ユダヤロビーの敗北
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★ユダヤロビーの敗北
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11月6日に米国の大統領選挙でオバマの再選が決まった直後、イスラエル
の諜報機関モサドが、インターネット上でエージェント(スパイ)の新規募集
を開始した。勝利を象徴する画像がつけられた募集のページが不気味な雰囲気
を醸し出していたこともあり、イスラエルでは「モサドは、かつて(ケネディ
の時)のように、イスラエルの意にそぐわない米大統領(オバマ)を暗殺しよ
うと殺し屋探しを始めたのかも」と言われているという。
http://www.roitov.com/articles/obama2.htm
Obama's Victory Shocks Israel
ユダヤ陰謀論好きが多い日本ではモサドのオバマ暗殺計画を真に受ける人が
多いかもしれないが、イスラエルではこの話が冗談・皮肉として発せられてい
る。イスラエルの右派勢力がオバマの勝利に衝撃を受けている様子を象徴する
政治寓話として、この件が紹介されている。イスラエル右派の間では、暗殺話
が出るほどオバマが嫌われている(だから本気で暗殺するかも、という考え方
ができなくもないが)。
http://www.huffingtonpost.com/2012/11/07/obama-re-election-netanyahu_n_2087591.html
Obama Re-Election Spells Trouble For Netanyahu
ネタニヤフ首相ら政界中枢とイスラエル右派の多くはロムニーが勝つと予測
し、オバマの勝利にショックを受けた。特にネタニヤフ首相は、9月からロム
ニーを公然と支持する姿勢を示し、オバマとの関係が悪化してもかまわない態
度だったので、今後の米政府との関係をどう修復するか困窮している。
http://www.ft.com/cms/s/0/44dc1346-0574-11e2-9ebd-00144feabdc0.html
Netanyahu's red lines mark split with US
ネタニヤフの側からだけでなく、オバマも9月のニューヨークの国連総会の
傍らでネタニヤフと2者会談することを断るなど、オバマの側からもネタニヤ
フを疎んじた。当時、米イスラエルのマスコミは「イスラエルと対立するなん
てオバマは馬鹿だ。これで再選の望みを失った」と書き立てた。
http://www.haaretz.com/even-if-he-s-got-a-point-obama-is-wrong-to-snub-netanyahu.premium-1.464337
Even if he's got a point, Obama is wrong to snub Netanyahu
だが実際には、懸念されていたユダヤ票の離反が起きなかった。米国のユダ
ヤ系は伝統的に民主党支持で、オバマは前回08年選挙でユダヤ票の74%を
得た。オバマは今回ユダヤ票の69%を得ており、5%の減少だったが、この
減少度は、米国の他の系統のマイノリティ層のオバマ支持の減少率と同程度だ。
ユダヤ系だけが離反したのではない。得票率は下がったが、オバマは再選された。
http://www.huffingtonpost.com/2012/11/07/jewish-voter-exit-polls_n_2084008.html
Jewish Vote Goes 69 Percent For Barack Obama: Exit Polls
イスラエルのネタニヤフ首相や、リーバーマン外相ら右派勢力がロムニー当
選を確信していたのは、ネタニヤフやリーバーマンの政治顧問をしてきた米共
和党の選挙参謀でもあるアーサー・フィンケルシュタイン(Arthur Finkelstein)
が、ロムニーの当選が確実だと予測していたからだ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Arthur_J._Finkelstein
Arthur J. Finkelstein From Wikipedia
今回の選挙でロムニーや共和党議員候補に最大の資金援助をした、ラスベガ
スやマカオで賭博場を経営する米国屈指の大富豪シェルドン・アデルソン
(Sheldon Adelson)も、フィンケルシュタインからのアドバイスをもとに、
ロムニー勝利を信じて動いていた。フィンケルシュタインもアデルソンもユダ
ヤ人だ。イスラエルのネタニヤフやリーバーマンも、以前からアデルソンから
