撃の可能性に対して、イラン自身はその防空システムを強化することで攻撃を阻止しようとしている。従ってイスラエルがたとえイランを攻撃したとしても、何処まで効果のある攻撃が可能かという疑問が残る。またイラン側からの反撃でイスラエルもダメージを受けることは間違いない。
このROCKWAY EXPRESSでは、イスラエルがイランを攻撃すれば、それがイスラエルの終わりの始まりになる、と指摘してきた。今もその内容に変化はない。従って、イスラエルもアメリカもイラン攻撃はしない、という選択肢をとることが身の為である。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●イラン:三億ドルの防空ミサイル基地の建設開始
http://www.timesofisrael.com/iran-begins-construction-of-300-million-anti-aircraft-missile-base/
【8月21日 By Ron Friedman and AP】
イランの核施設に対するイスラエルの攻撃の可能性が語られている中、イランは最新式の防空ミサイル基地の建設に取り掛かった。
この新しい基地は、イラン南方のアバディー市近くに位置しており、3億ドルの費用が見込まれていて、6000名の要員が住み込み7大隊が駐屯する、と21日ファース通信社が報じた。
ハタム・アル・アラビア防空基地副司令官のモハマド・ホセイニは、イラン最大のこの基地は、イランで一番の軍事訓練センターが付属して作られると語った。
先月、ある防空司令官が、イランの防空部隊とシステムは考えられる敵からの空襲を撃退する用意ができていると語った。
21日には又、イランのアハマディネジャド大統領が数週間前に発射テストをした、地対地弾道短距離ミサイルの改良版の存在を明らかにした、とイラン国営通信社は伝えた。
ファティ-110ないしは征服者と名づけられたミサイルの発表式で、アハマディネジャドは国防関係高官らに、イランは防衛テクノロジーを「攻撃的意味ではなく防衛的な意味で」開発していきたい、と語った。
「我々はこれを近隣諸国や世界の征服や、支配のために開発しているのではない。攻撃的な意味で求めているのではない」と語ったと国営テレビ放送は伝えた。
イランはアメリカとイスラエルを潜在的敵国とみなしている。どちらもイランの核計画施設に対する軍事攻撃の可能性を除外していない。彼らはこの核計画は核兵器開発だと主張している。イランはこの計画は平和目的のものだ、と言っている。
IRNA通信は21日、ファティ-110の新バージョンはより早い発射能力、より長い寿命、悪天候でも使用できる能力を有していると報じた。このファティ-110ミサイルはイランでここ10年にわたって配備されてきた。
イランは8月初旬、このミサイルの発射テストを成功裏に行ったと主張した。ファティー110は300kmの射程で陸上および海上の標的に対してより正確に攻撃できるよう改良されたという。
1992年以来、イランは自前の軍事計画を作成している。国防関係の指導者らは、未来の戦争は空と海で起きるだろう、そしてイランはそのような将来を見越して防空システムと海の戦力を強化してきた、と語った。
イランはミサイルの性能の向上を目指してきた。今ではイスラエルと中東のアメリカ軍基地が標的として捉えられるようになっている。米国防総省は6月にレポートを出している。それにはイランでミサイル・テクノロジーがかなり進んでいることを指摘している。イランのミサイルが正確さと発射能力を改良してきていることを認めている。
アハマド・ヴァヒディ国防相は、2013年3月のイランの暦で新年までに新世代戦闘機、ミサイル、無人飛行機、潜水艦を配備することになるだろう、と語った。
イランの言っている軍事的な進展はイランが技術的な詳細を発表しないので客観的に確かめることはできない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
以上は「ROCKWAY EXPRESS」より
イスラエルが何時イランを攻撃しても不思議でない状況なので、イランは本格的に防衛しだしているようです。米国の大統領選の前後が一つの時期と見られますので、注意が必要です。時期を同じくして極東でも紛争を引き起こす恐れがありますので、十分注意が必要です。「3.11テロ」等を引き起こした悪魔の連中は、虎視坦々とこの機会を狙っているのです。日本の売国奴たちの動きにも注意が必要です。 以上
« 驚愕!パナソニック本社部門7,000人から150人に削減 | トップページ | ヒッグス粒子発見:すぐには役に立たぬが金を出す意義(2/4) »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- あれも戦争、これも戦争。複雑化する世界大戦の中、「中国の台湾侵攻が6カ月以内に起きる」という情報筋の話(2025.04.20)
- 様々な問題の責任を支配者以外の全員のせいにするよう我々は騙されている(2025.04.01)
« 驚愕!パナソニック本社部門7,000人から150人に削減 | トップページ | ヒッグス粒子発見:すぐには役に立たぬが金を出す意義(2/4) »
コメント