資金援助され、フィンケルシュタインを選挙参謀として使っていた。
http://forward.com/articles/165546/tough-night-for-sheldon-adelson/
Tough Night for Sheldon Adelson, Mogul's Candidates Mostly Fail To Win
http://en.wikipedia.org/wiki/Sheldon_Adelson
Sheldon Adelson From Wikipedia
フィンケルシュタインは、得票予測や広告戦略など米共和党の選挙に40年
以上関わり、冷戦後はイスラエル、東欧、カナダなど、米国外の保守政治家の
選挙参謀も手がけてきた。彼は今回の米大統領選挙に際し、フロリダ、オハイ
オなど激戦州(スイング・ステーツ)のすべてでロムニーが勝ち、総得票率で
もロムニーがオバマより4%勝ると予測し、ネタニヤフやアデルソンはこの予
測を信じて共和党に賭けた。だが実際のところ、ロムニーが勝てた激戦州は一
つだけで、総得票率もオバマの方が2%上回った。この6%の誤算が、イスラ
エルを国家的な窮地に追い込んだと報じられている。
http://www.haaretz.com/weekend/week-s-end/betting-on-the-wrong-horse-the-night-benjamin-netanyahu-will-not-soon-forget.premium-1.476406
Betting on the wrong horse: The night Benjamin Netanyahu will not soon forget
米国の大統領選挙はこのところいつも僅差で予測が難しい。それなのにネタ
ニヤフが国運を一方の候補だけに賭けるという、イスラエル史上前代未聞のリ
スクを取った理由は、アデルソンという政治資金源と、フィンケルシュタイン
という政治顧問が一体になってイスラエル右派に入り込んでいたからだろう。
後から考えれば、馬鹿馬鹿しい賭けだった。
http://sabbah.biz/mt/archives/2012/11/09/netanyahus-nightmare/
Netanyahu's Nightmare
米イスラエル関係が悪化するとともに、米政府内から「イスラエルこそ米国
の国益にとって最大の脅威だ」とする報告書が、大統領選挙前に静かに出され
ていたとの指摘がある。CIAなど米政府の16の諜報機関が共同でまとめた
という。イスラエルは米国内でスパイ活動や武器持ち込みをやっており、シオ
ニストは米国の国益に反しているとも書いている。イスラエルがイスラム諸国
と戦争して国家消滅することを示唆して「イスラエル後の中東への準備」と題
する報告書だという。これらの指摘は現実を的確に言い表している。報告書の
存在が事実だとしたらすごいことだが、米当局が本当にそんな題名の報告書を
出すとも思えず、嘘くさい感じもする。
http://fromthetrenchesworldreport.com/an-82-page-analysis-concludes-that-israel-is-currently-the-greatest-threat-to-us-national-interests/22135/
An 82-page analysis concludes that Israel is currently the greatest threat to US national interests
http://www.foreignpolicyjournal.com/2012/08/28/us-preparing-for-a-post-israel-middle-east/
US Preparing for a Post-Israel Middle East?
もし報告書の存在が事実だとしたら、CIAなど米国の諜報機関と、イスラ
エルや在米右派との激しい暗闘が起きているはずだ。最近、CIAのペトラウ
ス長官が不倫発覚で辞任したが、あの辞任は、CIAとイスラエル右派との戦
いの一環なのかもしれない。少なくともペトラウスは、以前からイスラエル右
派を批判する発言をしていた。
http://desertpeace.wordpress.com/2012/11/10/was-petraeus-brought-down-by-his-secret-love-life-or-by-aipac/
Was Petraeus brought down by his secret love-life or by AIPAC?
米国が「テロ戦争」の一環で中東のイスラム主義を扇動し、イスラム側とイ
スラエルとの対立が強まった結果、イスラエルでは世論が右傾化してリベラル・
穏健派への支持が減り、右派連立政権を組むネタニヤフは一人勝ちの状態だ
った。ネタニヤフは、優勢が続いている間に権力を固めておくことを決め、
10月初旬に議会を解散し、来年1月に総選挙を行うことにした。しかし、この
戦略もフィンケルシュタインの発案だった。フィンケルシュタインは、ネタニ
ヤフの圧勝を予測しているが、この予測に対する信頼性も揺らぎ出している。
オバマ当選後、イスラエル政界も先行き不透明な状態に陥った。
http://www.haaretz.com/news/national/netanyahu-stands-unchallenged-in-israel-s-political-landscape.premium-1.468957
Netanyahu stands unchallenged in Israel's political landscape
イスラエル右派は1970年代から米政界を牛耳ってきた。オバマも議員だ
った時代から、イスラエルに気をつかってきた。大統領選への出馬表明後の
08年7月には、大統領候補としてイスラエルを訪問し、オルメルト首相と会食
したり、イスラエル政府のヘリコプターで遊覧飛行したりしている。今回の選
挙戦でロムニーは「(私は行ったが)オバマはイスラエルに行っていない」と
批判したが、イスラエル政府は選挙後、08年のオバマのイスラエル訪問につ
いて改めて指摘し、イスラエル政府はロムニーも乗せなかったヘリにオバマを
乗せて歓待したことを、いまさらながらに発表した。
http://www.haaretz.com/weekend/week-s-end/betting-on-the-wrong-horse-the-night-benjamin-netanyahu-will-not-soon-forget.premium-1.476406
Betting on the wrong horse: The night Benjamin Netanyahu will not soon forget
http://tanakanews.com/090605israel.htm
反イスラエルの本性をあらわすアメリカ
オバマはこれまでイスラエルに気をつかってきたが、今回イスラエルに頼ら
ず勝ったオバマは、今後4年間、イスラエルに気兼ねせずに外交戦略を進めら
れる。米大統領は一回しか再選が許されないので、今のオバマのような2期目
の大統領は、再選を左右するイスラエルや軍産複合体に気兼ねせず思い切った
政策を手がける傾向にある。オバマ再選は、脅しやスキャンダルをつかって米
政界の全体を何十年も牛耳ってきたイスラエルにとって恐るべきことだ。イス
ラエルと組んで米政界を動かし、中露などを敵視する冷戦型の世界体制を維持
して米国の覇権を維持してきた軍産複合体にとっても同様だ。
http://www.nytimes.com/2012/11/08/world/middleeast/netanyahu-rushes-to-repair-damage-with-obama.html
Netanyahu Rushes to Repair Damage With Obama
オバマはもともと、前任のブッシュ政権が悪化させた中東などイスラム世界
との関係を対話によって改善することを目標に掲げて大統領に就任した。2期
目には、これまでひかえてきたイランとの対話を進める可能性が高い。オバマ
陣営の政治顧問であるエマニュエル・シカゴ市長は、今回の選挙前に、オバマ
が当選したら、イスラエルの防衛のことも考慮しつつ、イランと対話すると発
表している。
http://edition.presstv.ir/TextOnly/detail.aspx?id=271135
`US to become more flexible toward Iran'
http://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-4297668,00.html
Rahm Emanuel: Obama will protect Israel, deal with Iran
オバマは、地元シカゴの腹心であるイラン系の女性弁護士を特使に据え、す
でにイランとの秘密交渉を開始していると報じられている。12月にイランと
米欧露中(P5+1)が核問題の交渉を再開するが、その一環として、もしく
は前後して、米イランの2国間会議が始まる可能性がある。イラン側も、これ
まで続けてきた20%のウラン濃縮を停止し、融和的な態度をとっている。
(20%濃縮は、欧米による制裁によりイラン国内で払底していた医療用アイ
ソトープの製造用で、すでに十分な量が確保できたので、米欧との協議がなく
てもイラン側は濃縮を停止しただろうが)
http://news.antiwar.com/2012/11/05/senior-obama-adviser-leads-secret-talks-with-iran/
Senior Obama Adviser Leads Secret Talks With Iran
http://refreshingnews99.blogspot.in/2012/11/iran-suspends-uranium-enrichment-program.html
Iran suspends uranium enrichment program
もともと「イランが核兵器を開発している」という話は、イラク侵攻前の
「イラクは大量破壊兵器を開発している」という話と同様、イスラエル右派と
軍産複合体が米政界を動かしてでっち上げた濡れ衣だ。でっち上げにマスコミ
が荷担する先進諸国以外の、BRICSや途上諸国では、2年ほど前から、イ
ラン核問題が米主導の濡れ衣だと暴露されている。今回の選挙前には、米大統
領府が主導し、米イスラエルの諜報機関と軍、国連IAEAが、イランは核兵
器を開発していないという見方で合意している。オバマの米国が濡れ衣を捨て
てイランと和解する準備が、水面下で進んでいる。
http://fcnl.org/issues/iran/us_israeli_intelligence_officials_iran_is_not_pursuing_nuclear_weapons/
U.S. & Israeli Officials: Iran is NOT Building Nuclear Weapons
http://tanakanews.com/100519nuclear.htm
善悪が逆転するイラン核問題
オバマがイランと対話に入り、イラン核問題の濡れ衣性が暴露されていくと
ともに、イスラエルがイランを空爆して米軍を対イラン戦争に巻き込む構想も
実現が困難になっている。イランが核兵器開発していないのなら、イランを空
爆する大義も失われ、空爆は正義でなく、逆に不法な侵略行為になる。最近、
米政府が英政府に「イランを空爆するときにインド洋や中東の英軍基地を貸し
てくれるか」と尋ねたところ、英政府が「イラン空爆は国際法に反しているの
で貸せない」と断ったと報じられ、英政府もこの件を部分的に認めた。英国は、
米国に追従して違法な侵略をしてしまったイラク戦争の二の舞を恐れている。
イラン空爆の可能性は激減している。
http://news.antiwar.com/2012/10/26/britain-talks-under-way-on-us-using-bases-for-iran-attack/
Britain: Talks Under Way on US Using Bases for Iran Attack
イランが核兵器の濡れ衣から解放されそうなのと対照的に、今後の中東で問
題になりそうなのがイスラエルの核兵器だ。イスラエルは米仏などの技術を借
り(盗み)、200発以上の核兵器を持っており、NPTやIAEAといった
核の国際秩序への参加と査察を拒否している。これまでイスラエルは米国の覇
権に守られていたので、不法な核兵器保有を世界から黙認されてきた。
http://www.tanakanews.com/100604israel.php
北朝鮮と並ばされるイスラエル
だが今後、オバマの米国が実質的なイスラエル支持を減少させ、イスラエル
に敗北してきたアラブ諸国や、核の濡れ衣を解かれたイランが「中東非核化」
のお題目のもと、逆襲的にイスラエルに核廃棄を求めるようになっている。こ
れまでイランを非難するために使われてきた「中東非核化」の構想が、そっく
りそのままイスラエル非難に転用されている点が、近年の国際政治が包含する
妙味であり興味深い。最近では、米国の外交戦略の奥の院であるCFRのフォ
ーリンアフェアーズ誌も「イスラエルは核を廃棄してイランと対話した方がい
い」と言い出している。
http://www.foreignaffairs.com/articles/138224/uri-bar-joseph/why-israel-should-trade-its-nukes
Why Israel Should Trade Its Nukes - Stop Iran's Centrifuges by Accepting a Nuclear-Free Middle East
今年は5年に一度のNPT会議の年であり、それに合わせてアラブがイスラ
エルに核査察を求める交渉を始めようとしている。イスラエルは交渉に参加す
ると言っていたがドタキャンした。いつまで交渉を拒否できるかが今後の関心だ。
http://www.haaretz.com/news/diplomacy-defense/talks-between-israel-neighbors-on-nuclear-free-mideast-called-off-diplomatic-sources-say-1.476555
Talks between Israel, neighbors on nuclear-free Mideast called off, diplomatic sources say
少し前まで米政界を圧倒的に支配していたイスラエル右派や軍産複合体は、
今回の選挙で敗北を喫している。大統領選挙だけでなく、上下院の議会選挙で
も、イスラエル右派や大富豪アデルソンが支援した共和党の候補者たちが何人
も民主党候補に破れた。米国のイスラエル系の政治団体として、これまで米政
界を牛耳ってきた右派のAIPACに対抗するかたちで、リベラル派のJスト
リートが台頭している。今回の選挙で、AIPAC系の候補者に落選が目立っ
たのと対照的に、Jストリートが支援した候補の7割が当選した。米政界でイ
スラエル右派が再起するのは無理だとの見方もある。敗北した共和党が今後ど
う変身していくか(もしくはこのまま衰退して米国の二大政党制が崩れるか)
が、そのカギを握っている(この件については改めて書く)。
http://poorrichards-blog.blogspot.fr/2012/11/loser-of-2012-us-election-zionist-lobby.html
Loser of 2012 US election: Zionist lobby
Jストリート系の候補者の多くは、イスラエルとパレスチナが和解してパレ
スチナ国家を創建する「2国式」の解決方法を支持している。イスラエルでは、
ネタニヤフの右派連立政権が2国式に強く反対する半面、最近人気がなかった
リブニやオルメルトといった中道派が2国式を支持している。米国でイスラエ
ル右派が衰退し、オバマがイランと和解すると、イスラエルもパレスチナ人や
アラブ諸国と和解せざるを得なくなる。これは歴史的な転換になる。
http://tanakanews.com/120907NAM.htm
自立的な新秩序に向かう中東
優勢だったはずの右派が、お粗末な予測違いによって劣勢に転じ、米国が中
東での覇権を失うとともにイスラエルが不利になる構図は、イスラエル右派の
一部だったブッシュ政権のネオコンが挙行したイラク侵攻の前後と同じ展開だ。
イラク侵攻は、米国の覇権とイスラエルによる支配を壊し、世界の体制を資本
家好みの多極型に転換するため、親イスラエルのふりをした反イスラエルの
ユダヤ人勢力が意図的にやったことだと私は考えている(英国覇権の創設と米
国への覇権移転はユダヤ資本家の策略だが、同時に多極型の覇権体制によって
新興諸国主導の世界経済の発展を引き出そうとしているのもユダヤ資本家だ)。
http://tanakanews.com/f0622israel.htm
イスラエルとロスチャイルドの百年戦争
http://tanakanews.com/080228capital.htm
資本の論理と帝国の論理
この構図に当てはめるなら、イスラエル右派が今回の選挙でロムニーの勝利
を間違って確信し、米国とイスラエルの両方を大転換させようとしているのも、
意図的な予測違いだった可能性がある。誰が「騙し」をやったのか明確でなく、
フィンケルシュタインやアデルソンも、その背後にいる米共和党の重鎮に間違
った予測を吹き込まれていたのかもしれないが、ネタニヤフらイスラエル右派
は、騙されて劇的な失敗に陥れられたという考え方ができる。
オバマがイランと和解するとなると、米国の和解の相手はイランだけでなく
中国やロシアにも拡大する可能性が大きい。従来のオバマは「アジア重視」と
いう名の中国包囲網を戦略としてきた。だが、かつて同じ民主党のクリントン
大統領が2期目に大きく中国にすり寄ったのと同様、オバマも2期目は、中露
に接近する政策に転換し、覇権の多極化を容認する姿勢になるかもしれない。
そうなった場合、中国敵視策で対米従属の国策を維持しようとする日本にとっ
て大きな脅威だ。
以上は「田中 宇氏」ブログより
今後の米国とイスラエルの関係がどのように変化するのか注目されます。以上
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